新入社員が辞めた!その理由は世代間のギャップと考え方の違い

新入社員の早期退職

会社や保育園など職場には4月になると新入社員と呼ばれる人たちが来ることになりますが、新入社員の離職が今は問題になっています。

その理由としては、有効求人倍率が圧倒的に多くなっておりいろいろな職種で人材不足が起こっているという状態になっています。

そんな状態のため、就職をしても次の就職先が安易に見つかりやすいという点もありますし、若い世代になると「我慢」ということをあまりしないです。

そのため「この会社イヤだ」「この上司イヤだ」となったらすぐに退職をしてしまいますね。

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新入社員を大事に育てていきたいと思っているけれども、そんなに簡単にいかないこともあると思いますし新入社員が思っていることもたくさんあると思いますので新入社員がすぐに退職をしたいと思う理由についてランキング形式で紹介をしていきます。

辞めた理由がわかれば上司としても会社としても対応の方法がありますので参考にしてください。

新入社員とは?

そもそも新入社員とはどんな人物のことをいうのでしょうか?

新入社員の定義について書いていきたいと思います。

新入社員とは、「会社に就職をしたばかりの社員のこと」となっており基本的には社会人経験がない、もしくは社会人経験が極端に浅い人物を新入社員と呼びます。

イメージとしては、大学や専門学校、短期大学などを卒業してそのまま就職をした人を新入社員と呼びますね。

新入社員と定義としては「正社員」が基本となっており、例え学校を卒業したばかりの人間でも契約社員や派遣社員、パートなどは新入社員とはあまり呼びませんので、定義としては「社会人経験のない、企業に新たに所属をした人物」という定義になります。

新入社員は入社後に研究などで社会人としての行動や挨拶などの教育をなされて仕事についていくことになりますが離職率も高いと言われているのが一般的な考えとなります。

新入社員の離職率

新入社員の辞める理由の前に、実際に世の中の新入社員はどれくらいのに割合で退職もしくは転職などをしているのでしょうか?

実際に調べてみましょう。

厚生労働省の調査によると「新規学卒者の離職状況」の調査によると大学を卒業して3年後の離職率は全体の32.2%に上っています。つまり、この調査を見た場合に新入社員が入社をした場合に3年後に30%は退職をしており、70%の定着率となっているということですね。

もちろん、この割合を見た場合にいろいろな多くの会社の平均値をとった数値となっており、中には離職率が10%にも満たない会社もあれば、50%も離職をしているという高い会社もあるのは正直なところです。

ちなみに定職率が100%。

つまり、3年間誰も退職をしていない会社は日本中でたったの80社となっておりそれ以外の会社が何らかの離職があったということになります。

(参考:「新規学卒者の離職状況」 厚生労働省)

しかし、これだけ退職をしている人は出ているといてもすぐに次の就職先が決まっているということは有効求人倍率の通り簡単に次の仕事が見つかっている人が多いということになりますね。

業態別の定着率ランキング

業界によって離職率も定着率も異なってくるのですが業種別の定着率が高いといわれているのは電力・ガスなどのエネルギーが95.6%となっており業界別ではトップとなっています。

その理由としては「事業に安定感」があることが考えられており、それが働きやすさにつながっていると予測されます。

逆に最も低いのは小売業の75.6%とそれ以外の業種の平均は、メーカー91.6%、建設・不動産87.1%、情報・通信・同関連ソフト86.9%、金融86.5%、などとなっており、942社の会社の3年後の定着率に関しては88.0%となっていると言われています。

定着率や離職率に関しては業界によりさらに格差が起こっているということがお分かりいただけると思います。

保育士の離職率

ここ最近話題になっている保育士ですが、離職率の高い業界となっていますね。

IT業界、運輸業界と一緒で常に人材不足となっており、一般企業と比較をした場合に離職率が高いと言われています。

厚生労働省の「保育士等確保対策検討会」の第3回会議の公開資料である「保育士等における現状」のレポート内にある「保育士~出入の状況~」を確認してみました。

すると、常勤保育士の数は320,196人で離職者の数は32,823人となり離職率は10.3%となっており、他の企業と比較をした場合に定着率という点ではかなり低めとなってます。

(参考資料:「第3回保育士等確保対策検討会」 厚生労働省)

