魔の二歳児はいつから?特徴は?イライラするときの6つの対応方法

イヤイヤ期と言われる魔の二歳児

魔の二歳児なんて言葉を聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

この言葉は保育業界でも言われることなのですが、どちらかといえば子育て世代の人たちからよく聞く言葉だなという印象をもっています。

この魔の二歳児と言われている年齢で子育てに悩んだり、イライラしてしまったり、中に育児ノイローゼになる人もおおく子育てをしてきて、離乳食の次に悩むことだといわれています。

そんな魔の二歳児に特徴や対応の方法の意味や、なぜ起こるのか?また保育士の目線での対応方法についても書いていきたいと思います。

魔の二歳児とは?

まず、知っておかなければならないことは「魔の二歳児」とはいったいどんな意味なのでしょうか?

魔の二歳児は別名「イヤイヤ期」と言われており、成長の段階で急に「お着換えイヤ」「この服イヤ」「ママいや」というようになんでも「イヤ」と言って反抗期に入ることをいいます。

正式には「第一次反抗期」といわれていますね。

このイヤイヤ期になると、今までスムーズに進んでいたことが進まなくなることから日中一緒にいる母親が大変で悩んでしまうのですが、第一次反抗期です。

親は悩むことになるのですが、実はこどもの成長の過程でとても大事なことなんです。

イヤイヤ期の特徴としては以下の2つのことが如実に表れれてきますので、もし二歳くらいの子供がこのような行動に出てきたときには「反抗期が来たんだ」と感じ取りましょう。

・イヤイヤが多くなり、自己主張が多くなる。
・自分でなんでもやりたがり、自主性が高まる

いつから始まるのか?反抗期が訪れる意味

これは自我が訪れるといことが一番の原因となります。

つまり、子どもが心身共に成長をしてきたという大事な過程となっています。

そのため、イヤイヤ期がでて当たり前と言われているため出てきて当たり前のことなのです。

その逆にこのイヤイヤ期を力で押さえつけたり、訪れないというのは逆に怖いことなのです。

子供の反抗期は2回訪れるといわれています。

・1回目は1歳半~2歳ごろから始まり4歳児になるころには落ち着いてくるといわれている第一次反抗期
・2回目は中学生ごろから始まり16歳ごろに収まると言われている第二次反抗期です。

第二次反抗期は思春期に始まるといわれていることから、この時期もとても大変だといわれていますね。

魔の二歳児と言われている第一次反抗期は2歳が特にピークになると言われており、自立心が芽生えてきたことにより何をするにもイヤと言いますし、反抗をする姿が日常的になってきますね。

しかし、このイヤという姿はあくまでも成長の過程です。

そのためわがままで言っているわけではないということを理解してあげる必要はありますね。

イヤは言いやすいから?

このイヤという言葉ですが、とにかく頻繁に使うようになります。

これは親だけではなく、保育者も悩む1つの要素となっているのですが、ある研修で言われたことを紹介します。

なぜ、子どもはイヤイヤ期になると「イヤ」というのか?

その講師いわく「”イヤ”という言葉は言いやすく、使いやすいから」だそうです。

もちろんほかの言葉でもよいのですが、子どもからすると「イヤ」という言葉が一番言いやすく、伝えやすいという理由から発すると言われていますね。

母との分離の時期

子どもが生まれる際にはお母さんのお腹から生まれることになります。

生まれてから2歳児までは自分自身はお母さんと一心同体という考えになっていることから甘えたり、抱っこを求めたりすることが多いですね。

しかし、2歳児になると自分と一緒だと思っていた母親が実は違う人物であるということがわかります。

すると、「母は母」「自分は自分」という考えになり1人の人間として旅立つ意味が込められているという時期でもあります。

私は一人の人間だということで反抗期が訪れるとおもいわれていますし、これは成長の過程で必ず訪れることなので大変かもしれませんが、ある意味でうれしいことなのです。

魔の二歳児は成長の過程でとても大事

2歳児というのは成長していく過程でとても大事だといわれています。

つたないながらもある程度言葉を上手に使えるようになってくることから自分の感情などを言葉で表そうとします。

しかし、まだ2歳児という年齢のため言葉を巧みに使うことはできないことから自分のやりたいことを言葉で伝えられないということがあります。

すると、伝えたいことがあるけれどもうまく伝えられないというもどかしさからイライラになっていき、最終的には何に対しても拒否の言葉として「イヤ」と言ってみたり、抵抗したり、癇癪を起して自分の気持ちを伝えようとします。

