
保育士の複数担任はストレス?
そんな風にいわれています。
やはり人間同士で仕事をしなければならないため、そのあたりは難しい点もあります。
この記事では保育士の複数担任のストレスの原因と対処法を書いていきます。
保育士の複数担任がストレスになる理由と原因7選【嫌いな先生と一緒は辛い】
保育士の多くは複数担任ということに関して、ストレスを感じています。
保育士や幼稚園教諭の人材紹介サービスを行うウェルクスは8月3日、「複数担任制」についてのアンケート調査結果を発表した。
「複数担任でクラス運営を行う際に、ストレスを感じたことはありますか?」を聞くと、「ある」の回答が97%と圧倒的に多い。
(引用:ニコニコニュース「ほぼ全ての保育士が複数担任制にストレス 「情報共有がうまくできない」「一人の方が楽」」)
このように、実際の調査で97%の保育士が複数担任にストレスを感じている現実があるのです。
保育園においての複数担任。
主担任がいて、他の担任たち。
もちろん主担が偉いわけではない。
が、どうしても指導や助言、時には注意をしなければならない。
他の担任たちと常に同じ目線でいるのは違うと思う。やはり、クラスを引っ張っていくのは主担任の役目だと思うのだけどそれは間違っているの?— 通りすがりの保育士 (@ara_maa_yada) August 18, 2020
こんな風に実際に悩んでいる保育士もいますので、その原因を書いていきましょう。
1.保育のやり方は考えが合わない 2.人として嫌いなタイプでストレスを感じる 3.ホウレンソウがうまくいかない 4.人の目が気になって自由に保育できない 5.業務の分担がうまくできない 6.人任せになってしまう仕事がある 7.リーダーに決断力がなくイライラする |
1.保育のやり方は考えが合わない
保育のやり方や考えが合わないということがあげられます。
保育士によって保育観、保育の考えというものはそれぞれ違います。
その違いが、ストレスとなって負担となる問題があるのです。
2.人として嫌いなタイプでストレスを感じる
次に、保育士としてはいいのだけれども人として苦手。
もしくは嫌いなタイプの人と仕事をすることにストレスを感じます。
簡単にいうと合わない人ともチームとして仕事をしなければならないため、ストレスを感じます。
3.ホウレンソウがうまくいかない
ホウレンソウがうまくいかないことも多いです。
報告、連絡、相談。
これは仕事をしていく上で基礎の基礎となりますが、それができていない。
つまり仕事にならないこともあり、ストレスを感じます。
4.人の目が気になって自由に保育できない
複数担任で仕事をすると、人の目が気になります。
例えば、「これはしない方がいい」「これはしてもよい」など複数の先生が見ているからこそ、迷うことがあります。
人の目が、気になって自由に保育ができない現実がありますね。
5.業務の分担がうまくできない
複数担任ならば、業務を分担してやるべきです。
しかし、複数なのに、ラクな先生と忙しい先生がいます。
つまり、仕事に不平等が生まれ、ストレスと感じるのです。
6.人任せになってしまう仕事がある
複数だと、人任せになってしまうことがあります。
ついつい、さっと動く先生に負担がかかる。
出来ないことをついつい頼んでしまうなど、人に任せてしまう点は問題ですね。
7.リーダーに決断力がなくイライラする
リーダーに決断力がなくイライラするという問題点もあります。
リーダーは主担任です。
つまり、仕事を仕切る人のことなのですが、決断力がないとイライラします。
どうします?どうしようのやり取りになると、イライラしてしまいますね。
→ 保育のお仕事の最悪は本当?口コミ評判について元保育士が暴露
保育士が複数担任にストレスを感じる時の対処法7選【97%が悩む解消法】
そんな複数担任にストレスを感じる時の対処法を7つ書いていきます。
そうですね仲間です笑
1歳児12人を新卒と(´д`|||)複数担任の時は誰と組むかでもストレスなど掛かり具合が違いますもんね…
わたしは託児所で縦割り保育で実質園長のような鬼軍曹保育士(『勝手に動くな!指示を聞いてから動け!』と訳のわからないことを言われてました)に怒鳴られてた時がん発覚でした— まっつぅ (@matsu719) February 27, 2019
イライラしても、ストレスを感じても仲間として仕事をしていかなければなりません。
そのためにできることを頑張っていきましょう。
対処の方法は以下の7つです。
1.密にコミュニケーションを取り情報共有する【チームワーク】 2.雑談をして人間同士の関わりを大事にする 3.同じ保育観や目的をもって仕事をする 4.気になることはリーダーに質問する【年齢が若い人はすぐに】 5.分裂しての話し合いはNG【全員で行う】 6.それぞれの役割を最初に決める【クラス運営のポイント】 7.困っていることはお互いヘルプをし合う【連携】 |
1.密にコミュニケーションを取り情報共有する【チームワーク】
複数担任として仕事をしていく場合は、チームとして仕事をしていくことが求められます。
つまり、密にコミュニケーションを取り、情報を共有すること。
