保育園の求人は地域で格差がある!運営をしている園長が大変な実態

保育士は求人を出しても集まらない現実

保育園の関する求人は年々増加をしており、保育園だけではなく幼稚園でも増加の一歩を歩んでいるといわれています。

その理由としては、待機児童問題で保育園はどんどんと増加をしている状況ですが、保育士の人数が足りていないという状態になり、結局保育園を作ったけれども肝心の先生がいないため開園ができないという切実な悩みもおこっています。

そんな保育園の求人の状態や、園長先生の悩みについて書いていきましょう。

求人数が多く地域差も大きい

今、保育園関係の求人が山のように出ているのが正直な所です。

どれくらいの求人が出ているのかというと、たぶん保育園で働きたいと思っている保育士さんは経験などはあまり問われず保育士を持っていて人間的にも問題のない人ならばすぐに採用になると思われるくらい多いです。

これは予想となりますが、保育士さん1人に対して2~3件くらいの保育園の求人が当てはまるほど保育士にとっては選び放題となっており、その逆に保育園側としては切実なほど人材が集まっていません。

有効求人倍率にすると約2~3倍と言われていますので1人の保育士が就職先を選べる状態となっていますので、採用をしても他の保育園の方が条件が良いということから採用をけられるということも起こっています。

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関東に求人が殺到している

求人が圧倒的に多いのは関東の首都圏で東京、神奈川、埼玉、千葉などのあたりはもとから人口も多いですし、保育園も多いことから保育士の求人はひっきりなしに出ている状態となっています。

他にも関西ならば大阪、京都、中部だと愛知、九州だと福岡など比較的保育園が多い地域は保育士不足に悩んでいる実態がありますね。

もちろん求人を出しても条件の良い保育園へは応募が殺到をしていますが、条件の悪い保育園へは応募もないという状況です。

待機児童が多い地域は保育士不足

これは単純なことなのですが、保育士が不足をしている地域は待機児童が圧倒的に多い地域となっており、保育園はたくさん出ているにも関わらず保育士さんがいないため定員以下しか子どもを受け入れ出来なかったりしています。

待機児童が多いということは、それだけ預けたいという保護者の多いのですが保育士もなかなか入社をしてこない状況が首都圏では蔓延化していますね。

保育士不足で加速する待機児童問題

悪循環の仕組みとしては、

「待機児童が多い」「保育園を増やす」「でも、保育士が足りない」「定員以下しか受け入れられない」

このような流れになっているため待機児童の多い地域はいつまで経っても解消をされる気配はありません。

しかし、その逆で過疎地域とよばれる田舎の地域では待機児童が最初からほとんどいないですので誰でも保育園へ入園をすることが可能となっているのです。

保育士も十分足りているのでゆったりをした保育をすることができていますので地域差は大きいというのが待機児童と保育士の求人の現状といえますね。

過去にはSNSで「保育園に落ちたしね」問題もあり、待機児童の解消に政府も動いていますし、年々保育園への入園申し込みは増えていますが点数が高くても入れないという状況が続いており、なかなか解消をしないのが正直なところですがそれには理由があります。

その理由は待機児童の人からすると保育園が足りないのですが、保育園からするとそもそも働いてくれる保育士が少ないという現状がありますね。

保育士が不足をしている原因

保育士が不足をしている原因はいろいろとあるのですが、その中でもトップ3の理由を説明すると「低賃金」「人間関係」「労働時間」の理由により退職をして保育士を辞めてしまう人が多いということです。

保育士の資格を持っている人は世の中にはたくさんいるのですが、働いていない保育士が多いのは事実となっています。

ちなみに保育士資格を持ってい人の内に70万人は保育士ではない仕事をしていると言われていますのでこの潜在保育士の解消も大事な要素となっていますね。

(参考:厚生労働省「保育士の潜在保育士数」)

