
赤ちゃんに歩行器はよくない?
歩行器は使うべきだという意見もありますが、保育士として「必要なし」という結論です。
理由は色々とあるのですが、赤ちゃんの成長の妨げになってしまう可能性もあるからですね。
この記事では赤ちゃんに歩行器はよくない理由などについて書いています。
赤ちゃんに歩行器はよくない理由5選【危険とデメリット】
赤ちゃんに歩行器がよくない理由について書いていきましょう。
歩行器は赤ちゃんが歩けるようになるための道具なのですが、実が危険です。
赤ちゃんが歩く練習は必要??🤔
歩行器を使用することによって事故が増え、歩行器を使用した子どもの方が発達が遅れたという調査報告があります。
伝い歩きができるようになれば、そのうち歩けるようになります。
早く歩けるようになることがよいわけではありません。
焦らなくても大丈夫です。— 河鰭洸太【吉備国際大学】 (@k2000127) April 17, 2020
このように「事故が増えた」「発達が遅れた」という意見もありますので、注意をしなければなりません。
そこで、歩行器がよくない5つの理由について書いていきましょう。
1.赤ちゃんの体に負担がかかる 2.骨格や筋力のバランスに影響も 3.転倒の危険性が高い 4.無理に歩かせるとO脚になってしまう 5.成長の過程を無視 |
1.赤ちゃんの体に負荷がかかる【自分の力ではない】
赤ちゃんの体に負担がかかります。
歩行器を使うことにより、赤ちゃんが本来は歩くことができないのですが、歩けてしまいます。
すると、歩けない赤ちゃんがあるけることになってしまいますので、想像以上に体に負担がかかってしまいます。
つまり、自分の力ではないということですね。
自分の力以上のことを、歩行器のおかげで出来てしまうため気をつけなければなりません。
2.骨格、筋肉、バランスの発達に影響が出る
体に負荷がかかると話をしました。
その結果、体に大きな影響がでます。
体の骨格や筋肉、バランス機能の発達にずれが生じてしまいます。
歩行器は本来歩いていない赤ちゃんが歩けてしまうもの。
つまり、無理に歩かせるものなので、赤ちゃんの体に影響がでるのです。
3.転倒などの危険性が高い【事故の危険性】
歩行器は車輪がついているため、フローリングなどで使うとスムーズに動けます。
しかし、何かにひっかかったり、赤ちゃんの力で想像以上に動いてしまうことがあります。
そうなると、転倒や事故につながってしまう可能性もあるのです。
頭を打った、転倒をして口を切ったなど大変危険なことになる可能性もあります。
4.無理に歩かせるとO脚になる可能性もある【股関節に影響】
歩行器で歩く練習をすると、足が開いてしまいます。
いわゆるO脚というやつですね。
歩行器は赤ちゃんの足に負担をかけます。
脚がしっかりと育っていない赤ちゃんの足に体の体重が乗ってしまう状態です。
すると、足が広がってしまい膝の骨格に影響がでてしまう可能性があります。
一度O脚になると、戻すのはかなり困難と言えますね。
5.成長の過程を無視して歩けてしまう【歩ける勘違い】
発達の過程で無視をして歩けてしまいます。
赤ちゃんに限らず、子供には成長の過程というものがあります。
赤ちゃんだと、ハイハイをする、つかまり立ちをする、歩くという過程があります。
しかし、歩行器があると、ハイハイとして歩くという過程になってしまいますので注意が必要です。
赤ちゃんが早く歩けるメリットはなし【ゆっくりで問題なし】
赤ちゃんを早く歩かせたいママ達も多いですが、正直なにのメリットもありません。
保育士としてたくさんの子供をみてきましたが、ハイハイをしっかりとして歩けてきた子供の方があとですごく伸びます。
成長の過程には個人差があり、歩けるのも赤ちゃんによって異なります。
無理に歩かせても危険なだけですので、やめておくべきですね。
赤ちゃんの歩行器はいつから?何か月から使うの?おすすめは?
赤ちゃんの歩行器はいつから使えるのでしょうか?
