保育士の志望動機の書き方例文!新卒や経験者 転職の履歴書の参考に

保育士が志望動機の書き方はどうすべきでしょうか?

志望動機と言えば、履歴書に書く、面接で聞かれる定番の質問と就職や転職で必ず求められる内容です。

採用をする側も「なぜこの園を選んだのか?」「どのようなことを希望しているのか?」と言う点のミスマッチを防ぐ意味があるため、面接の質問にもなりますね。

この記事では保育士の志望動機の書き方や例文、未経験の人、新卒の人がどのように書くべきかがわかります。



保育士の志望理由の書き方の例文【転職者 新卒 未経験者別】

保育士の志望理由の例文を紹介します。

転職者と未経験や新卒では書き方がことなりますので2つの書き方を紹介しますね。

もちろんあなたの個性を入れることは大事です。

志望動機に定型文や教科書通りの書き方をする人もいますが、自分の言葉で書くとより採用担当者に伝わりますので例文を参考にして書いてください。

保育士の志望理由の書き方【未経験や新卒の保育士向け】

まずは未経験や新卒の保育士の志望動機について書いていきます。

未経験や新卒の場合は即戦力となるのは難しいです。

そのため「素直さ」「スキルアップ」「学ぶ姿勢」「戦力になるために頑張る」というような前向きなアピールを入れておきましょう。

経験がない分伸びしろがありますが自分で吸収をしていく姿勢がなければ難しいですし、採用をする側としても一生懸命頑張る人や前向きな人を採用したいと思います。

未経験の場合は「人柄重視」「やる気と体力のある人」「保育士になりたい情熱がある人」などやる気を見て採用をすることがほとんどです。

未経験者の志望動機の例文【新卒の参考に】

未経験の志望動機の例文を2つ紹介します。

参考にして自分にマッチするものを選んでください。

私は0歳のころから保育園に通ってきました。卒園をした日のことは今でも覚えていますが、先生たちの優しい関わり方や笑顔が忘れられず自分も子供を笑顔にしたいと思い保育士を目指しました。

貴園を志望した理由は「のびのびと子供を育てる」という理念のもと、子供一人一人を向き合って保育をしていくという考えに私も子どもたちとじっくりとかかわって成長を見守りたいという考えがよく似ていると思ったためです。

私も保育園の経験と、ここの理念を元に子供にのびのびと関わっていきたいと思い貴園を志望したしました。

私は貴園を志望した理由は外遊びに力を入れている教育方針に共感をしたためです。

私は小学校のころからバレーボールをしており中学高校でも運動にずっと取り組んできたため体を動かすことが大好きです。

保育実習では子供たちと外でどんなふうにすれば楽しく遊べるかという点を考え様々なボール遊びや外遊びを実践させていただき非常に良い経験をさせていただきました。

昨今は子供達の外遊びの時間が減っており体力も不足していると言われています。私は保育士として子供たちと外遊びを通して体を動かす楽しさを伝えていきたいと思います。

運動をずっとしてきたので子供たちに負けない体力をもっていますのでへとへとになるまで全直で取り組んでまいります。

未経験の場合は足りないスキルを補うために何ができるかをポジティブに入れ込むことが大事です。

新卒の志望動機の例文

新卒の場合はアピールポイントを絞り、そこを相手に伝えることが大事です。

例えば、実習先の採用試験を受ける保育学生と仮定して「音楽リズムの経験」を活かせる保育園という設定の例文を書いていきます。

私は保育士として子供たちに表現や喜びを伝えたいと思っています。

そのように思った理由は大学で言った貴園の実習での出来事です。

私は音楽を得意としており、計画実習でピアノを使った音楽リズム遊びを取り入れたのですが最終日に後も子供たちが私が実習で行ったリズム遊びを自分たちからしてくれていました。

その時に嬉しそうな顔や表現している可愛い姿をみて保育の仕事に就きたいとおもいました。

貴園は音楽教育に力を入れています。保育の仕事はもちろんですが、音楽リズムの経験を活かし貴園の保育に貢献したいと考えております。

就職を志望する先として実習先はもちろんですが、気になる園は1日ボランティアをさせていただく、見学をさせていただくと志望理由もより書きやすくなりますのでおすすめです。

