保育園の卒園式はいつ?服装と歌のおすすめ6選と準備10項目を解説

保育園の卒園式と言えば、年長児を見送る大事な行事です。

最後のお別れのために先生たちも準備をしなければなりません。

しかし、卒園式の準備はたくさんしなければならないことがありますし、決めなければならないこともありますので大変です。

特に担当になった先生は当日を迎えるまで緊張しっぱなしになってしまいますね。

この記事では保育園の卒園式の日程、卒園式の準備をすべき項目10個、一日の流れ、おすすめの歌がわかります。



保育園の卒園式はいつ?一日の流れと服装と歌 準備とねらいを解説

保育園の卒園式はいつ行うのでしょうか?

これは保育園によって考え方が異なるのですが、平日に行うパターンと土日に行うパターンとなります。

平日だと、金曜日など週末に行うことが多いですが保育園という施設は「仕事をしている両親」が多いため、平日にするというところは少なく土日に行うケースが70%程度を占めています。

平日の場合の注意点は「卒園児の中に絶対に来れない人がいないか」をよく確認する必要があります。

土日の場合は保護者の人も休みやすいためそこまでの心配はありません。

保育園の卒園式はいつがよい?日程は園によって異なる

卒園式の日程は公立は市役所が開いているときと合わせるためどうしても「平日」が多い印象です。

それに対して私立の場合は土日などの休日に保護者のことを考えているケースが多いため園によって大きくことなります。

2020年度だと平日は3月22日(月)~27日(土)までの週が最もおおいでしょう。

土日に場合は20日(土)、21日(日)にする保育園と27日(土)、28日(日)のいずれかに行う園が多いです。

保育園の保護者のことを考えると私は「日曜日」が最も最適だと思います。

平日の場合は保育園の先生も通常に保育があるため卒園児を見送れませんので、その点も含めて土日にする可能性が高いです。

保育園の卒園式のねらいとは?

保育園の卒園式のねらいについても書いていきましょう。

・卒園する喜びを感じ、小学校へ進学する喜びを感じる。

・保育園生活最後の姿をお世話になった方々に見てもらう。

・立派に成長した姿をたくさんの人に披露する。

・保育園最後の行事に自信をもって取り組む。

保育園の行事としては最後の姿となるため、子供達にとっても先生たちにとっても感慨深いものとなります。

保育園の卒園式の一日の流れを解説!日案を作成しよう

次に卒園式の一日の流れを紹介します。

保育園の式典なので、開始時刻は10:00ごろから開始をします。

一般的な流れは以下の通りです。

1.園児入場:園児の入場です。花道を作って一人ずつ入場します。

2.開式の言葉:開会の言葉を司会より行います。

3.卒業証書授与:園児一人ずつ卒園証書をもらいます。呼ばれる順番は「あいうえお順」もしくは「誕生日が早い順」です。

4.園長先生の式辞:園長先生より卒園に対するお祝いの言葉があります。祝辞と呼んだりもします。

5.来賓や保護者の方のあいさつ:来賓の方、保護者の方の代表に挨拶をいただきます。

6.卒園児のお別れの言葉:卒園児がお別れの言葉を先生や保護者、保育園に伝えます。この時に一曲歌うこともあります。

7.在園児のお別れの言葉:在園児である年中クラスが代表して卒園式に出席します。お別れの言葉と歌を披露します。

8.卒園の歌:園児より最後の卒園の歌になります。ここでは感動的なことが多いです。

9.先生たちからお祝いの歌:先生たちからも子供へ向けて歌を歌います。定番の歌が決まっている園もあれば毎年決める園もあります。

10.閉式の言葉:卒園式は終了です。司会より終了の挨拶を伝えてもらい園児一人ずつ花道を通って退場をしていきます

11.記念撮影:園児が全員退場したら卒園式の出席者全員で写真を撮影します。

あくまでも一般的な流れですので、園によっては合奏を取り入れたりする場合もあります。

私の園は年中児が卒園児退場の時に「勇気100%」を合奏するというのが定番で、4歳児の担任のときは苦労しました。

卒園式の謝恩会はするの?