また、おすすめを知りたいという意見もあります。
生後7か月から赤ちゃんの歩行器は使える
歩行器の多くは生後7か月から使えます。
生後7か月とは、おすわりがやっとできるようになる。
生後8か月の時期にやっとハイハイができるようになりますが、そんな時期に歩行器を使うとどうなるか?
もうわかりますね。
無理な成長を促進してしまうので、歩行器はやめておくべきです。
歩行器は必要なし【人気ランキングやおすすめに騙されないで】
ブログを見ると「ランキング」「おすすめ」がたくさんありますが騙されてはいけません。
赤ちゃんにとって百害あって一利なしです。
最近は使う人も減ってきているかと思うんですが、この類の歩行器は本来、赤ちゃんの成長に百害あって一利なしです。
少なくとも、歩行を覚える練習にはなりません!!
特殊な事情がない限り、購入する必要もないと思います。 pic.twitter.com/opPsQBNZjz— なかむらかなこ@🇬🇧 (@MinmachiBuho) January 28, 2019
企業のブログなどでも「歩行器おすすすめランキング」など紹介をされてるのは残念。
歩行器は使うべきではないですよ。
赤ちゃんの歩行器を使うときの注意点【手押し車もデメリットは同じ】
次に歩行器をどうしても使いたい人もいます。
私は使うことは一切おすすめしませんが、使うならば以下の点は注意をして下さい。
目を絶対に離さない【ママがそば付けない時は片づける】
赤ちゃんから目を離さないことです。
歩行器は転倒や事故の危険がありますので、そばでみておきましょう。
長時間は使わない【歩行器のデメリットの理解】
歩行器を長時間使うことはやめておきましょう。
歩行器を使うことは赤ちゃんの体にとって負担です。
そのため、最初から使う時間を決めておきましょう。
高さに注意!赤ちゃんの足がつかない高さに歩行器を調整しない
歩行器は高さを調節できますが、足のつかない高さにしてはいけません。
ぶら下っている状態となるため、体に負担がかかります。
使うならば、足が付く高さに設定をしましょう。
どうしても気になるならレンタルでやってみる
歩行器を使ってみたい、気になる。
こんな風に感じるならば、レンタルから使ってみましょう。
レンタルならば安く、試せますので、どうしても気になるならば使ってみてください。
赤ちゃんの歩行器の気になる質問【無理をしないことが大事】
歩行器に関する質問に答えていきます。
昨日で9ヶ月になったんですが、歩行器買おうか迷ってます。
買ってよかったよ!という方いらっしゃいましたらご意見お伺いしたいです😣— あや\❤︎/低浮上 (@SMAP0818lover) June 7, 2020
歩行器は購入すべきと思っている人がいます。
これも大きな間違いで「必要なし」であることをしっかりと伝えておくべきですね。
赤ちゃんは歩行器なしでも歩けるようになる?
赤ちゃんは歩行器なしでも歩けるようになるのか?
これについては、歩けるようになります。
むしろ、歩行器を使わずに歩かせる方がメリットが高いです。
赤ちゃんは自分なりの成長で歩けるようになりますので、歩行器なんて必要ありません。
→ 赤ちゃんが歩くのはいつから?平均時期と遅い方ときは練習が必要か?
赤ちゃんの歩行器の代わりになる方法を教えて
赤ちゃんの歩行器の代わりになる方法。
これは赤ちゃんがつかまり立ちをして、足腰がしっかりしてきたタイミングでやることです。
赤ちゃんの手をもって、一緒に歩いてあげましょう。
足腰がしっかりとしていることが条件ですが、それが整っていれば歩く練習をしましょう。
赤ちゃんに歩行器はよくない!危険やデメリットあるのでおすすめしない
赤ちゃんの歩行器はよくない、デメリットがあるとこの記事では書きました。
歩行器を使う人は減っていますが、それでも使おうと考える人がまだいます。
中には祖父母にすすめられたという意見もありますが、それは大きな間違いです。
歩行器は赤ちゃんにとってよくない、危険やデメリットしかないので、使うのはやめておきましょう。
赤ちゃんは自分なりに成長をしていきますので、見守ってあげてくださいね。
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