
保育士が年収400万円を超えることは可能なのでしょうか?
求人を見ていても、年収が400万円を超えるものはわずか。
正直、そんな求人なんてあるの?と思いたくなります。
この記事では保育士が年収400万円を超える求人があるのか?また、超えるための方法について書いていきます。
保育士で年収400万円を超える求人はある?【平均の給料は?】
保育士の年収400万円。
正直、給料が低い保育園の業界ではありえないくらいの高さです。
保育士の平均年収は360万円で、平均勤続年数は36年というのが相場ですので、年収400万円に届くことはありません。
保育業界は給与が安いとよく言われてるけど、保育経験2年目の保育士さんでも場所によっては年収400万円(処遇改善手当、借り上げ制度を含む)以上の収入をもらえるエリアもあるねんな。
ただ、そういった手当をしっかり保育士さんに支給していない園も多いのよね。
そりゃ保育士さんもやる気失うわな
— Heyフジちゃん (@Heyfujichan) February 14, 2020
保育士にきちんと手当も支給をしていない、給料が低いなんてことも当たり前にあります。
そんな実際の保育士の実態はどうなのでしょうか?
保育士の平均給料は300万円【内閣府の調査】
保育士の内閣府の調査を見てみると、保育士の給料の平均は301,823円です。
ここにはボーナスが含まれており、年収にすると約360万円。
平均勤続年収は11年なので、10年以上も保育士を続けてきた人でやっと350万円の壁をこえますね。
公立の保育士の平均は303,113円なので、そこまで差がないように感じます。
ただし、平均年齢は30歳を超えていますので、それを見てみると低いですし、新卒の場合だと月収20万円いけばよい方。
保育士の平均年収は250万円から350万円の間が妥当だと言えます。
(参考:内閣府「令和元年度幼稚園・保育所・認定こども園等の経営実態調査集計結果<速報値>【修正版】」)
保育士の年収400万円を超える求人は少数派
保育士の実態を見てみると、わかるように年収は低いです。
年収400万円を手に入れようと思うと、月に25万円でボーナスが4か月分、もしくは月に34万円ちかくもらえないと届きません。
つまり、かなり難しいです。
エージェントを使ってすごく仕事を探しても1件見つかるかなと言う程度でしょう。
年収400万円は保育園のなかでも稀少といえるでしょう。
保育士の昇給率はどれくらい?年収400万円が遠い現実
もちろん、長年勤めれば年収はどんどん上がっていきます。
ただし、年間の昇給率は約3000円から5000円くらいなので、それも高くは望めません。
10年勤務をして5万円ていどなので、社会福祉法人で運営をきちんとしているところであれば、20年くらい勤務をすればやっと叶うレベルでしょう。
給料には書かれない処遇改善手当で年収400万円は超える?
給料には書かれていない処遇改善手当があります。
これは保育士の給料を改善しようというもので、毎月支払うところと、年度末に支払うケースもあるのです。
その場合には30万円や50万円など大きな金額をもらえることも。
総合的に年収400万円を超える場合もありますね。
ただし、きちんともらえるかは園によるのが正直なところで、もらえない保育園もたくさんあるのです。
保育士で年収400万円を超える7つの方法【モデルケースを紹介】
しかし、保育士で年収400万円を超えることは不可能ではありません。
保育士年収400万円って結構ハードルたかい。働き手が男だけの場合、月収33万円だ。
ハローワークの保育士求人を100件調べたけど高くて月収25万円。ただし、放デイ児童発達支援管理責任者は30万越えもある。
月収30万越えを目指すのなら児発菅だと思う。 https://t.co/0Fdo6tbmQU
— 保育士ひまわり/長(おさ)竜太郎 (@tokorohimawari) December 13, 2019
実際に年収400万円を超える方法がありますので、紹介をしていきます。
1.保育園で主任や園長などの管理職になる 2.公立の保育士になる 3.大きな母体の保育園へ転職をする 4.保育士資格を活かして職場を変える 5.副業をして年収をアップさせる 6.給料が高い地域へ転職をする 7.一人暮らしならば家賃補助を使えば年収400万円を超える |
1.保育園で主任や園長などの管理職になる
保育士で年収400万円をこえたいならば、管理職になるのが一番早いです。