たとえば、毎日10分のミーティング時間を取る、週に1度は話し合いを持つ。
この辺りをしっかりと決めてコミュニケーションをとりましょう。
2.雑談をして人間同士の関わりを大事にする
雑談も大事です。
仕事だと、ついつい仕事や保育の話ししか、してはいけないと感じます。
しかし、時には雑談も硬派を発揮します。
趣味や好きな食べ物など、雑談をして人間同士の関わりを大事にすることも重要ですね。
3.同じ保育観や目的をもって仕事をする
同じ保育観や目的ともって仕事をすることが求められます。
そのためにできることは、常に話し合いをして、密に連絡を取り合うしかありません。
共有するためにも話し合いをして、ミーティングをしましょう。
4.気になることはリーダーに質問する【年齢が若い人はすぐに】
気になること、疑問はすぐにクラスのリーダーに相談をしましょう。
そうやって、疑問や質問を解決することが大事です。
ずっとその悩みを持っているとモヤモヤしてしまいますので、年齢の若い先生ほど、疑問が解決しておきましょう。
クラスで解決できない時は、主任や園長にも相談をしてみましょう。
5.分裂しての話し合いはNG【全員で行う】
分裂をしての話し合いはNGです。
保育園の複数担任は3人が多いです。
1歳児の18名、2歳児の18名など、6:1で見る年齢の多くは3人担任となるのですが、2:1に先生が分裂するケースが多いです。
そうなると、話し合いにならず、1人を責めるような形になってしまいますので、要注意ですね。
絶対にしてはいけないことですので、クラスでまとまって話し合いをしましょう。
6.それぞれの役割を最初に決める【クラス運営のポイント】
それぞれの役割を決めましょう。
3人担任だと、スキルや経験がいろいろな先生がいます。
4月に決まった時点で、それぞれの役割を最初に決めておきましょう。
新人だと、雑務、中堅だとサブとリーダーのサポート、リーダーはクラスの運営。
こんな風に大枠の役割を決めておくと、仕事自体がスムーズにいきます。
7.困っていることはお互いヘルプをし合う【連携】
困っていることはお互いヘルプをしましょう。
話し合いをしたり、時には連携をしたり。
そんな風にして、お互いが補う意識を持つことが大事ですね。
助け合いをする意識を持つようにしましょう。
→ 【保育士向け】コミュニケーション能力を高める方法!苦手な人に研修
保育士の複数担任のメリットデメリット【ストレスだけではない】
次に保育士の複数担任のメリットデメリットについて、書いていきます。
複数担任は常に人の保育が見えて、いい保育を吸収できるチャンスがあってメリットは大きい。でも考え方がそれぞれだから自分が良く思わない関わりも見える。あたしは「○○できないのは赤ちゃんだな〜」「赤ちゃん組行く?」って保育士の声かけ、ヘドが出る程嫌い。
— 生意気なママさん保育士 (@bukicchosaya) July 12, 2020
ストレスとなるデメリットもあるかもしれませんが、もちろんメリットも多いのが複数担任の良さでもあります。
特に、新人保育士を育てるうえでは大事なことですね。
保育士の複数担任のメリット
保育士の複数担任のメリットは以下の通り。
・いろんな視点から子供を見ることができる ・先輩保育士の子供の関わり方を間近でみれる ・一人だと見過ごすことも見落とさないで、すむことが多い ・困った時や悩んだ時にすぐに聞くことができる ・怪我の予防や、安全面の確保がしやすくなる ・保護者対応に対して手厚くなる ・保育の視点や幅が広がり、新たなことが生み出せる ・書類や行事の準備などが軽減できる ・残業を少なくしたり、休みがとりやすくなる |
チームとして、連携ができれば仕事の負担を軽減できる点は大きな魅力だといえます。
保育士の複数担任のデメリット
保育士の複数担任のデメリットは以下の通り。
・意思の疎通や情報共有など、連携面で難しく感じる部分がある ・人間関係が合わない人と一緒にいるとストレスを感じる ・自分は納得していなくても、相手の意見を聞かなければならないことがある ・先輩には意見を言いにくい、聞かざる負えない ・仕事の量に差がある ・保育観や保育方針が合わないと、話し合いをしても無駄になる ・一人担任の方がラクに感じることが多い |
リーダーが意見を言いやすい、伝えやすい環境を作ることができるかで、大きな差が生まれますね。
あとは、クラスとしての目的もはっきりと1年後のイメージを共有しましょう。
→ 保育士は何歳児を担当したいか?大変なクラスの特徴と担任の決め方
保育士の複数担任のストレスはコミュニケーションを密に取って解決
保育士の複数担任はストレスと言う点について書いてきました。
仕事をする上でストレスは当たり前のことで、保育士としてストレスを感じることはあります。
そこで、バランスをとって仕事をすることが大事ですね。
ストレスを感じることが多い場合は「話し合い」「コミュニケーション」の場をしっかりと取りましょう。
そうやって、意思疎通を図ることが、一番の解決策ですよ。
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