保育士試験は何回で合格を目指す?コツと不合格になる原因

保育士試験は何回で合格を目指す?コツと不合格になる原因

保育士資格試験は何回で合格をすべきなのか?

試験に挑んでも、落ちてしまう人もいれば、あっさりと合格をする人もいますね。

この記事ではそんな保育士資格試験に何回で合格をすべきなのか?

また、試験の内容や合格率について書いていきます。



保育士試験は何回で合格すべき?試験の内容と合格率を解説

保育士試験は何回で合格すべき?試験の内容と合格率を解説

保育士試験は何回で合格をすべきなのか?

これについては人によると思いますね。

実は難関といわれていますので、まずは試験の内容が合格率について書いていきます。

保育士資格一次試験の内容を解説

保育士資格試験には1次と2次があります。

そのいずれも内容が違っており、1次は筆記、2次は実務となっていますので、その点について書いていきましょう。

一次試験の内容は以下の通りです。

教科出題範囲問題数
保育原理・保育の意義及び目的
・保育に関する法令及び制度
・保育所保育指針における保育の基本
・保育の思想と歴史的変遷
・保育の現状と課題
20問
教育原理・教育の意義、目的及び子ども家庭福祉等との関連性
・教育の思想と歴史的変遷
・教育の制度
・教育の実践
・生涯学習社会における教育の現状と課題
10問
社会的養護・現代社会における社会的養護の意義と歴史的変遷
・社会的養護の基本
・社会的養護の制度と実施体系
・社会的養護の対象・形態・専門職
・社会的養護の現状と課題
10問
子ども家庭福祉・現代社会における子ども家庭福祉の意義と歴史的変遷
・子どもの人権擁護
・子ども家庭福祉の制度と実施体系
・子ども家庭福祉の現状と課題
・子ども家庭福祉の動向と展望
20問
社会福祉・現代社会における社会福祉の意義と歴史的変遷
・社会福祉の制度と実施体系
・社会福祉における相談援助
・社会福祉における利用者の保護に関わる仕組み
・社会福祉の動向と課題
20問
保育の心理学・発達を捉える視点
・子どもの発達過程
・子どもの学びと保育
20問
子どもの保健・子どもの心身の健康と保健の意義
・子どもの身体的発育・発達と保健
・子どもの心身の健康状態とその把握
・子どもの疾病の予防及び適切な対応
20問
子どもの食と栄養・子どもの健康と食生活の意義
・栄養に関する基本的知識
・子どもの発育・発達と食生活
・食育の基本と内容
・家庭や児童福祉施設における食事と栄養
・特別な配慮を要する子どもの食と栄養
20問
保育実習理論・保育実習理論
・保育実習実技
20問

保育士試験の筆記の合格基準は?【9教科必要】

筆記試験はすべてマークシートです。

正答率は100点満点で60点を取らなければなりません。

ただし、「教育原理および社会的養護」は各分野50点満点となり、それぞれ30点をとれば合格になります。

また、一度合格した科目は3年間再受験が免除されますので、3年間で9教科を合格すればよいという計算になるのです。

保育士資格二次試験の内容は難しい?【実技試験】

2次試験は実技です。

内容は以下の通りで3つのうち2つを受講すればよいですね。

科目出題内容見られるポイント
音楽表現に関する技術幼児に歌って聞かせることを想定して、課題曲(2曲)を弾き歌いする。・保育士として必要な歌や伴奏の技術があるか
・総合的に豊かな表現ができるか
造形表現に関する技術保育の一場面を絵画で表現する。・保育の状況をイメージした造形表現(情景や人物の描写、色使いなど)が豊かであるかどうか
言語表現に関する技術3歳児クラスの子どもに「3分間のお話」をすることを想定し、指定された課題のなかから選んで素話を行う。・保育士として基本的な声の出し方、表現上の技術、子どもに対する話し方ができているか
・子どもが聞き取れる、また理解できる内容にまとめられているか

保育士試験の二次試験の合格基準は?何が必要?

