
保育士不足の対策について書いていきます。
待機児童解消のために保育園はどんどん増えているのですが、肝心の保育士が増えない。
そんな現実がありますが、不足をする理由や原因もあるのです。
この記事では保育士不足の対策について書いています。
目次
保育士不足の対策7選【人手不足を解消しよう】
保育士不足の対策は必須です。
なぜならば、子どもを安心して預ける場所である保育士が不足してしまうと、子供を預かれなくなるから。
看護師不足も
介護士不足も
保育士不足も給料倍くらいにしたら
解消されるんじゃね?😭— みや@子育て×臨床工学技士 (@CE_MiyaRev) December 12, 2020
国家資格保育士。
冬期賞与10万円台。
10年目でも給料変化ほぼ無し。
激務。
飛沫を浴びる、下痢嘔吐汚物処理有のコロナ感染高リスクの業種。
緊急事態宣言中も開園。
保育料無償化優先。
やりがい搾取で成り立っている仕事。
これでどう保育士不足を解消するのかな?#保育士辞めたい #ボーナス— ぽにょ。 (@nkW2s8mb9sgBCQg) December 12, 2020
保育士はたくさんの人を支える大事な仕事です。
そのためにできることをしっかりと考えるべきですね。
対策について7つ方法がありますので、解説していきます。
1.給料の水準が上がり生活が安心できる 2.保育士が働く環境の改善 3.保育園内の人間関係を良好にする 4.人気園にする【働きたい環境を作る】 5.産休や育休なども取れる環境を作る 6.休暇や有休の制度を整備して整える 7.保育士の人事評価を適切にできる仕組み |
1.給料の水準が上がり生活が安心できる
保育士の給料は平均月収約15万円から20万円。
これが10年働いたベテランでもそこまで差がない現実があります。
保育士の離職理由の中にも「給料が低い」という声がたくさんありますので、その水準を上げるべきですね。
2.保育士が働く環境の改善【労働時間・休憩・持ち帰り】
保育士の労働環境も一つの問題です。
保育園では長時間労働、休憩がない、持ち帰りの仕事が多い。
そのようなことが起こっている現状があります。
労働環境が悪いために退職になることもありますので、そんなときには環境を改善すべき。
保育士が働きやすい環境を作れば、自然と増えていくでしょう。
3.保育園内の人間関係を良好にする
保育園内の人間関係が問題で退職をする保育士もいます。
その状態から良好にするために改善をすることも大事です。
保育園内で保育士が一致団結して保育士同士が一丸となって保育を進めていける体制と取るべきですね。
4.人気園にする【働きたい環境を作る】
保育園を人気園にすることも大事。
「特色ある保育をしている」「給料が良い」「労働形態が良い」など。
そのような保育園の噂は保育士内でもどんどん広がっていきますので、人気園を作る意識を持つと良いでしょう。
5.産休や育休なども取れる環境を作る
産休や育休など、女性が仕事をしやすい環境をつくることも大事です。
産休や育休を取得することができれば、出産後も仕事に帰ってきてくれます。
それも含めて将来的な人材としても保育士を育てていける環境を作るべきなのです。
6.休暇や有休の制度を整備して整える
休暇や有休も大事。
保育士にとって休みを取得することはとても大事です。
仕事をすることはもちろんですが、休息を取ることもとても重要。
保育士が自分たちで管理をできる環境を整えることも大事ですね。
7.保育士の人事評価を適切にできる仕組み
保育士の人事評価も適切にしましょう。
園長や主任の主観を入れるわけではなく、きちんと評価をできる環境を整えること。
適切にできる仕組みを取り入れておくことが重要です。
保育士資格者を増やす意味は少ない?