つまり、魔の二歳児と言われる理由は「自分がこんな風にしたいのにどうしてわかってくれないの?」という気持ちや感情の表れになるのではないかと思いますね。

では、ここで2歳児とは一体どんな年齢なのかを簡単にまとめていきましょう。

2歳児の発達と特徴

2歳児の発達について保育的な要素も含めて書いていきますので、魔の二歳児と一緒に過ごしたり、関わったりすることがある方はこの発達について理解をしておくととても役立ちます。

運動面

またぐ、くぐる、走る、よじ登る、押すなど全身を使う動きは活発になります。

また、つまむ、丸める、めくるなど手や指を使うことができるようになりそれを遊びとして楽しむことができるようになります。

つもり遊び

自分のしたいこと、してほしいこと言葉でいうようになります。

また、遊具などを見立てて「~のつもり」「~のふり」という遊びの楽しみ方をしており簡単なごっこ遊びができるようになりますね。

特に周りの人の行動に興味をもっており、盛んに真似たり、歌ったりするようになります。

自分でする

大人に手助けされながらも排せつや着替えなど簡単な身の回りのことを自分でしようとします。

「ジブンデ」とよく言葉でいうようになりますね。

2歳児の子育て、保育のポイント

2歳児になると、こちら(大人)のかかわりもとても大事になります。

1歳児の時に獲得をした歩行や言葉を使う、象徴的な遊びの充実が大事でさらに子供らしい生活を展開していく時期となっています。

生活リズムも整い、基本的な生活もかなり自分でできるようになります。

しかし、自立をしようと頑張っていても一人でできないことに対する矛盾にぶつかり、そのギャップを埋めるためにも大人への依存はまだまだ必要となりますね。

このやりたいけれどもできないというギャップに対する気持ちをうまく汲み取り、時には励まし、時には甘えて認めるようにしていきましょう。

見立て・つもり遊びの充実

言葉がわかりだし、自分の気持ちを言葉で表すことができるようになると長い積み木を見て「バスみたい」と見立ててみたり、カップの型で作った砂をプリンのつもりで食べる真似をしたりする見立てつもり遊びが始まります。

保護者や保育者はその子供が描いているイメージをよく理解をして喜んで「つもり遊び」を十分に経験させるようにしましょう。

生活や社会的な仕事の観察、模倣が細やかになり役割を自覚した「ごっこ遊び」へ発展をしていく力を蓄えていきます。

そのため、見立てつもり遊びができるようなごっこ遊びの環境や絵本コーナーなどの環境づくりの保育士は気を付けたいものです。

大人も一緒にごっこ遊びをしてみる

また、保育士は一緒にごっこ遊びを一緒にしてあげましょう。

自分でごっこ遊びをすることはまだまだ難しい時期となりますので、それならば先生も一緒に、大人も一緒にごっこ遊びをするととても発展して面白いです。

本当の大人顔負けの演技をしてくれますので非常に楽しめます。

私もある日、「先生お医者さんごっこしよう」と言われたので、2歳児の子供とすると「はい、口をあけて」「ちょっと痛いですよ」と歯医者さんの真似をしてくれます。

子供がいう言葉も本当に先生が言っているような言い方なのですこんな風にかかわりを持つことで社会性を営んでいますね。

自我を育てる

2歳児になると歩行も完成しているためよく歩くようになります。

少々おぼつかないこともありますが、走ることもできますし、少しの段差ならば飛べるようになります。

そのため、身のこなしに自信が付き、少し離れた場所でも親や保育者が見えると安心をして遊びます。

身軽になった身体と少し器用さを増した指先で外界に対して積極的にかかわろうとします。

また、1歳児よりもさらに自我がはっきりとしており「自分でする」と主張したり、「片付けなさい」と指示をすると「イヤ」と反抗をしたりしますね。

自我を意識し始めるということは、他人の存在を認めることであり人間関係を築いていく基本的な要素なので大切に育てることがとても重要となります。

自分のものと他人のものの区別もしっかりとできるようになることから個人のロッカーや整理戸棚を整え、目印のマークを張るなど一人一人を尊重し自我を育てるようにしましょう。

