食物アレルギーの症状と原因と種類!保育園での対策と対応方法

最近子供を預かるときに聞きなることが「食物アレルギー」です。

私が保育士になった15年前ほどはそこまでアレルギーの子供もいなかったのですが、最近はとても多いです。

そんなアレルゲンとなる卵や牛乳はもちろんお米や大豆、小麦など幅広いアレルギーが多い印象なのですね。

ママもパパも家ではアレルギーをケアするために気を付けていますが、保育園でもアレルギー児に関してはとても気をつけなければなりません。

食べてはいけないものを食べたときにはじんましん、嘔吐、呼吸困難などのリスクもありますのでしっかりと調べておきましょう。

実は、私も果物アレルギーを小学校高学年で発症し今でも食べるとのどがかゆくなるようなアレルギー反応がでますので食べられませんので子供のことだと思っていたのですが大人でも急にでることもあるのです。

そんな食物アレルギーを持っている筆者が書いていきます。



食物アレルギーの症状と原因

そんな食物アレルギーですが、そもそも原因とは?そしてどんな種類があるのかについて書いていきましょう。

昔は卵と牛乳くらいだったのですが、最近はいろいろなアレルギーの種類があり、時には「この子は一体何をたべるの?」というくらいアレルギーを持っている子供もいたりします。

そのため、まずはアレルギーの原因を症状を知りましょう。

食物アレルギーとは

食物アレルギー異物から体を守るための免疫機能だといわれています。

体に害を与えないことに対して過剰に反応をしてしまうことですが、ここに大事なことは「特定の食べ物に対して」ということです。

食物アレルギーは大人にも発症をすることがあるのですが、乳幼児期に発症をするケースも多く日本でのアレルギーを持っている児童の割合は乳児(0~2歳児)で約10%、3歳児で約5%、学童期以降は1.3~4.5%とされています。

乳幼児期に食物アレルギーを持っていたとしても年齢とともに改善をされる傾向にあり大人になれば食物アレルギーを持っていた子供もほぼ治っていますね。

食物アレルギーの症状

そんな食物アレルギーの症状について書いていきましょう。

食物アレルギーを発症しているときに「体調がわるい」と思われがちですが実は別のことで起こっている可能性もあります。

そのため、特に離乳食の時に初めてのものを食べる際には注意をはらう必要がありますね。

アレルギーを発症するといろいろな症状が出てきますので以下のような症状が出たら食物アレルギーを疑うと良いでしょう。

症状は個人差がありますが以下のようなものが多いです。

・皮膚書状:皮膚にかゆみ、発赤、じんましん、湿疹など

・消化器系:腹痛、下痢、嘔吐、血便など

・呼吸器系:咳、喘鳴(ゼーゼーという呼吸)、呼吸困難、声がかすれる

・粘膜系:充血、くしゃみ、鼻水、唇や下の違和感、のどのかゆみ

他にも全身症状としてアナフィラキシーショックは要注意をしなければなりませんので、詳細については下書いています。

食物アレルギーの症状の割合

食物アレルギーは同じようなアレルゲンを持っている子供でも症状は子供によって異なる場合もあります。

以下にアレルギー症状としてどんなものが出てくるのかが書いてあるので書いていきましょう。

・くしゃみ、鼻水:7.3%

・目のはれ、かゆみ:25.1%

・口のはれ、かゆみ:20.4%

・ぜん鳴(ゼーゼー)、呼吸困難:11.7%

・皮膚の発疹、かゆみ、じんましん:92.2%

・下痢、嘔吐、腹痛:17.3%

・血圧低下:3.9%

(参考:東京都福祉保健局「アレルギー疾患に関する3歳児全都調査」)

アナフィラキシーショック

アナフィラキシーショックとは食物に限らずアレルゲンを体に入れることによって全身にアレルギーが出る症状のことです。

食べてはいけない食品を口にすることにより全身に発疹などが現れ、血圧の低下、意識障害などを引き起こします。

場合によっては命を脅かす可能性もあるものを主にアナフィラキシーショックと呼んでいますね。

主な症状は自覚症状と他覚症状といって人が見たときに起こっている症状をさすものがあります。

子供だとあまりわからないかもしれませんが胸が苦しくなる、鼻がつまる、吐き気、頭痛、皮膚のかゆみなどが起こりますね。

また人から見たとき位にチアノーゼのように顔色が悪い、血圧の低下、呼吸困難、けいれん、意識障害などを引き起こす可能性もあるためすぐに病院受診をすべきですし緊急の場合は救急車の要請もしましょう。

食物アレルギーの原因

そんな食物アレルギーの原因はどんなことなのでしょうか?