保育園の卒園式終了後は謝恩会を行う園も多いです。

謝恩会とは「卒園児や5歳児の担任を囲んで食事をする場」です。

食事をしたり、ざっくばらんに写真を撮影したりする場で緊張が解けた状態で行う園もありますし、全くしない園もあります。

準備は保護者主体で行うことが多く、5歳児の保護者が数名リーダーとなって開催をしますね。

その時に卒園児より園に何らかのプレゼントを寄贈したり、卒園児の担任の先生にプレゼントを渡したりします。

→ 卒園で先生へ贈るプレゼントのおすすめ9選!メッセージで泣かせよう

保育園の卒園式の歌のおすすめ6選

卒園式の歌は何にしようか迷います。

これは保育園の5歳児の担任にある大きな問題ですね。

毎年同じ歌を定番で披露する保育園もありますし、担任が決める場合もあります。

それは園の考えによるのですがし歌を何にしようか迷っているのならば参考にしてください。

おすすめの卒園式の歌

ここでは卒園児が歌うおすすめの歌を紹介します。

歌は色々とありますが、定番のものを用意しました。

1.ありがとうさようなら

2.新しい明日へ

3.ビリーブ

4.さよなら僕たちのようちえん

5.ありがとうの花

6.大きくなったよ

私のおすすめはやはり4のさよなら僕たちの幼稚園です。

1.ありがとうさようなら


昔からある定番の卒園ソングです。

子供達も歌いやすい歌ですし、今はあまり歌われていない歌だからこそ選んでもよいでしょう。

お世話になった先生、ときにはケンカをした友達や毎日過ごした園舎のことをうたう歌です。

卒園式の最後に聞くと涙がとまりませんね。

2.新しい明日へ

これは保護者を泣かせる歌として最適です。

小さな我が子がこれだけ大きくなったのは・・・というところはもう涙ものです。

保育士も小さなころから子供を見ていたのならばついつい泣いてしまいますよね。

3.ビリーブ


ビリーブも卒園式の定番の歌ですね。

ずっと一緒に過ごしてきた友達のことも考えている歌です。

この曲を卒園式で歌われたら涙がとまりませんね。

4.さよなら僕たちのようちえん


コチラは卒園式の定番の歌です。

どの園でもここ7年くらいで定番化をした歌で、私もこの歌で何度も泣いてしまいました。

卒園児がいなくなるというのはとてもさみしさを感じられる歌ですね。

芦田愛菜主演ドラマ「さよならぼくたちのようちえん」が放送されたことで、知名度が一気に上がった歌です。

5.ありがとうの花

ピアノの曲が心地よい歌です。

少しリズムがとりにくい歌ですが、みんなの笑顔や思い出を歌にしているものです。

ありがとうの花の意味を子供達も理解すると、より伝わる歌です。

6.大きくなったよ

これは東京生まれのシンガーソングライターの入倉さんが作った歌です。

入園をしたころの服装やピカピカの持ち物などが感じられる歌をはなっています。

歌を聞きながら子供達との思い出が走馬灯のように出てくる歌ですね。

保育園卒園式の準備一覧とスケジュールを解説!10つの項目をチェック

次に保育園の卒園式のに準備すべき項目を書いていきます。

卒園式の担当になるとたくさんの準備、卒園式までにしてもらうことの依頼などしなければなりません。

もちろん、大きな行事なので抜け漏れは絶対に許されませんので慎重に行う必要があります。

保育園の卒園式の準備の担当になったら以下の10項目を必ずチェックしましょう。

1.卒園証書の準備

まず、一番重要な卒園証書の準備です。

卒園証書には「園児名」「園児の生年月日」「通った期間」などを書き込むのが一般的です。

一人ずつ担任と一緒にチェックをし、間違いは絶対にないようにしましょう。

園によって業者に依頼をする、園ですべて手書きするなど異なりますので園の伝統にしたがいましょう。

2.会場の準備

会場の準備も大変です。

新しい園でない限りは、今まで培ってきた卒園式の会場つくりは流れというものがありますのでそれに従って準備をしましょう。

壁面制作や風船を使って飾る園が多く、正面には「卒園式」と式台は必ず必要です。

花道には花を準備しなければなりませんので、花屋への依頼も必要になります。

会場の全体像を作ってから依頼をする内容を項目で分けると分かりやすいです。

3.BGMとピアノの担当者

卒園式のBGMはとても大事です。

感動をさせるための曲を選曲しましょう。

ここは卒園式の担当になった先生の腕の見せ所になりますし、昔から使っている曲があればそれをつかいましょう。

中にはBGMはすべてピアノで流すと園でこだわりを持っている場合もありますので、それは従います。

また、歌や曲によって先生を分ける場合と卒園式で弾く先生はすべて同じにする場合もありますので誰にピアノを依頼するのかをよく考えて依頼してください。

式典なので保育園でのピアノが上手な先生が担当するケースが多いですね。

4.進行表と役割の担当振り分け!司会は主任に依頼

進行表などの指導案を作り、それの担当の振り分け、司会を決めます

司会は保育園での主任が行うことが多いため、毎年の流れのまま依頼をします。

あとは花を並べる、会場撮影、卒園児入場時のスライド作成などやることがたくさんありますので、その担当を決めて担当に伝えましょう。

担当を決める際に「締め切りと報告義務」を伝えると卒園式の担当としてはやりやすいです。

「できてますか?」「いつまでにいけますか?」と何度も聞きに行く方が大変なので・・・。

