保育士の労働時間と環境は悲惨!環境の改善方法【元保育士が提案7選】

保育士の労働時間や労働環境は良くないです。

保育士の仕事を8年間してきて、感じたことは労務管理、時間管理と言う点ができていないためです。

サービス残業、持ち帰りの仕事は当たり前ですし、業務量が多く事務作業を残ってやるしかありませんので、離職も多いですね。

この記事では保育士の労働環境、時間について書いています。

読み終えることで保育士の労働環境や時間の現実と改善の方法がわかります。



目次

保育士の労働時間と環境は悲惨!環境を改善する方法を元保育士が提案

保育士として仕事をしてきて、8年間毎日感じていたことがあります。

それは「今日は何時に帰れるだろう」です。

本来は1日8時間という労働時間があり、その時間内に働くことが基本となるのですが、それができません。

多くの保育園では1日8時間の業務では終わらず、残業をしたり、自宅へ持ち帰って仕事をしている保育士さんが多いのです。

保育士の労働環境が悪い?離職理由3選【人材不足の原因】

昨今、保育士不足が叫ばれていますが、それが現実です。

実際に保育園で働いても離職が多く、毎年の保育士確保が大変な保育園がたくさんあります。

理由は「人間関係」「給料」「労働環境」この3つがほとんどの割合をしめています。

人間関係は職員同士で疲弊をしてしまう、給料は低賃金で長く勤務をしても上がらないです。

それに加えて労働環境がキツイ状況があり、続けたくても退職しなければならないような状況になることがあります。

保育士の労働時間と残業はどれくらい?【厚生労働省の調査を参考】

過酷だといっても、現実の保育士の労働環境というのはあまり表にでてきません。

実は厚生労働省が調査をしているのですが、あまり注目をされることはありませんね。

私や友人らの保育園の現状を聞いてみると、毎日のように残業をしているという声がありますので、厚生労働省の調査と照らし合わせてみましょう。

保育士の労働時間と残業【厚生労働省調べは信用できない】

保育士の労働時間を確認してみましょう。

厚生労働省が発行をしている「保育士等に関する関係資料」や、平成26年賃金構造基本調査によると、私立保育園・公立保育園の両方での平均残業時間は、1ヵ月で4時間と発表をされています