それは免疫の関係性が主にあります。

私たち人間の体に細菌やウィルスから身を守るための免疫機能というものがあります。

悪い細菌やウィルスを倒してくれるのは良いのですが、実は本来必要なものも傷をつけてしまうものでもあるのです。

その中で本来は食べてはいけないアレルゲンを食べることにより免疫機能が働くことでアレルギーとして上記の紹介をしたような症状が出るのです。

免疫機能とアレルギー反応

免疫の仕組みとしては、

1,病原体が体に入ってくる。

2,病原体に対してlgG抗体がつくられる。

3,同じ病原体が体にやってきても病気を未然に防いでくれる。

こんな風に一度感染をした病気に感染しにくくなるのは免疫機能の役割なのです。

それに対してアレルギー反応を引き起こすと以下のような症状が現れます。

1,アレルゲンが体に入ってくる。

2,アレルゲンに対してlgE抗体がつくられる。

3,アレルゲンが体に入ってくることにより症状が発症をする。

こんな風に免疫機能がアレルゲンに対してうまく働かないことにより症状が発症をすることになりますね。

発症をする原因

そんなアレルギーですが、なぜ食物アレルギーになる子供とならない子供がいるのでしょうか?

そこにはいろいろな要因があるといわれており「遺伝的な要素」「環境的な要素」などがあり両親にアレルギーがある、アトピー性皮膚炎であるなどの要因も考えられています。

また、この10年でコンビニの進出により食生活が変化してきたことによりアレルギー物質をよく食べるようになったことがアレルギーの発見の要因といえます。

ただし、幼少期に発症をしたアレルギーに関しては治りやすいといわれており6歳~成人にかけてアレルギーを発症した場合には治りにくいと言われています。

→ 離乳食の進め方のスケジュール!いつから初期を始めればよいの?

食物アレルギーの種類と診断方法

そんな食物アレルギーですが、次にアレルゲンとなる種類。

そして、どのように診断をされるのかについて書いていきます。

食物アレルギーの種類

そんな食物アレルギーですが、どんなものが特定のアレルギー物質となるのでしょうか?

種類を書いていきます。

いろんなアレルギー児童を見てきたのですが、今までの経験からいうと小麦と大豆はかわいそうですね。

小麦がダメな時点でパン、うどんなどの麺類はすべてダメで炭水化物はご飯のみ。

大豆に関しては醤油、味噌などの調味料系がすべてダメなので味付けが塩味などになってしまうのでなかなか可哀そうでした。

しかし、最近本当にいろいろなアレルギーの食品が多いですね。

食物アレルギーが起こる原因としては食品に含まれているたんぱく質がアレルゲンとなって発症をします。

種類一覧

そんな食物アレルギーの種類ですが以下の通り。

乳幼児の3大アレルゲンと呼ばれている「鶏卵」「牛乳」「小麦」は基本のアレルギー物質。

他にもいろいろあります。

・豆類:ピーナッツ、そば、大豆など

・卵系:鶏卵以外にもいくらなどの魚卵

・甲殻類:エビやカニなど

・果物系:キウイやマンゴーなど

他にもひえ、粟もダメなんて子供もいましし、落花生、さば、山芋などもアレルギーの対象をなる可能性があります。

また、アレルゲン(アレルギーの原因となる物質)は年齢とともに変わるといわれており、幼少期は鶏卵、牛乳、小麦などが多いのに対して大人になると甲殻類、小麦、果物、そば、ピーナッツなどが多くなるというデータもあります。

(参考:東京都「食物アレルギーと上手につきあう12のかぎ」)

食物アレルギーの診断方法

基本的に食物アレルギーの診断や検査に関しては病院で行うことになります。

検査へ行くママたちをみてみると「家で食べたら発疹が出た」「急に嘔吐をした」など食べ物を食べさせた結果症状が出たことにより病院受診をすることが多いようですね。

一般的な検査の方法としては「血液検査」です。

最近は血液からこまなか食品まで見ることができるようになっており、アレルギー反応を引き起こす「IgE抗体」を血液中の濃度を調べて検査をしています。

そのほかにも皮膚にアレルゲンの疑いがある食品エキスを接触させて反応を見る検査があります。

アレルギー検査に関しえては小児科、皮膚科、アレルギー科で受けられます。

子供にとって最善の方法を医師と話しあって方針を決めましょう。

治療の方法は?