友人関係を豊かに

しだいい友達と一緒が楽しくなり、好きな友達ができてくる2歳児ですが、自我が芽生え、自分を意識しだすころでもあります。

そのため、子ども同士の自己主張がぶつかりあいが起こります。

例えば、遊ぶ中で自分のおもちゃを取られるなど思い通りにならない経験を得て、自分以外の存在や身近な友達を意識し始めます。

情緒面

特に情緒面での成長は目覚ましく、いろいろな感情が急激に育つことから恐れ、怒り、嫉妬など情緒の動きが激しく性格もしっかりとしてくるため、甘え、すねる、はにかむ、人を選り好みするという姿がでてきます。

自我も芽生えてきますので、自他の区別ができて、固執や犯行など大人を困らせたり、自己主張が強くなるためしばしば友達とのぶつかり合いが起こったりするようになります。

魔の二歳児の対応方法

ここまで2歳児の特徴や魔の二歳児といわれる理由についていろいろと書いていきました。

次は魔の二歳児への対応の方法について紹介します。

悪魔のように見える、魔の二歳児に苦労をしている方はぜひ参考にしてください。

気持ちを代弁してあげる

魔の二歳児で大事なことは気持ちを代弁してあげるということです。

この時期は言葉がまだ巧みに使えない時期となっており、子どもからすると「言いたいことが言えない」「なんでわかってくれないの?」という気持ちになります。

例えば、子どもが「お茶(を入れたい)」と思っているときに「おちゃ」「ちゃっちゃ」といういい方になると思います。

そんな時に「お茶がほしい」と勘違いをしてコップにお茶を入れて渡した場合にはたぶん怒ることになるでしょう。

そうではなく、「お茶がほしいの?」「どうしたいの?」と聞いてあげてください。

すると、何かしらのアクションを子供はしてくれますので「あ~お茶を入れたかったの?一緒にいれようか」というと、子どももイライラすることなく納得できると思います。

もちろん大変なのですが、子どもの言いたいことを代弁してあげるという行為はとても重要です。

まずは受け入れる

イヤと言っている場合に無理矢理させようとか、なんとかしようとしてもうまくいかないことが多いでしょう。

それならば、子供のことを受け入れるという対応へ持っていきましょう。

例えば「お出かけイヤ!」と言われたら「そっか。じゃあお出かけやめようか」と受け入れて少し寂しそうな表情を見せたりしてみましょう。

子供も実は親の行動や反応というものをよくみていますので、少し対応も変わってきたり拒否をしていた行動から「おでかけ行く」と気持ちを改めてくれることもあります。

受け入れるという行為で子供自身が納得することもありますので「さみしそうに受け入れる」「悲しそうに話をしてみる」というやり方や言い方は効果がある場合もあります。

時間が許す限り付き合うようにする

イヤイヤ期、反抗期と言ってもまだたったの2歳。

生まれて間もない子供なので、ママもパパも時間が許す限り付き合ってあげましょう。

やりたいことがあってもできないときには癇癪を起すかもしれないですし、時にはママやパパのことをたたいたりすることもあるかもしれません。

そんな風になっている時にはゆっくりと関わってあげてください。

イヤイヤ期や魔の二歳児となると大変というイメージを持つかもしれないですが、この時期はこの時この成長の過程でしか関われません。

そのため、保護者の大変かもしれないですが「今の時期だけ」と思ってゆっくりとかかわってあげましょう。

注意を他のものにそらす

イヤイヤ期になるととにかく「なんでもイヤ」と言いますし、時にはうまくいかないことも多いため癇癪を起すことも多いでしょう。

しかし、それにいつまでも固執をしていても仕方がないので他のことやものへの気持ちを振り向かせてみましょう。

2歳児というのは気持ちも感情もコロコロと変わりやすいものです。

そのため着替えをしていて「イヤ」と言われたら「本を読もうか?」と他のことへ気持ちを振り向かせてみましょう。

私も娘がご飯を食べないということが多かったので、そんなときには「お月さまをみにいこうか?」「ちょっとパパ食べるのを見ておいてくれる?」など他のことへ気持ちを動かすようにしていました。