保育士資格者が足りないわけではありません。
なんと保育士資格保有者の61.7%は保育士として仕事をしていない現実があるのです。
ただ、有資格者を増やしても保育の質はあがりません。
そうではなくより保育士が長く働ける場を作ることは重要なのです。
(参考:野村総合研究所「保育士としての就労状況や就労意向に関するアンケート調査」)
保育士不足が加速している原因とは?【対策は必須な現状】
保育士不足が加速をしています。
本当に、その現状があり友人が保育園で働いていても「人が足りない」といつも言っています。
それくらい人がこない現状があるのです。
保育士不足は加速している【90%の地域で求人が出ている】
保育士不足がどれくら加速しているのかについて、厚生労働省の調査をみてみると。
日本全国の90%の地域で有効求人倍率が1倍を超えています。
これはつまり、どこも人が足りていないという証拠なのです。
特に東京は大阪になると3倍を超えています。
これは1人の保育士に対して3つ~4つの保育園の募集があるということなのです。
保育士資格保有者の50%は保育園へ就職しない
また、保育士資格保有者の50%は保育園へ就職をしない現実もあります。
本来ならば、新卒でも保育士資格を持っていれば就職をしてくれるのですが昨今は下降傾向。
保育士不足を補うためにやるべきことが、できていないという現状があるのです。
勤続年数が短い【長く勤めてもらうことが重要】
保育士としての勤続年数が短い問題もあります。
保育士としてせっかく就職をしたとしても、何らかの理由で若い世代がすぐにやめてしまう。
そんなことも普通にあり3年以内の退職も30%を超えている現実があるのです。
保育士不足解消のために政府が打ち出したプランとは?
保育士不足を解消するために政府も見過ごしているわけではありません。
以下のような対策は実際にしているのです。
・保育士試験を年2回実施し取得しやすくした ・処遇改善手当の実施し月に6000円のアップを試みた ・離職した保育士の再就職支援を強化した |
しかし、不足をする原因を解消するにまでは至っていないのが正直なところ。
処遇改善も保育士にきちんと支給しているところが少ないのが大きな原因と言えます。
保育士不足が起こる原因とは?トップ3を解説【厚生労働省調査】
保育士不足が起こる原因でも、保育士として就職をしたくない原因もあるのです。
それがこちらの3つ。
厚生労働省の調査をもとにまとめてみました。
1.責任の重さ・事故への不安 2.保護者との関係が難しい 3.教育や研修体制への不満 |
特に、責任の重さと言う点は大きな要因だといえますね。
(参考資料・画像出典:厚生労働省「保育分野における人材不足の現状①」)
保育士不足を対策しないとどうなる?最悪で深刻なシナリオ
保育士不足を対策しないとどうなるのか?
これについては本当に早急にやるべきです。
保育士「頼む。給料上げて」
国会「ダメです😘」
保育士「なんの為の国家資格だ。頼む」
国会「ダメです😘」
保育士「人手不足なんだ」
国会「やだ☺」
保育士「最悪自宅に持ち帰り夜中まで作業なんだよ無給で」
国会「知らない🐴」
保育士「退職」
国会「どうやったら人手不足解消できるかな…」— ゼルエル 深淵のワンショットキルマン (@1994funnymal) December 7, 2020
もししないと、、、、最悪なシナリオも考えられますね。
保育園の運営が難しくなる【継続的に運営できない】
まず、保育士が少なくなってしまうと保育園の運営が厳しくなります。
首都圏でも乳児しか受け入れをすることができないという保育園はたくさんありますね。
そのため、運営が難しく継続的に保育所の運営が成り立たない現実があるのです。
保育士の一斉退職もあり得る【閉園へと追い込まれる】
また、最近は保育士の一斉退職もあります。
経営者側に問題があり、保育士が保育を続けていくことがかなり難しいという状況になります。
浜松市西区の私立認可保育園で、園長らのハラスメントを理由に保育士ら18人が今月28日付で一斉退職することが12日(中略)
保育士らが市や保護者に提出した書面では、退職の理由を「以前から園長、専務からパワハラ、セクハラ、マタハラなどのハラスメントを受けていた」
(引用:引用:朝日新聞DEGITAL「保育士ら18人、一斉退職へ 園長らのハラスメント訴え」)
そうなると、保育園は継続どころか廃園に追い込まれることになります。
→ 保育士の大量退職の理由とは?無責任な一斉退職はなぜ起こるのか?
採用活動に苦労をする【エージェントしかない】
採用活動にも苦労をすることになります。
保育士を確保することは保育園にとって重要なことです。
そのためにできることをすればよいのですが、難しい場合はエージェントを使うことになります。
結果としてはお金をたくさん使わないと採用ができない状態になってしまうため、経営的に苦しくなります。
保育士不足の対策のまとめ【働きやすい環境を作ろう】
保育士不足の対策について書きました。
何よりも大事なことは、保育士が働きやすい環境を作ることです。
保育士がしっかりと働ける環境を作れば、保育士はがんばって保育に専念してくれます。
保育園はチームとなって保育をしていく必要がありますので、そこは重要ですね。
しっかりと保育を運営していくことはとても重要なことだといえます。
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