保育園看護師は使えないは本当か?仕事内容と給料と求人の見つけ方を解説

保育園看護師は使えないは本当か?仕事内容と給料と求人の見つけ方を解説
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保育園には看護師もしくは准看護師がの役割とは何でしょうか?

実は看護師さんからも保育園は人気の就職先、転職先となっており特に子供が好きな看護師さんは勤務としたい先として保育士を選択するケースも多いです。

子供が好きな看護師さんは病院でも小児科などへ勤務をして仕事をしますので、その続きで保育園を選ぶ方も多く他の病院を比べて夜勤がないなど体的な負担も少なくて人気となっています。

しかし、実際に求人を探してみるとどこにあるのかわかりにくい点もありますね。

この記事では保育園の中に常駐をしている看護師の仕事や給料、求人の探し方などがわかります。



保育園の看護師は使えない?給料と求人の見つけ方

保育園には1人必ず看護師がいるものです。

その理由は配置基準というものがあり認可保育園の場合は看護師を配置しなければならないという決まりがあります。

これは各自治体より指示を出されており看護師の常駐もしくは推奨という形にしているのですが、看護師一人当たりの人件費を国は補助をするという対策をとっているからです。

そのため、認可保育園は保育園の規模にかかわらず看護師が在籍しています。

また、准看護師でも配置をされるのは良く、2015年に国から准看護師や保健師などと同様に保育所の配置基準を満たすものとして定められています。

園によっては准看護師でも勤務をしているところがありますのでしっておきましょう。

(参考:厚生労働省「保育所の配置基準について」)

保育園の看護師の役割

保育園で仕事をする看護師の役割は「保育士のサポート」になります。

保育園は子供が育つ施設ですので、保育士の先生が多く働いている施設となっておりそのサポートをするのが看護師の大きな仕事です。

子供に関する知識は保育士も豊富にもっていますが、看護、病気、薬などの医療的な知識になるとほとんど持っていません。

そのような保育士には足りない部分をサポートすることが看護師のおもな役割となりますので理解しましょう。

ただし、医療行為は基本的には実施をしません。

あくまでも保育士である職員、保護者、子供たちが健康に元気に過ごせるようにするサポートをすることが主な仕事です。

保育園看護師の給料はどれくらい?

保育園看護師は働き方にもよりますが、相場は月給30万円程度となっています。

時間は固定となっており、子どもが多い時間帯が基本。

もちろん園によって異なりますが、賞与もありますのでかなり多くもらえると思っておきましょう。

保育園看護師は使えないは本当なの?

保育園看護師は使えないなんて言われます。

これについては、経験がないと使えない。

あとは、フットワークが悪く使えないというもの。

そうやって保育園看護師が使えないと言われることも実はあるのです。

保育園看護師の求人の見つけ方

保育園看護師は転職サイトを使うと見つかりやすいです。

多く求人は出ていますが、条件はバラバラ。

なので、求人サイトへ登録をして探してみましょう。

看護師の転職なら>>【ジョブメドレー看護師】

保育園の看護師の7つの仕事内容【使えないではなく大事な役割】

そんな保育園にとっても必要な人材である看護師ですが、実際に仕事をするとなったらどんな内容の仕事をすることになるのでしょうか?

仕事の内容についておもに6つのものがあります。

1.子供達の健康管理

まず一番多いのは子供の健康管理です。

子供の体調は日々変化しますので、担任とコミュニケーションをとって子供たちの健康状態や体調の把握、アトピーを持っている児童の肌の状態など細かな点までチェックをします。

そのため、保育園へ通っている子供の日常の状態などをしっかりと把握する必要がありますね。

2.薬の管理と服用

看護師は保育士の仕事をサポートするという意味もあります。

そのため、子供の薬の服用や管理は主に看護師の仕事となりますので昼食時に薬をもっていって服用をさせたりすることも大事な仕事です。

保育園によってことなりますが、薬は事務所の看護師に保護者が預けるというルールを徹底している保育園もありますので薬に関してしっかりと理解をしておくことは必要です。

3.病気やケガへの対処

病気やケガが保育園では必ず起こるものです。

急な発熱、感染症の疑いなど子供たちにとって体調が悪くなったら看護師がその後は見ることも多く保護者へ連絡まで入れる業務でお迎えまで子供の急な体調不良のためにそばに常駐をすることになります。