5.在園児である4歳児の担当を担任へ伝える

在園児の代表として出席をする4歳児の担任には早めに準備を依頼しましょう。

園によっては歌を披露する、合奏をするなど特色がありますので準備に時間がかかる場合もあります。

その時のために先に伝えておくと担任も準備がしやすくなりますので「1月~2月初旬」には準備依頼と主任や園長と会議をする場を持ちましょう。

6.園長や来賓 保護者の代表挨拶の依頼【例文を渡そう】

次に園長先生や来賓、保護者挨拶など卒園式で実際に挨拶をしてもらいます。

園長先生は口頭でお伝えしておけば問題はありませんし、来賓に関しても挨拶をしていただくならば口頭でお伝えしましょう。

保護者の代表挨拶に関しては保護者の人には経験もないため、例文や過去の挨拶などを渡してあげると丁寧です。

7.先生たちから卒園児へ贈る歌の決定

あとは先生から卒園児へ向けて歌を披露することがあります。

これは園によって異なりますが、子供達の晴れ姿にずっとお世話になった先生たちからも歌を披露してあげると良いですね。

練習をする日も担当が決めなければなりませんし、ピアノを弾いてもらう先生も決めなければなりませんが練習をすれば問題ないでしょう。

おすすめはこの2曲です。

よろこびの歌

これは子供達との掛け合いがある歌です。

子供達と最後の思い出の歌としては良いですし、私の園では毎年この歌を歌っていました。

ついつい泣いてしまう歌ですね。

ふるさと【嵐バージョン】

あとは最近人気となっている嵐のふるさとです。

懐かしい感じがある歌ですが、卒園式には最適な歌です。

古い歌よりも少し新しい歌が良いなんて良いときはこの歌がよいですね。

8.写真屋への依頼

卒園式の写真はとても大事です。

卒業アルバムにも掲載しなければなりませんし、卒園児一人一人の写真を撮る最後の機会となります。

いつも依頼をしている写真屋があるのならばあらかじめ依頼をしておくと良いでしょう。

9.卒園式の練習は2月から開始しよう

卒園式の練習を開始しなければなりません。

特に卒園児は証書をもらう、返事をする、来賓や園長先生からの言葉をいただいたら挨拶をするなど練習をしなければなりません。

また、担任と園長や主任など園を代表する先生は卒園式の流れを理解しなければなりませんので最初から練習をしましょう。

10.コサージュの準備

式典を華やかにする大事なものがコサージュです。

卒園児と担任の先生がつけるのか?それとも、保護者も付けるのは保育園の考えによります。

手作りをする園もありますし、購入をする園もありますので園の伝統にしたがいましょう。

保育園の卒園式の服装!男の子と女の子別に解説

次に卒園式の服装になります。

卒園式の服装は式典なのできれいにしておきたいですね。

もちろん制服があれば子供は制服で構いませんが、先生たちや保護者の服装もありますので紹介していきます。

男の子の卒園式の服装はスーツが基本

私服の保育園の場合は子供達の服装はスーツのようなものが多いです。

もちろんこだわる必要がありませんが、小学校も制服でない場合もあります。

そうなると正装を2回着ることがありますので用意をしておきましょう。

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女の子はワンピースと袴が定番

女の子も同じような服装になります。

綺麗なワンピースやドレスのような服を着る子供が多いですね。

式典なので派手すぎないものをえらびましょう。

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もちろん、袴でも良いですね。

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保護者の服装【パパとママはフォーマルが基本】

保護者の方の服装はワンピースやスーツなどフォーマルなものが多いです。

今までの経験で見てみるとグレー系、ブラック系などの方が多いですね。

入園式はピンクやブルーなど明るい色でも良いのですが、卒園式な式典なので暗めのフォーマルなものをえらびましょう。

あとは着物でも良いですね。

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お父さんはスーツで問題ありません。

式典なので出来れば黒系の方がおすすめです。

先生の服装【式典にふさわしい服装を】

先生の服装は担任なのか、出席をする先生なのかによります。

担任の場合は女の先生は袴や着物、もしくはスーツですね。

他の先生はスーツで黒かグレーが無難です。

式典なので正装を意識をするのですが、喪服はダメですので避けておきましょう。

園長先生はモーニングを着るケースもあります。

保育園の卒園式はいつ?服装と歌のまとめ

保育園の卒園式について保育士向けに書いてきました。

特に担任の先生と卒園式の準備担当になった先生は、保育園でも式典となるためとても重要です。

ミスや抜け漏れはないようにしなければなりませんので、ここの記事を参考に準備をしていただければと思います。

服装や歌、一日の流れなど準備をしっかりとすれば当日は感動的な場となりますので、2月からはしっかりと取り組んでいきましょう。

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