前向きに頑張るという点をしっかりと書いてください。

転職者の志望動機の書き方【5年未満 5年以上別】

次に転職者の志望動機を書いていきます。

転職者の場合は今までの経験や得意分野などが分かってきます。

5年未満の経験者の場合は「前職で出来なかったことはこの園ならば叶えられる」という熱意を伝えましょう。

若さ、体力、保育園を知っているという点で非常にニーズにある年代であります。

5年以上の経験者、2社(園)以上の経験者は中堅からベテランという域に入ります。

そのため保育に関するノウハウ、マネージメント力、統率力などまとめる力も求められるようになるでしょう。

保育士の転職者の志望理由例文

保育士の転職者向けの志望理由を2つずつ紹介していきます。

保育経験5年未満と5年以上に分けて書いていますので、自分の思いにマッチしそうな志望理由を参考にして書いてください。

【5年目未満】
前職では園児数が150名を超える大規模は園で勤務をしておりました。

仕事にやりがいを感じていたのですが、勤務をしているうちにもっと家庭的で子供とゆったりとかかわりたいという気持ちが強くなり貴園を希望しました。

貴園では家庭的でゆったりとかかわる保育を実践しておるとホームページで拝見をさせていただき、ここならば自分のやりたい保育が実践できると感じ志望いたしました。

新卒から3年間小規模保育園で乳児担当として保育をしてまいりました。

乳児に関しては自信をもって保育に取り組めるようになったのですが、より保育の幅を広げたいと思い貴園を志望しました。

貴園を志望した理由は異年齢保育も積極的におこなっており、クラス以外の活動も豊富にある点です。

実際に見学をさせていただいたときに乳児と幼児の触れ合いをみてとてもほっこりとした気持ちになりました。

今まで築いてまいりました乳児の知識を活かして貴園の保育に貢献してまいりたいと思い志望いたします。

【5年以上の経験や2社以上の経験がある】
前職では主任を任されており保育士25名をまとめたり、新人の採用面接、人材育成などを担当してまいりました。

中でも私は新人保育士の育成に力を入れており、月に1回の面談やこまかなコミュニケーションを図るようにした結果ほとんどの保育士が結婚や出産など人生の区切りまで仕事を続けてくれました。

もちろんその後も職場復帰をしてくれたものもおり長く人材育成をしてきた結果は実を結びうれしく思います。

この度貴園を希望いたしましたは、主任という立場の採用募集があり私も環境を変えて今までの経験を活かせる場を探していたためです。貴園でも経験を活かして保育士たちやのびのびと仕事ができる、新人保育士を戦力にするための方法を実践してまいりたいと思い志望いたしました。

保育士として2つの園を経験し、現場経験は7年あり子育て支援の担当もさせていただきました。

2つの保育園は全く方針の違う園で自分に合う保育な何なのだろうと自問自答をしてまいりました。

その結果私は子供達にきめ細やかな保育をしたい、子育てに悩んでいる保護者に寄り添いたいという思いが強くなりました。

貴園のホームページを拝見させていただき、実際に園の中を拝見させていただいたところ先生たちが子供に対するかかわり方が丁寧で保護者支援にも力を入れているという点で共感を得ました。

自分の保育経験と子育て支援の経験を活かし貴園に貢献したいと考えております。何卒よろしくお願いいたします。

転職者、経験者の場合は即戦力、将来の主任候補など期待をもって採用をされます。

そのため、自身のアピールポイントや志望する園とマッチする点を考えて志望をするようにしましょう。

→ 保育士の求人転職サイトをおすすめ3つに厳選【退職前に読むべき】

保育士の志望動機の書き方例文【書く前にすべき段取り】

志望動機を書くことは大事ですが、履歴書にいきなり書いていませんか?

志望動機は先ほども書いたように採用に関して一番最初に見られる大事なポイントですのできちんと書いておくべき項目です。

そのため、下書きをして何度も見返して納得いく文章を用意することが大事です。

志望動機とは「応募した企業や保育園でなぜ働きたいのかを伝える項目」です。

人事の採用担当者は履歴書の志望動機を確認して、面接でも再度確認をする大事な項目です。

志望動機を書かせる理由としては「就職先の理解」「就職をしたい熱意」「やる気」などを見るための大事な判断材料となっています。

ただし、どんな履歴書でも志望動機の枠はとても小さいので面接で追加で説明できるように言いたいこと、伝えたいことをぎゅっとまとめてください、

志望動機に書き方3つのポイント!保育士は経験と得意なこと

志望動機に書くべき項目はいろいろとありますが、最初に見る部分であると繰り返しお伝えします。

つまり、志望動機を見た時点で「この人と働きたい」「話をじっくりきいてみたい」と思わせることができるか?

それとも「採用は難しい」「採用を見送ろう」「話をしっかり聞く価値があるか?」と判断をされる可能性もあるとても重要な項目ですです。

志望動機の目的は「相手に好印象を持たせる」「会って話をしてみたいと思わせる」ことができれば良いということです。

ここからは志望動機に書くべきポイントを3つに分けて書いていきます。

応募をする園をなぜ志望したのか?保育の内容

一番大事なことは「応募先の保育園を理解しているか?」と言う点です。

保育士さんの多くは求人票の給料や休みなど条件面をチェックするだけで「保育園の内容」「理念」「考え」という部分はあまり見ていません。

たしかに条件も大事なのですが「自分が長く働ける環境があるか?」「マッチする保育なのか?」と言う点はきちんと見るべきです。

そのため、応募すべき保育園をなぜ志望をしたのかという点は重要です。

「給料で」「休みが多い」「賞与で」など志望動機としてネガティブに取られるものは書けない内容なのでその園のことをホームページや周辺を見に行くなど徹底的にリサーチしましょう。

自分の保育方針とその園の保育のマッチしているところを探してください。

あとは「園の方針と自分の考えが合致をしているところ」「自分はが園に貢献できるところ」を考えて洗い出してみましょう。

保育士という仕事を選んだ理由【新卒と未経験は書くべき】

次に保育士になった理由も大事です。

そもそも保育士になったということは何らかの理由があって保育士を目指したことになります。

その保育士になろうと思ったきっかけと志望動機を組み合わせると良いでしょう。

・保育士の仕事のやりがい。

・なぜ保育士になろうと思ったのか。

・保育の仕事のやりがいを感じること。

・保育士としての考え。

この辺りをまとめると保育士という仕事を選んだ理由がわかります。

転職者は保育士の経験

これは転職者が転職をする場合によりますが、保育士の経験を踏まえて書きましょう。

転職者の場合は「経験者」「即戦力」と考えられるためあなたがどのような保育士として経験してきたのかも大事なポイントです。

・保育経験は何年あるのか?