試験は当日会場へ行き、試験官の前で実践をすればOK。

1分野につき50点満点で30点以上の取得を目指す必要があります。

内容については、毎年ちがうため内容には差がありますね。

保育士資格試験の合格率はどれくらい?【一発合格の確率は?】

厚生労働省の合格率をみてみると、以下の通りですね。

・2017年度:21.61%

・2018年度:19.7%

・2019年度:23.7%

といずれも低い合格率となっています。

ちなみに、一発合格はわかりませんが数%程度の合格率となっています。

(参考:一般社団法人 全国保育士養成協議会「試験の内容」)

(参考:厚生労働省「保育士試験の実施状況(令和2年度)」)

保育士試験は何回で合格する?3つのコツと目指すべきスケジュール

保育士試験は何回で合格する?合格する3つのコツと目指すべきスケジュール

保育士試験は何回で合格をするのか?

これについては目安として1年間を目指しましょう。

そのコツやスケジュールについて書いていきます。

1.コツコツ勉強をして合格を目指す

2.一発合格を目指さない【2回が目安】

3.不合格でも落ち込まない【3年以内を目指そう】

1.コツコツ勉強をして合格を目指す【半年で5教科】

コツコツと勉強をして、最初の半年で5~6教科くらいの合格を目指しましょう。

筆記試験は範囲が広いため、なかなか一発では難しいです。

半年で5~6教科。

残りの半年で3~4教科の合格を目指しましょう。

2.一発合格を目指さない【2回が目安】

一発合格を目指すのは辞めておきましょう。

最初から目指すから落ち込みます。

保育士試験はコツコツと勉強するしか合格の道がありません。

そのためにやりましょう。

3.不合格でも落ち込まない【3年以内を目指そう】

不合格でも落ち込まないようにしましょう。

本来ならば3年以内で問題ないのですから…

どうしても仕事をしたいならば、そこはやる気をもってン勉強をするしかありません。

合格を目指すスケジュールを解説【1年での合格を目指そう】

保育士資格試験は毎日の積み重ねです。

中には1回目の試験は練習のため勉強をせずにリハーサル。

2回目を本番と思って臨むというケースもありますので、対応を考えてみても良いですね。

勉強の教材はケチらない【全教科の対策ができる通信がおすすめ】

勉強の教材はケチらないようにしましょう。

全教科の対策が出来るかが大きなポイントだといえます。

安い教材を購入したけれど、後から買い足した…なんて声もあるので最初に投資をして勉強に臨んでくださいね。

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保育士試験に不合格の人の原因5選!試験は何回で合格を目指す?

保育士試験に不合格の人の原因5選!試験は何回で合格を目指す?

保育士試験は何回で合格をするのか?

中には落ちてしまう人もたくさんいる現状がありますね。

そんな保育士試験について書いていきましょう。

1.勉強量が足りていない

2.弱点が克服できていない

3.幅広く勉強をし過ぎている

4.実技試験をなめて不合格になる

5.使っている教材が古くて範囲が狭い

1.勉強量が足りていない【落ちまくり】

勉強量が足りていない現状があります。

試験に落ちまくる人もおり、3年の猶予も無駄にしてしまうことも…。

保育士試験に受かるためには、コツコツと勉強をするしかないでしょう。

2.弱点が克服できていない【不安なまま勉強】

弱点が克服できていない現状もあります。

不安なまま勉強をしており、弱点があるままなので点数も伸びない現状がありますね。

弱点や苦手な強化を集中して、対策する必要があります。

3.幅広く勉強をし過ぎている

保育士試験の問題点は9教科という幅広さです。

この幅広い範囲を勉強しすぎているため、続かない現状があるのです。

保育士試験に合格するためには、強化を絞って、集中して勉強をする必要がありますね。

4.実技試験をなめて不合格になる

実技試験をなめて不合格になることもあります。

2次試験は合格率が高い試験です。

約8割と言われている試験なのです。

ただし、2割の人は落ちてしまう現状があるので、気を緩めないことが大事ですね。

5.使っている教材が古くて範囲が狭い

使っている教材が古くて範囲も狭い。

そんな問題点もありますね。

保育士試験は常に新しくなっていますので、教材も最新のものを用意するようにしましょう。

保育士試験は何回で合格をすべきのまとめ【落ちまくりは注意】

保育士試験は何回で合格をすべきのまとめ

保育士試験は何回で合格をすべきなのか?

これについては、色々な意見があるかと思いますが、目指すは1年で2回です。

長く勉強をするのは辛いもの。

そのため、短期集中で合格をしたいですね。

教材に投資をして、合格目指してがんばってくださいね。

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