ケガも園庭で遊んでいてこけた、走っていた膝を擦りむいた、打撲したなどいろいろな怪我が起こりえます。

時には頭を切ってしまった、骨折の疑いがあるなどの場合は病院へ連れていくことも仕事となります。

4.保護者とのコミュニケーション

看護師として保護者とコミュニケーションを取ることが基本です。

保育士にはわからないことも看護師ならではの知識がありますので、保護者からの質問に答えたり、アレルギー児童やアトピー児童など個別のケアが必要な子供の場合には個別のサポートしたりします。

5.感染症の周知および把握

感染症も保育園では流行をするものです。

そのため、保育園でインフルエンザなどの感染症が流行をしている場合には早急に周知をして理解を深めるようになります。

保育士に感染症の知識を深めさせるというのも大きな仕事といえますね。

研修などを定期的にする園もありますね。

6.病後児保育の実施

病後児保育は実施をしている保育園によりますが、主に病気になり回復はしているけれどもまだ本調子ではない、快方をしていない子供を預かる保育のことです。

ほとんどの保育園では実施をしていませんが、中には実施をしている保育園もありその場合には病後児童を見ることになります。

もちろん他にも看護師は0歳児の保育業務に入ったりすることもあり各園によって仕事は異なります。

先ほども紹介をしたように看護師は保育よりも「看護」という部分が求められるため保育士のサポートが主な仕事と理解しておきましょう。

7.職員の健康管理

保育園看護師にとっては職員の健康管理も大事なことです。

例えば、感染症の疑いがあるならば速やかに病院受診をさせるなど。

そうやって職員の健康をしっかりと整えることも大事な仕事だといえますね。

保育園の看護師の給料と必要な資格【基準は園により異なる】

次に実際に保育園で看護師として仕事をしたい人に給料や資格について書いていきます。

保育園で働くといっても看護師なので保育士と比べるともちろん給料は高めです。

その分保育園には1人しかいない存在となるため、責任もそれなりにある仕事といえますね。

保育園の看護師の給料

保育園の看護師の給料はもちろん保育園によって考え方も異なります。

そこで国の給与調査をもとに試算をしてみました。

その結果2017年の調査で一般的な看護師の給与の平均は約33,1万円となっており、年間の賞与は79,9万円となるので年収にすると約478,2万円が保育園で仕事をする看護師の給与となります。

保育士は平均は22,9万円で賞与が66,2万円で年収は342,1万円なので看護師の方が高い印象です。

もちろん、保育士の統計に関しても「こんなにもらっていない」という人も多いでしょう。

ただし、この看護師の給与に関しても保育士を対象としている調査なので不明な点も多いですが、看護師の場合は各自治体より補助金もでていますのでそれを上乗せしている可能性もあります。

そのため、月収は1~2万円上乗せ、賞与は20万円くらい上乗せされる印象となっています。

(参考:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」)

保育園のパートの看護師の給与

パートの給与に関しても同じなのですが、保育士よりは高い印象です。

保育士の時給は今は900円~1,200円くらいが相場となっています。

もちろん住んでいる自治体によって異なるのですが、看護師となると1,500円~1,800円くらいの間となるため保育士と比べても時給も200円~300円くらいは高めとなりますね。