結局どちらも意地になるとしんどいだけになりますので嫌がっているのならば他のことへ気持ちを向かせるようにしましょう。

癇癪を起こした時は放っておく

癇癪(かんしゃく)を起こして手に負えないこともありますし暴れることもあるでしょう。

こんな時に親が困ってしまうのですが、この時には何を言おうが何をやろうがすべて「イヤ」ということになってしまいます。

それならばしばらく放置

つまり放っておくという方法はとても効果のあるものですね。

ひとしきり泣いたり怒ったりすることで気持ちのバランスをとっていますので、次第に落ち着いてくることになるでしょう。

この時にママやパパが意地になて無理やり子供にさせようとすると思いきり逆効果となりますので気を付けてくださいね。

大人は気持ちを落ち着かせる

魔の二歳児とかかわるときに大事なことは、大人が感情的に怒ったり、明らかにイライラとした対応を見せないことです。

子供は反抗期でイヤな気持ちが先行してしまう。

しかし、それに対して親も「なんでこの子は」「他の子はもっと落ち着いているのに」と思うこともありますがあくまでも自分の子どもは自分の子どもです。

最もダメなのか感情のまま怒り飛ばすということになりますので、大人もイライラとしたときには少し子供から距離をとるようしましょう。

気持ちを落ち着かせる方法

気持ちを落ち着かせる方法はいろいろとあるのですが、子どものイヤイヤや反抗に疲れてしまい手が出そうになったり、怒ってしまいそうになったら

・トイレにこもって深呼吸

・ベランダにでてストレッチをしてみる

・キッチンでコップ一杯の水を飲む

・ちょっとだけ玄関から外にでて子供から離れる

こんな風に子供を目の前にするとどうしても腹が立ってしまいますし、感情を抑えられなくなりますのでちょっと子供から離れるようにしましょう。

おすすめは呼吸をすることです。

普通に呼吸をするのではなく、イライラとしている時には交感神経のバランスが崩れることとなります。

そこで長い呼吸をしましょう。

1,息を思い切り吸い込んでください。
2,目をつぶって30~40秒くらいかけてゆっくり細い息を吐きだしてください。
3,2~3回ほど繰り返す。

こんな風な方法を実践してみましょう。

親のイライラが止まらないとき

魔の二歳児。

これ私が保育園で副園長などをしているときに多くの保護者の人から相談を受けることが多かったです。

保護者の人からすると

「一生懸命かかわっているに、うまくいかない」
「すべて反抗をされるので泣いてしまいました」
「私もイライラが止まらないです」

こんな風な意見が多かったですね。

そんな時に私は保護者にアドバイスをしていることがあるので最後の紹介をします。

自分がイライラとしているとき

親の人間なので、小さな子供に振り回されてイライラをすることもあるでしょう。

そんなときには、「子供のそばから離れるように」といつも伝えています。

子どもを目の前にして、たたきたくなるくらい育児に悩んでしまうときもありますがそのまま向き合っているとたぶん親も手がでてしまいます。

そうならないためにも

・トイレへ行ってこもる。
・キッチンでコップ一杯の水をのむ。
・一度外へでて空気をすって部屋に戻る。

これはイライラの原因となっている子どもを目の前から一度離れるという方法ですが、最も効果があります。

戻ってきたら思いきり抱っこしてあげて下さい。

これで十分対応もできますね。

70点を目指そう

イヤイヤ期にイライラしやすい親の特徴は「真面目」「几帳面」な人ほどより感じやすいという印象です。

ママに特にイライラとしてしまうこともおおいため、ほかには土日はパパに預けて自分はカフェにいったりランチへ行ったりするという方法もありです。

とにかく、子どもだけに集中をするのではなく視点を変えるということをすると、親のイライラも少しは楽になります。

育児は100点を目指すのではなく、70点を目指すくらい緩やかな気持ちを持ってくださいね。

 

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