退職理由が保育士に復帰をしない理由につながる

その理由が先ほど紹介をした退職理由に含まれているといえますね。

保育士はがんばって働いても給与が上がらないといわれています。

保育士の平均年収は300万円程度と言われています。

公立ならば公務員という扱いになるのでお給料も安定をしていて多くもらうことができるのですが、私立の場合はそんな大きなお給料をもらうことはできません。

地域にもよりますが一般の保育士さんだと総支給額で20万円くらいですし、長く勤務をしていてもこの程度の金額しか手に入らないと言われています。(手取りで月13~16万円が平均)

結局長く勤務をしてもお給料は私立の場合はほとんど変わらないことがわかっています。

そうなると同じお給料でも労働環境の良い保育園へ勤務をするということなり、労働環境の良くない保育園は勤務が続かないという現実に陥ることになります。

労働が過酷

低賃金の割には重労働な仕事なので、せっかく保育士になっても離職をする人が後を絶ちません。

保育士さんは保護者が支払う保育料と運営費と市区町村、国などから補助金という形で給料を支払われています。

保育料をもっと上げれば保育士さんの給与アップへ直結をするのですが保育の料金は福祉という観点もあることから収入に応じて異なると言われていますのでなかなかシビアに上がらないです。

労働に関してはシビアに大変です。

・毎日勤務時間が終わってから事務仕事などの業務を行うため拘束時間が長い。

・保育園では仕事がおわらないため、家に持ち帰って土日も仕事をすることがほとんど。

・体調不良でも代わりの人がいないため出勤をしなければならない。

こんな仕事が毎日のように行われており、お盆もずっと開園をしておかなければならないため保育園によっては年間休日日数が100日未満のケースもあります。

有給すら取れないですし、有給休暇を消化するためには余程の理由がなければ取れないという状況になるため離職が続きますね。

保育士の事務仕事や雑務

もちろん日中は保育をしており、子どもから目を離すこともできないため結果的には事務仕事や雑務をいうのは自分の仕事が終わってからしかできない現状があります。

例えば書類関係となると、

・保育目標の書類

・クラスだより(毎月1枚)

・年間カリキュラム(年1枚)

・月間カリキュラム(月1枚)

※乳児の場合は個別に必要なので自分の受け持っている人数分。

・週案(週1枚)

・日案(毎日)

・日誌(毎日)

・個人記録(毎月)

これだけの書類を用意していかなければならず一人担任だとここに行事の準備、制作物の用意、保護者対応など仕事が山のようにあるのですが定時に終わらせるということはできないため結果的には持ち帰るもしくは残業をするという方法しかありません。

しかし、手当はでるわけでもないため労働時間が長く、多いのですが低賃金のため保育士を辞めてしまう人も年々多くなっています

人間関係に疲れる

人間関係はモンスターペアレントと呼ばれている保護者はもちろんなのですが、そのような人物だけではなく内部の人間関係に疲れたので退職をしたいという人は多いです。

保育士は女性の特有の職場となっており、いじめ、嫌がらせ、妬みなど正直ドロドロとしている人間関係があります。

そんな風な現状があり、子どもと接する仕事をしにきているのに内部の先生に気を使って、ご機嫌をうかがってということをしなければならないため疲れてしまったという人は多いですね。

保育士という仕事はどうしても人間関係の多い仕事になるのですが、子供や保護者とならばまだ保育士として仕事をしていく必要があるのですが、問題は保育士同士の関係です。

関連記事職場の人間関係で問題のある人の特徴とストレスへの対処法

園長の仕事で一番重要なのは求人

保育園で最も大変だと言われているのが、求人なのです。

その理由は2つ。

1つ目は保育園でどれだけ条件を整えても給与の面は園長だけではどうしようもなく、採用をしても離職をしてしまうこと。

2つ目は採用をかけても応募がないことです。

結局「離職」と「求人がない」という2つの現状があることから人を集める、引き止めることに苦労をしていますね。

離職の関しては女性の職場なので寿退社などめでたい退職があるのは正直なところです。

関連記事保育園の園長の給料と年収はいくら?仕事内容と園長になるには

良い条件の保育園へ人材が流れていく

そのため、毎年保育園で働いている人が辞めていくことはあたり前なのですが、それだけではなく中には今の保育園よりも良い条件の保育園もあることからそちらへ転職をしてしまうケースもあります。