そのうち私営、つまり私立保育園などの民間経営の保育園の保育士に限っては12.0%と公立保育園で働く保育士よりも離職率が高くなています。

公立の保育士は公務員ということから将来的に安定をした生活をしていけるという点と産休、育休などの休みがとりやすい、休みも取りやすいと点で福利厚生が恵まれています。

また、公務員のため将来多額の年金が手に入るということから離職はしにくくなっていますね。

私立保育園は求人が常に出ている

私立の保育園は常に人が退職を繰り返しており、1年間ずっと採用を出しているという状態が続いている保育園が多いです。

理由については「保育士の勤続年数と離職率の高い理由を知れば転職したくなる」に詳しく書いておりますので参考にしてください。

このように他の業界でも、離職率の高い保育業界でも定着をしない特徴があり中途採用市場は活発化しており、常に人材採用が続いているためどこの会社も人がほしいという状態が続いています。

そのため、入社3年目の新入社員でも関係なく転職活動をしてしまいますね。

定着率が下がっている理由は「より働きやすい、仕事がしやすい」会社を求めて人材が簡単に流入、流出をしてしまうということにあります。

新入社員が辞める理由

ここまで、世の中の業界でも離職率について書いてきましたが新入社員の30%は入社をしても3年以内に退職をしてしまうという傾向にあります。

その理由については新入社員独特の理由がありますので紹介をしていきましょう。

労働条件が契約書と異なる

実はこのトラブルはすごく多いと言われています。

単純に採用をする際に掲示をしている項目と実際に仕事をした場合の労働条件があまりにも違うという状況となっていますね。

例えば、

「残業はほぼなしと書かれていたので入社としたら毎日のように残業があり定時になんて帰れない」

「採用後充実した社員研修と書かれていましたが、実際には研修はたったの1日で翌日営業へ行かされた」

「労働条件と違って休みがほとんどない」

こんな風に仕事をしていく中で、労働契約書と呼ばれている書類に労働条件が書かれているのですが、そこの契約事項と実際に仕事をするとなった状況が全く異なっている。

もしくは部分的に異なっている場合には「聞いていた話と違う」という理由から退職をする侵入社員もいます。

もちろん明らかなルール違反をしている場合には大きな問題となりますが、そうでないグレーな場合でも最近の若い新入社員は納得できないことから離職をしてしまうという場合もあります。

新入社員と年配社員との考えのギャップ

実はこのギャップを埋められないために離職をしてしまう場合もあります。

年配社員の根柢の考えとしては「サービス残業当たり前」「根性で頑張れ」「長い時間会社にいるかで評価が変わる」というようないわゆる高度成長期の日本を象徴しており、確かにその働きのおかげで日本は大きく経済発展をしました。

しかし、最近の若い世代は「仕事は時間内に」「できることを最大限努力して」「仕事は仕事、プライベートはプライベート」といういうようにワークライフバランスという言葉がある通り、仕事とプライベートをきっちりと分けています。

また、年配社員の場合は少しでも偉い地位に、立場へ上がって貯金をたくさんしたい、ボーナスがたくさんほしいという考えがあったので泥臭くがんばっていける傾向にありました。

新入社員世代の考えはライフアンドバランス

しかし、今の若い世代は上に上がって行きたいとは思っていない人が多く、今の現状で給料は上がらなくても良い、立場も今のままでよいという考えで上昇志向はほぼないとおもっておきましょう。

・長時間労働を美学をしている

・上司の口癖は「俺の若いころは・・」という武勇伝

・生産性を上げるための改善策も「仕事をラクしてはダメだ」ということで意見を聞かない

こんな風に若い新入社員と年配社員の考えには大きな溝(ギャップ)があり、新入社員が納得できず退職をしてしまうということがあります。

他にもインターネットが普及をしていることから法律的なことも最近は簡単に調べられますので仕事のわからないことも年配社員は足を使って手に入れてきた情報を簡単に手に入れることができてしまいます。

それでも足を使って情報を手にいれろなどITについていけない上司がいると若い世代からすると「何が悪いの?」という認識になります。

セクハラ、パワハラ問題に発展をすることも

上司や年配社員の一言が「パワハラ」「セクハラ」ということで簡単に訴えることで損害賠償に発展をするケースもありますので年配社員の人は言い方や関り方には十分に注意をしましょう。