先ほどの調査をみてみると、主任保育士になると、ボーナス込みで422,966円が平均となっています。
年収にすると約500万円、園長になれば600万円もこえてきますね。
管理職になれば、責任は重たくなりますが年収も上がっていきます。
2.公立の保育士になる
次の方法は公立の保育士になることです。
公立の保育士は公務員ですので年収は年齢とともにどんどん上がっていきます。
年々上がっていきますので、安定性も抜群。
賞与や労働環境のきちんと整っていますので、年収400万円を余裕で超えますね。
3.大きな母体の保育園へ転職をする【賞与の率を見る】
母体の大きな保育園へ転職をするのも1つの方法です。
母体が大きければ、それだけ、補助金もしっかりともらっています。
また、賞与の率もよく4か月程度はでるところが多いですね。
年収にするとかなり高くなるので、400万円をこえることも十分可能です。
4.保育士資格を活かして職場を変える
保育士の資格を活かして職場を変えましょう。
例えば、民間の保育園へ行って好待遇な園を目指す、営業成績をあげて給与をもらうなどです。
保育士では難しいので、保育士資格を活かして高い給料をもらえる職場環境へいきましょう。
→ 保育士以外に子どもと関わる仕事11選【転職先の候補に検討しよう】
5.副業をして年収をアップさせる
保育士の年収は一般職員の場合は350万円程度が限界です。
しかし、副業で年間50万円かせげたら。
年収400万円も見えてきますので、副業でかせぐというはありです。
スキルも身に付きますので一石二鳥ですね。
→ 保育士が副業で月5万円を稼ぐ方法14選【バレないで稼げるコツ】
6.給料が高い地域へ転職をする【東京ならば年収400万円は当たり前】
あなたの住んでいる地域の給料が低いのかもしれません。
ならば、東京など最初から給料が高い水準の地域へ引っ越しをしましょう。
そうすれば、必然的に年収が上がっていきますし、年収400万円は超えます。
7.一人暮らしならば家賃補助を狙えば年収400万円を超える
一人暮らしならば、家賃補助を狙ってみましょう。
宿舎借り上げ制度と呼ばれる、家賃補助の制度があります。
これは保育士確保のために、国がしている施策で月66000円までは補助をしてくれます。
つまり、年間で約80万円ほどと補助してくれる計算になりますので、保育園で年収320万円をもらっていれば合算して約400万円をこえます。
家賃補助は10年間という縛りがありますが、その間は家賃を補助してもらえるのでメリットが高いです。
保育士で年収400万円を超えるにはスキルアップと注意点
保育士が年収400万円をこえるにはスキルアップしかありません。
現実的に考えると、管理職になるという方法が一番早く確実ですね。
そんな年収400万円の注意点について、書いていきます。
年収だけを求めて転職をしない【仕事内容をチェック】
転職をするときに、年収だけを求めて転職をしないことです。
年収だけを求めるとあとで失敗をします。
入職をしたときは良かったけれど、後で昇給がほとんどない、退職金がないなどです。
他にも仕事がきついなど、いろいろとありますね。
年収だけ求めるよりも、仕事の内容は将来的なスキルも検討すべきです。
年収400万円を保育士が超えるにはスキルが必要
年収400万円を保育士でこえようと思うと、それなりのスキルが必要。
公立は別ですが、私立の場合はマネジメント、管理職経験、あなたにしかできないことがある。
この辺りがないと年収400万円を超えるのはかなりむずかしいです。
何らかのスキルをつけましょう。
補助金が適切に使われている保育園に行けば上がる
認可保育園は補助金で成り立っています。
しかし、中には補助金が適切に使われていない保育園もあるのです。
そこを見極めるのは簡単ではありませんが、しっかりと補助金が使われている保育園へいきましょう。
そうすれば給料もアップしますので、メリットがありますね。
それを知るには転職エージェントを使って探してもらうのが一番早いです。
保育士で年収400万円を超える方法のまとめ【管理職になろう】
保育士にとって大きな壁となる年収400万円。
この金額をもらおうと思うと、それなりのスキルや経験が必要になります。
管理職を目指せば、年収400万円をこえることは十分可能ですが、現場の保育士ならば公立以外は難しいといえます。
長年おなじ保育園で勤務をするしかないかなと言えますね。
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