基本は食物アレルゲンとなるものは除去をしておき、定期的に血液検査をしてアレルゲンのひどさをチェックします。

もちろん薬を服用することもありますね。

あとは年齢とともに医師の指示い従い少量ずつ口に入れるようにしアレルゲンに対して体を慣れさせていくという方法が多いです。

もちろんアレルゲンを口に入れるということでリスクもありますので病院の医師と相談をしながら進めていきましょう。

食物アレルギーの対策と対処法

そんな食物アレルギーですが、診断をされたママとパパ。

そして、保育園でも子供の安全を守るためには適切な対処法、対策を取らなければ危険な状態になってしまう可能性もありますのできちんとおこないましょう。

食べさせない

もちろん当たり前のことなのですが、大前提として「食べさせない」ということがもっとも重要です。

例えば、卵がダメな赤ちゃんの場合に母乳育児をしているならばママも食べることができませんし、乳のアレルギーがある赤ちゃんだと粉ミルクもダメかもしれません。

そもそも症状がでるからアレルギーなので口に入れさせないということがとても重要です。

特に何でも口に入れてしまう時期はそばに置かない、子供が触れる場所にはおかないということを徹底しましょう。

アレルゲンをこまかくチェック

次にチェックをしなければならないのはアレルゲンのチェックです。

もちろんそのものの食べ物はチェックしていますが、中に含まれている、料理器具は使用をしている可能性があるなどこまなかところまでチェックをしなければなりません。

スーパーなどで買い物をする場合には法的に表示をしなければならない食物アレルゲン7品目、また推奨をされている食物アレルゲンもあります。

・義務付けられている食物アレルゲン:卵・乳・小麦・エビ・カニ・そば・落花生

・推奨されている食物アレルゲン:いか、いくら、あわび、オレンジ、キウイフルーツ、クルミ、牛肉、鮭、鯖、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、山芋、りんご、ゼラチン

最近は販売をされているときにチェックをしてください。

保育園での食物アレルギーの対処法

保育園ではアレルギー児をたくさん受け入れており、クラスに1人から3人くらいはいますね。

そこで気をつけたいのは誤飲といってアレルゲンを口に入れてしまうことですので対処法をしっかりとしておきましょう。

特に大事なポイントは以下の部分です。

担任がアレルゲンに敏感になる

まず、担任は保育園の看護師と話をしてしっかりとアレルゲンを把握しましょう。

そのために食事の保育方法は徹底をしておくべきです。

保護者からは半年から1年に一回血液検査をしてもらった結果を提出してもらい、担任と懇談をして密にコミュニケーションを図りましょう。

クラス全員で把握をする

保育園だと複数担任になることも多いです。

そのため、クラス全員が子どものアレルゲンの把握、そして誤飲をしたときの対処法について理解をしておきましょう。

エピペンが必要なときには看護師とも関係を密にしておきたいですね。

別に食べさせる対処も

あまりにもひどい子供の場合は私は机を完全に別にしていました。

お友達を食べることも大事ですがそれよりも命の安全ですね。

保育園にはマニュアルもあると思いますのでそこはチェックをしておくとよいでしょう。

献立表をチェックする

私が勤務としていた時には献立表を保護者に渡して、アレルゲンとなる食品をマーカーしてもらっていました。

それをチェックすることにより毎日の献立で栄養士らともミスなく把握できます。

食物アレルギーのまとめ

ここまで食物アレルギーのついて書いてきました。

症状や原因など怖いものであることは間違いないのですが、適切な対処をすることが大事です。

幼少期にアレルギーになったとしても成長とともに良くなっていくことが多く保育園でも0歳児の時はアレルギーだらけだった子供が年長になったときには全部食べていたという経験もあります。

誰もが起こりえる病気ですし、私のようの小学校の高学年で発症をするケースもあります。

何よりもうまく付き合っていき重症化したり、アナフィラキシーショックを起こさないように気をつけましょう。

須藤 崇代表

投稿者プロフィール

保育士と介護福祉士の資格を持っています。

【経歴】
保育介護の専門学校卒業 → 公立保育園の臨時職員 → 私立の民間保育園で現場の保育士 → 大手塾のインターナショナルスクール開園&マネージャー → 別会社のインターナショナルスクール園長&幼児教室教室長。

現場の保育士を8年経験をし、その後は認可外保育園であるインターナショナルスクールの開園や運営、管理職などをしてきました。

※幼児教室の教室長もしてきて小学校受験の指導&合格実績あり

保育コンサル、保育組織改善、子育て相談など子供関係の仕事やっています。

他にもアフィリエイトで実績があり、ブログ運営などにも精通しておりWordpressでホームページも作れますし子育て関係のライターもできます。

保育×子育て×WEBという3つの知識持っています。

https://banbi-no.com

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元男性保育士で認可保育園で働いた経験、認可外保育園の立ち上げ、集客、営業、管理職などもしてきた異色の保育士。

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