看護師という資格と知識の希少性が給与を上げているという印象です。

保育園の看護師に必要な資格

保育園で仕事をする看護師の資格についてです。

最初に書きましたが、看護師として仕事をするならば「看護師」もしくは「准看護師」の資格を持っていれば問題はありません。

ただし、保育園や自治体によっては准看護師の就職を断っている場合もありますので注意をしましょう。

もちろん保育園で仕事をするので「保育士資格」を持っておいた方が良いのでは?と思いますが看護師を持っていれば特に保育士は必要ありません。

看護師の経験と必要なスキル

そんな保育士として仕事をしていく中で看護師として仕事をしていく場合に必要な経験やスキルはあります。

もちろん多くの保育園では看護師というだけでも採用をしてもらえますが、以下の経験があればアピールとなります。

・小児科で勤務をしてきた。

・産婦人科で赤ちゃんのサポートをしてきた。

こんな風に子供と関係する現場で仕事をしてきた人はとても重宝をされるといえます。

他にも「子供と一緒に歌うのが好き」「子育ての経験がある」などのアピールポイントとなりますし、何よりも「子供が好き」というのは必須のスキルといえますね。

保育園の看護師の求人

保育園の看護師の募集は定期的にあります。

しかし、各園に1人くらいしか採用をしていないためなかなかレアともいえるでしょう。

そんなときには保育士エージェントに登録をして「看護師」の募集に応募をしてみるとたくさん見つかり候補もでてきます。

給与の面や休日の面など保育園によって異なる部分も大きいので、エージェントに依頼をしておけば問題はないでしょう。

保育園で看護師が働くメリットデメリット【使えないはウソ?】

保育園で仕事をしたい看護師、実際にしている看護師は病院などに勤務をするよりもメリットが多いからだと言われています。

保育士も潜在保育士として資格を持っているけれども仕事をしていない人が多いですが、看護師に関しても同じで看護師資格を持っているけれども仕事をしていない人もいます。

そんな看護師が保育園ならば働けるという点はメリットがあるからだといえますね。

ここでは看護師が保育士として仕事をするメリットデメリットについて書いていきましょす。

保育園の看護師のメリット

保育園で看護師として仕事をしていくメリットについて書いていきましょう。

やりがいのある仕事ができる

看護師は常時1人が基本なので、看護業務に関してはすべて一人で責任を持つことになります。

そのため、大変な分やりがいもある仕事となっているのでやりやすい仕事といえます。

ワークライフバランスがとりやすい

病院勤務だと夜勤があったり、早朝勤務があったり、休みの不定期で平日になることが多かったりと一年を通してゆっくりとできることがないようなシフト制です。

しかし、保育園の看護師になると保育園の休みに合わせられますので日曜祝日は基本的に休み。

そして、年末年始などは連休になりますし看護師は常駐している時間帯が決まっていますので毎日ほとんど変わらないシフトとなります。

非常に安定をした勤務時間帯なのでワークライフバランスがとりやすいです。

夜勤がない

夜勤がイヤだ、身体の負担がすごいなどの理由から看護師の仕事でも夜勤は嫌煙をされがちです。

何よりも看護師にとって夜勤がないというのは大きなメリットと言えるでしょう。

自分のペースで仕事ができる

保育園なので基本はチームで仕事をすることになるのですが、看護師の仕事は基本的にすべて一人で行うこととなるため自分のペースで行うこととなります。

そのため、自分のペースで仕事をしていきやすいという点も大きなメリットです。

デメリットがある?保育園の看護師の役割

しかし、メリットもあればデメリットもありますので書いていきます。

職場の人間関係に疲れる

保育園という職場なので基本は保育士が優先的な職場です。

そのため、保育士とうまくやっていかなければなりませんので疲れるという意見もあります。

もちろん病院でも人間関係があるのですが、保育園には保育園独特の人間関係があるので大変だという声があります。

保護者対応は大変

看護師として常駐をしていると保護者対応が大変だという声も多いです。

看護師は一人しかいていないため、医療的な部分、看護的な部分、薬についてなど看護という幅を広げて質問をされるケースもあり勉強や調べ事ばかりしなければならないと苦労をすることもあります。

責任が重い

看護師の仕事は一人でやるため、やりがいがある、一人のペースでできるというメリットがある反面どうしても責任は重たくなります。

保育園行事へは参加をする必要がある

看護師といっても保育園で仕事をしているため運動会や発表会などへ参加をする必要があります。

看護とは違った慣れない仕事となりますのでそれに順応をするのに疲れたという意見も。

運動会は救護など看護師としての仕事ですが、時には保育のヘルプに入ったりと忙しくなることも多いですね。

保育園の看護師の役割のまとめ!使えないはウソ

ここまで保育園で仕事をする看護師について書いてきました。

保育園でも非常に重要な役割を担っている看護師の求人もたくさんあり、最近は新規の保育園も多いのでそちらで募集があることもあります。

責任ある仕事ですが、ワークライフバランスがとりやすく仕事もしやすいので看護師として長く仕事を続けていきたいならば最適な職場ですし何よりも子供は可愛いです。

子育て経験も活かせますし、看護師のしての経験や知識も活かせる仕事です。

もちろんやりがいのある仕事なので「子供が好き」「やりがいのある仕事がしたい」という人はぜひ探してみてくださいね。

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