おそらく、その程度の残業で毎年10%以上の退職者が出るということは可能性としてとても低いです。

現実はそんな少ないということはありません。

調査に私立と公立が混在している時点でこの調査は話になりません。

理由は公立の先生は公務員であり、定時で帰れるのが当たり前です。

それに対して私立の先生は毎日人員がぎりぎりの状態で仕事をしており、労働環境や時間が全く違う2つの仕事を調査としているためにそのような結果がおこります。

持ち帰りやサービス残業が当たり前【労働時間が長い】

もちろん、保育園によって違うということを前提にした上で、話をしていきます。

おそらく私立の保育士の先生たちは、1日2時間~3時間くらいは残業をしており、書類や翌日の保育の準備などの仕事をしています。

平均すると、月に40時間~60時間くらいが現実でしょう。

そこには「持ち帰り」「自宅での書類作成」なども含んだ時間です。

厚生労働省の調査といっても、現場を見たわけではありませんし、実際に保育士1人11に調査をしているわけではありませんので、調査と現実には大きな壁があります。

保育士の労働環境は劣悪!ブラック企業と同じ【休憩はなし】

保育園の労働環境は整っているとはいえません。

保育士は毎年10%もの離職者を出している現実があります。

その理由は以下のようなものです。

ハラスメントが多い現実【パワハラ・モラハラ】

保育園ではハラスメントが当たり前のようにあります。

パワハラ、モラハラが当たり前のようにあり、園長がパワハラをすることも当たり前のようにあります。

特に、親族関係など狭い範囲で管理職がいる園ほど、そのような管理は行き届いていませんので、保育士は離職と言う方法しかありません。

ブラック保育園のリアルとは?10の特徴と見分け方を保育士が解説

休憩が取れない【人材不足で仕事に追われる】

休憩も取れません。

公立は別ですが、私立は休憩を取ることがほとんどできません。

それは人材不足と仕事が多いため、休憩を取る暇もなく仕事に追われてしまう現実があるのです。

休みの日も仕事が多い【書類や持ち帰り】

休みの日も仕事を持ち帰って書類をやることが当たり前のようにあります。

保育士の仕事は子供を見ることですが、それ以外にも「書類」「カリキュラム」などやらなければならないことがたくさんあります。

つまり、書類を整えていかなければなりませんが、毎日8時間保育をしているとやる時間なんてありません。

結果的には他の時間にしなければなりませんが、残業代も出ない、時間もないため、持ち帰ってしていることが多いです。

休みの日も仕事をしている状況がありますね。

→ 仕事の持ち帰りが多い職業は保育士!持ち帰りは3割を超える現実

保育士の労働改善7案!時間と環境を整えよう【保育士不足の解消】

何よりも残念なのは、労働環境で保育士が離職をしてしまうことです。

保育園のキモとなる部分は人材です。

いかによい人材を確保し、長く勤務をしてもらえるかによって、保育園の「保育の質」も変わってきますので、労働環境が悪い保育園は改善をすべきですね。

1.働き方改革の推進!労働時間を管理する【1日8時間の徹底】

保育園の多くはタイムカードを取り入れていません。

つまり、1人の保育士が働いている時間がわかっていません。

労務管理も、時間管理もされていないため残業代もでないのです。

管理職は保育士1人1人の労働時間を管理し、働き方改革を導入して、徹底すべきですね。

2.保育士1人の業務量の把握!振り分けて平等にする【業務の把握】

時間を把握すれば、業務量の把握もできるようになります。

つまり、残業が多い保育士は業務量が多い、もしくは仕事の段取りの問題があるということがわかります。

その結果をふまえて、人事評価の徹底をすることもできますので、業務量の把握をし、全員が平等になるようにすべきです。

3.サービス残業や持ち帰りの仕事の禁止【休日に仕事をさせない】

保育士のサービス残業、持ち帰りは問題があります。

サービス残業はそもそも残らないと終わらない状況を作っている時点で問題がありますし、持ち帰りは保育園の大事な書類が自宅に流れているという問題があります。

そもそも自宅でも仕事をしなければならないような、状態と作れば保育士は長くつづきません。

徹底して持ち帰りの仕事を辞めさせ、時間内に業務が終われる環境を作るべきです。

4.休憩時間を管理!必ずとらせる【労働基準法の順守】

休憩時間もほとんどの保育士はとっていません。

それくらい忙しいということです。

これは労働基準法で定められている労働者の権利であり、必ずしなければならないことです。

できれば、子供のいる現場から離れて休憩を取れる環境を整えましょう。

5.保育に集中をできる環境を整える【人間関係の円滑化】

保育に集中ができていない保育園もたくさんあります。

たとえば、職員同士の人間関係に疲弊をしてしまうというもの。

本来は子供に向き合わなければならないはずが、職員同士の問題となってしまい無駄なことが多いです。

そんなことよりも保育士は保育に集中できる環境を整えましょう。

6.相談がすぐにできる環境を作る【保育士がやりがいを持てるように】

相談がすぐにできる環境を整えましょう。

主任や園長にプライベートなことから、仕事のことまでどんなことでも相談をさせましょう。

また、必ず個人の情報が守られる環境が大事です。

保育園では相談をしたら、すべての職員が知っていたなんてこともありますので、管理者がきちんと情報を守って相談をうけましょう。

【保育士向け】コミュニケーション能力を高める方法!苦手な人に研修

7.適切な人事評価をする賃金の支払い【ボーナスや給料アップ】

適切な人事評価を導入しましょう。

保育園で多いのはあきらかな、えこひいきなどです。

それでは、平等な保育園であるとはいえません。

適切な人事評価制度を導入し、賃金の支払いに反映をさせましょう。

保育園の労働環境の改善事例

実は保育園の労働環境の改善を実際に行っている園があります。

これは厚生労働省が委託して作っている「保育士の働きやすい職場づくりのための手引き」という本に書いてある内容です。

時間単位の有給制度

・1時間単位の有給休暇制度を取り入れ、就業時間内の通院や学校の授業参観に出席するために抜けられるようにする。【大阪府】

・授業参観や通院など、少しの時間で用事が済む場合は、2時間単位で休みが取れるようにしている。【滋賀県】

融通が利きやすい状態となるため、保育士のストレスも減り、良い保育につながっている事例です。

誕生日休暇制度【休みを必ずさせる】

・よほどのことがない限り休暇を取得しないため、「自分のためにとれる休暇」として誕生日休暇を導入。【富山県】

誕生日には休みを取る規定をすることで、休みがとりやすい環境を整える。

連続休暇制度

・1年間に1回、7日間連続で休暇を取れる。【北海道】

・年度初めに全職員から休暇の希望を提出させ、全員調整する。【北海道】

こんな風に保育士の労働環境を整える工夫をしている保育園もたくさんあります。

保育士の労働時間と環境改善で良い保育を目指そう【離職を下げる】

保育士の労働時間や環境について書いてきました。

正直、お世辞にもよい環境であるとは言えない現実があります。

特に最近話題になっているのは「保育士の大量退職」ですが、あれは保育園側の労働環境や時間の管理ができていないために起こっています。

保育の質が高い園は、先生たちの労務管理や時間管理もきちんとされています。

つまり、働きやすく続けやすい環境が整えられているのです。

それに対して、離職が多い保育園は労働環境が整っていない現実がありますので大きな差が生まれていますね、

これから人材確保はますます大変になりますので、労働時間や環境が悪いため離職が多い園は、改善を目指していきましょう。

結果的には「保育の質の向上」につながるのですから。

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Taka

Taka代表

投稿者プロフィール

元保育士の保育士ライフ運営者takaです。

・保育園の現場経験から園長になった経歴の持ち主

・子供の教育や幼稚園、小学校受験を担当し多数の合格実績もあります。

・2児の父で現在はサラリーマン(営業)をしながら副業でブログやライターなどの仕事をしてます。

・趣味は筋トレ、ランニング、キャンプ、フットサルと体を動かすことが好き。

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・認可保育園で現場の経験あり。

その後は教育関係の会社に転職し管理職を歴任。

今は普通のサラリーマン(営業)をしています。

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