そうなると離職も多くなりますので、求人をかけなければなりません。

中には一気に引き抜きにあってしまい保育園として運営が立ち行かなくなったという事例もありますし、保護者からの信用を勝ち取ることはなかなか難しいです。

また、離職が多いためなんとか離職を防ごうとしているのですが保育士の立場からすると「世の中は保育士不足で困ってる」という錦はもちろん持っていますので、社員などから言われる条件をのまざる負えないというのも正直なところですね。

もちろんほかの職員とのバランスも考えなければならないため、園長先生は園長の業務よりも今働いている保育士がどのようにすればみんな退職をせずに続けてくれるのか?というところに頭を悩ませているというのが正直なところです。

求人をかけても応募もない

また、もう一つが採用になります。

保育園を運営していても退職者が0人ということは基本的にあり得ません。

毎年どこの保育園も1割程度は退職者になるでしょう。

例えば30名の保育園ならば3名ほどは退職をしていくことになるのですが、この3名を採用をするのにすごく苦労をすることになります。

応募がある保育園は無理をしてでも条件をよくしておき「働きたい」と思ってもらえるようにしていますがそれでも応募は少ないです。

保育士の採用広告費が山積みとなる現実

そのため、紹介型の保育士求人を使うことになるのですが、結局莫大なお金をかけて採用をしなければならず、採用をしてもすぐに退職をしてしまうという結果になってしまいますのでいつまで経ってもいたちごっこのようになってしまいます。

保育園の求人は重要なのですが、今は本当にシビアに大変な時代となっていますので園長先生の仕事というのは多くなっています。

保育士の立場からすると余剰人員がいないため休みにくくなるというのは正直なところとなっており、人がいないもしくは途中で退職をしてしまう場合もありどんどん疲弊をしていってしまう。

保育園の現場は大変な状態になっているのが現状ですね。

保育士の求人の状況

保育士をしていてある程度期間が経過をすると、「保育士って大変」「お給料はどこも同じ」とわかってくる時期があります。

すると、働いてる保育士の本音としては「少しでも条件の良いところへ」「休みが多いところへ」「定時で帰れるところへ」というように少しでも体の負担が少ない保育園へ流れていく傾向にあります。

私も友人の保育士に聞いたのですが、やはり同じように考えるようです。

最近は最初から保育士のお給料も高く採用となっているが結局どこの保育園へ就職をしてもそこまで大きな金額は変わらないため少しでも労働条件が良いところへ行くと言っていました。

しかし、その労働条件というものせめて月に土曜日は2回休みたい、お盆に関係なくてもよいから夏に3日程度の休みがとりたいなど誰もが考えても当たり前のような条件を言っています。

友人2人に聞いたのですが、持ち帰りとサービス残業は保育士をしている限りどうしようもないというのが正直な気持ちでどこへ転職をしても覚悟をしているという感想です。

保育士は就職先を選べる時代

保育士としては今は有効求人倍率も高いことから保育士が就職先を選べる時代となっています。

保育園側としても古い体質のままではどうしようもない状態なので、保育士の仕事の効率化や長く勤務をしてもらえる労働環境作りが大事なポイントとなってくると思いますね。

働きやすい保育園は退職者も少ないですが、働きにくい保育園は退職者が多い。

そんな風に結果として出ていますのでより働きやすい環境が求められているといえます。

中でも東京などの首都圏になると有効求人倍率は6倍といわれています。

つまり、1人の保育士に対して6件の保育園の求人があるので、当たり前に考えても人材不足になるのは当然ですよね。

その反面、保育士の立場から考えると就職先はたくさんあります。

ただし自分で仕事を探したとしても簡単には見つからないため紹介型の求人サイトを活用してみてはいかがでしょうか?

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元保育士でこのサイトの管理者をしているtakaです。
認可保育園はもちろん、認可外保育園の立ち上げや集客、営業などをやってきた異色の男性保育士。

保育園の主任、副園長、幼児教室でのエリアマネージャーなどを歴任して今は保育コンサル、保育組織改善、子育て相談に子供関係の仕事と、WEB関係でホームぺージ作成などの仕事をやっています。

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