・得意な年齢は(乳児?幼児?)

・保育の仕事で得意なこと、苦手なこと。

・保育をしてきた成功体験と失敗体験。

・自分の保育方針の根本。

このあたりをまとめていくと、自分の経験の棚おろしができます。

経験者は園の方針と自分の経験がマッチをするという点を志望動機に書けば大きなアピールになりますので、保育経験の見直しは必ずするようにしましょう。

保育士の志望動機【その他のアピールポイント】

保育士を採用するときに一番大事なポイントは「人柄」です。

人柄がしっかりとしている人物を採用したいという考えを持っており、やる気のある人、子供が好きな人、仕事に前向きな人を採用したいと考えます。

そのため、人柄をアピールできる内容も志望動機に入れ込めると良いです。

例えば「子供を遊ぶのが好き」「趣味がランニングで体力には自信がある」「やると決めたことは最後までやり遂げる「性格が穏やかだと言われる」「在職中は無遅刻無欠席だったので健康には配慮をしている」などに他にもアピールできるポイントを書くと良いです。

→ 保育士の就活のスケジュールとやり方!新卒は面接とテスト対策が必須

保育士の志望動機に書き方でしてはいけない4つの内容

保育士の志望動機に書き方でしてはいけない4つの内容次に志望動機に書いてはいけないNGの文言やポイントがあります。

私も毎年たくさんの人の面接をしてきましたが2割くらいは残念な志望動機を書いている人たちがたくさんいました。

採用担当者としては見た瞬間に「不採用」と見送ることも多かったです。

志望理由は履歴書の中で大切な項目ですので、以下の3つのことは絶対に書かないようにして下さい。

1.退職理由がネガティブ【転職理由は前向きに】

まず転職者に多いのですが、退職理由がネガティブなことは絶対に書くべきではありません

例えば「待遇面」「人間関係」「就業の条件」などたとえ事実であった、他の人も言っていたとしても書くべきではありません。

おそらく、このようなことを書いた時点で不採用になってしまいます。

退職理由はそもそも書くべきではなく、面接のときに伝えるべきないようにして内容ですがどうしても書きたいのならば「前職で丸々という課題を見つけ、改善をするために転職を考えました」と前向きに書きましょう。

転職や就職は「前向き」「スキルアップ」が基本の書き方をすべきです。

2.給料と待遇の面

給料や待遇面の改善を求めて転職をすることは悪いことではありません。

おそらく中にはブラックな保育園や労働環境がキツイ保育園もあるでしょう。

しかし、それを志望動機に書いてしまうと「給料のため」「労働環境のため」と思われてしまいますので志望動機や履歴書には書くべきではありません。

給料や待遇については面接で顔を合わせて話し合いをして決めるべき内容です。

3.体調面での問題

体調の問題やトラブルは多いです。

私は採用をした人にうつ病の経験があり、採用をして一か月後にうつ病を発症し子供との接し方に問題が生じていました。

あとからわかるとトラブルになることになりますので書くべきではなく、面接など口頭で事実は伝えるようにしましょう。

口頭で伝える場合には「体調不良で前職を退職しましたが今は完治をしています」「今は治療に週に1回病院へ通っています」「就業に関しては医師に許可を得ています」など現状伝えておくと採用をされたときのトラブルを回避できます。

4.不採用のことは書かない

また、中には保育園になかなか就職が決まらない方もいます。

その時に「不採用になった」「面接で落ちた」などの言葉は使わないようにして下さい。

不採用は誰にでもありますし、新卒の場合はなかなか決まらずやきもきすることもあります。

それを志望理由に書いたり、面接で伝えると「この人は何かある」「採用は見送ろう」という考えになってしまいます。

→ 保育士面接の対策を園長が解説!絶対聞かれる質問と準備すべき項目

保育士の志望動機の書き方は応募先をマッチをさせること

ここまで保育士の志望理由について書いてきました。

履歴書に書くことになる志望理由ですが、とても重要な項目で採用担当者は必ず見ています。

そこで見ていることは「自分の園にマッチするか?」です。

あとは面接で詳しく説明をして採用担当者に伝われば採用の道も見えてきますので、しっかりと考えて書くようにしましょう。

志望する園を決めた理由はしっかりと書いていくことが重要ですし、採用担当者とこれから一緒に働くことも前向きに考えて臨みましょう。

適当に書くのではなく、前向きに、熱意をもって志望動機を考えてくださいね。

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