これはどこの会社の上司も気をつけなければならないことです。

最近はネットなどで簡単に法律の情報などもわかります。

すると、その情報から上司にむかって「それは法律違反ですよ」と簡単にいわれてしまいますし、そのまま離職をしてしまいます。

どこの業界も「人手不足」はかわりませんので上司は部下の育て方に細心の注意を払わなければなりませんね。

社員教育は「見て覚えろ」と言われる

いわゆる根性論の会社となっており、「見て覚えろ」「とにかくやってみろ」「勉強しろ」など仕事をなんとか自分で身につけろというスタイルになることがありますね。

こんな会社の特徴をしては

・社員教育の優先順位が低く、育てるためのマニュアルなどもできていない。

・昭和気質で「見て覚えろ」という根性論を言われるが、覚えられず新人が続出している。

このようなタイプの職場が中小企業や平均年齢が高い会社の多くなっており、職人気質の職場といえますが教育に関する意識が低いため丁寧に時間をかけて教えることができていない傾向にあります。

新入社員からすると「見ていてもわからない」「とにかくやれと言われてもできない」というのが正直なところで仕事にならないということが大きな理由になる場合が多いです。

個人的には私も「見て覚えた」人です。

そのため、「見て盗もう」と必死に先輩や上司のやっていること、言っていることを見聞きしていたものでした。

しかし、最近の新入社員、若い世代は「教えてもらって当たり前」「教育があって当たり前」という考えになっていることからそんな風な根性論と言っても仕方がないですので教育の方法を考えましょう。

コミュニケーションは常に減点方式

新入社員などの若い世代はそもそも怒られること、避難や叱責をされるということに免疫がありませんがそれが会社の風土として残っている会社には新入社員は定着をしないでしょう。

・褒めるよりも避難や叱責が基本。

・会議や議論の目的は「改善」ではなく、「否定」をするため

・長所を伸ばすよりも、短所に注目してしまう。

人のこととけなしても、避難しても仕事をうまくできるようになるわけでもありませんし、新人のアラやミスを探すことが目的となってしまうと新入社員は萎縮をしてしまい退職をしてしまいます。

新入社員の意識の違いが大きな理由

新入社員は会社へ希望と夢を持ってきています。

もちろん就職活動をしているということなので仕事を頑張ろうと思っているのは正直なところなのですが、そもそも今の30代と20代でも考え方は大きく異なっています。

その考え方のギャップを年齢を重ねている社員が埋められるか?

また、若い世代の考えを受け入れる力があるか?ITについていけるか?など新入社員に目が向きがちですが、実は今現在仕事をしている社員の問題も大きくあります。

私も仕事をしていて、すでに30代の半ばになりますが経営者の60代の人の言っていることは全く理解ができないですし、根性論を言われます。

しかし、私の仕事のやり方はいろいろなデータを数値化してそれをもとに戦略を練っていくという方法になります。

今と昔の考えは違う

つまり私は今手に入れられる情報をインターネットなどをフル活用して手に入れようとしますが、60代や50代の人となるとそもそもインターネットを活用できないことから若い世代の会話についていけないため考えをそろえよう、一緒にやっていこうということ自体に無理があります。

年配の社員からするとすぐに退職をして転職をする人のことを良くは思わないかもしれないですが、若い世代からするとスーツを購入して新人研修まで受けても合わない会社と思ったらすぐに辞めて転職をしてしまいますし、辞めたいと思ってもすぐに次の仕事があるため簡単にやめられて、次が決まる世の中です。

何よりも会社の世代間で考えが違うため、これから採用をする若い新入社員の考えや気持ちを理解していくことからはじめていかなければ人は就いてこないですし、新入社員も簡単に辞めてしまいますね。

結局長く勤務をしてもらいたいということが最優先になることから「若い世代の考えを理解して尊重をしていく」もしくは「辞めても良いので自社のスタイルを貫く」という2通りしか方法はないですね。

転職のための就職

若い世代の考え方になると転職を基本としており、3年以内に転職を視野に入れての就職をしている若い世代になっています。

例えば、車のディーラーとして販売員をしてそこから販売台数を増やしていくことで営業成績を残す。

すると、3年間の社会人経験をして次の仕事へ行くために転職活動をするという方法を考えます。

そもそも最初の就職をステップアップと思ってしている人もいるので考え方が異なる場合もありますね。

そのあたりは将来的な考えもありますので理解をしておきましょう。

 

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投稿者プロフィール

元保育士でこのサイトの管理者をしているtakaです。
認可保育園はもちろん、認可外保育園の立ち上げや集客、営業などをやってきた異色の男性保育士。

保育園の主任、副園長、幼児教室でのエリアマネージャーなどを歴任して今は保育コンサル、保育組織改善、子育て相談に子供関係の仕事と、WEB関係でホームぺージ作成などの仕事をやっています。

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