保育士の男性の人数や割合が増えないウラ事情【給料だけではない】

保育士の男性の人数の割合が増えない理由があります。

表では「お給料」「人間関係」なんて言われていますが、実はウラの事情もあるんですよね。

男性保育士の辛い現状については、厳しいこともあるんですよ。

この記事では男性保育士の人数は増えない理由や問題点について書いていきましょう。



目次
  1. 保育士の男性の人数と割合とは?少ない理由を解説
  2. 保育士の男性の人数や割合が増えない7つの現実【本当にキツイ】
  3. 保育士の男性の転職や就職のコツ【人数を増やすために】
  4. 保育士男性のメリットデメリット【人数は必要なし?】
  5. 保育士男性の人数のまとめ【割合は増えているけど採用されない】

保育士の男性の人数と割合とは?少ない理由を解説

保育士の男性の人数と割合とは?少ない理由を解説まずは、基礎的な保育士の男性の人数と割合について書いていきます。

私が保育士になったのは約20年前。

その時は、採用試験を受けることすらかなり苦労をする現実がありました。

そんな男性保育士の現状について、書いていきましょう。

保育士の人数とは?各園に一人いるの?

2020年に厚生労働省が発表をした「保育士の登録者数など(男女別)」によると2020年の4月時点で保育士の登録者数は166万5549人。

そのうち女性は158万3219人で、男性はわずか8万2330人でした。

6年前の平成26年の時点では5万4423人だったことを考えると、男性保育士は増加傾向ではありますが、まだまだ少ない現実があります。

(参考:厚生労働省「保育士登録者数等(男女別)」)

保育士の男性の割合は4%【実際はもっと少ない】

つまり、保育士として登録をしている4%は男性と言うことになりますね。

ちなみに、保育園は全国に37,652か所ありますので、本来ならば各園に2人はいる計算。

しかし、実際には一つの園に1人いるか?いないかという感じなので、実際に仕事をしている割合はもっとしくないでしょう。

(参考:厚生労働省「令和2年保育所等関連状況取りまとめ」)

保育士の仕事に男女の差はあるの?給料は?

仕事内容に関しては、男女に関係なく同じです。

男性の方が力仕事であったり、パソコン業務が増えることはありますが。

そこまで差はありません。

給料に関しては2020年3月に厚生労働省が発表をした「令和元年賃金構造基本統計調査」によると、男性保育士の平均年収は390万円でした。

年齢や経験によって変わることがありますが、男性の平均年収567万円。

全体の平均は461万円であることを考えると、かなり低い水準であることがわかります。

(参考:厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査」)

(参考:国税庁「平均年収」)

保育士の男性の人数や割合が増えない7つの現実【本当にキツイ】

保育士の男性の人数や割合が増えない7つの現実【本当にキツイ】男性保育士は増えていることはわかりました。

特に、資格取得者の増え方はすごいことで、年間に5000人ほど増えています。

夢をもって仕事をする保育士の男性ですが、実は辛いこともあるのが現実。

なかなか現場に人数が増えない理由について書いていきますね。

1.お給料が少なく年収も増えない【結婚できない】

2.差別がいまでも普通にある【いじめがあることも】

3.将来性がない【保育園も責任が持てないため採用しない】

4.男性保育士は必要なしという考えが今でも根付いている

5.男性保育士のイメージが悪い【事件や事故を起こした過去】

6.労働環境が整っていない園も多数【更衣室・トイレ】

7.採用試験の時点で不採用が決まっていることも

1.お給料が少なく年収も増えない【結婚できない】

男性保育士の悩みはやはりお給料です。

先ほど、男性保育士の年収の平均は390万円とありましたが、あれは公務員も入れての人数。

つまり、男性が多く働いている私立保育園の人数に高いお給料をもらっている公務員が入ってしまうと厳しいですね。

私立だと、初年度は年収250万円くらいで、10年勤務をしても350万円行くかな?と言う程度。

つまり、低収入で悩み結婚にも迷ってしまう現実があるのです。

→ 男性保育士は結婚相手はどんな人?恋愛する?【彼氏にするメリット】

2.差別が今でも普通にある【いじめがあることも】

男性保育士に対する差別は今でもあります。

特に古い体質の保育園ほど、差別が横行をしている現実があるのです。

いじめや嫌がらせをされて、保育士を辞めてしまう。

そんな経験をしている男性保育士がいるのです。

3.将来性がない【保育園も責任が持てないため採用しない】

男性保育士には将来性がないです。

勤務をしたとしても、ずっと現場で仕事をしていくことは難しい。

将来、主任や園長になれる道もない。

保育園としても男性保育士の将来に責任を持てないため、採用を嫌がるケースもあります。

4.男性保育士は必要なしという考え【保護者からクレーム】

男性保育士は必要なしという考えを持っている園もたくさんあります

そのため、採用試験に来たとしても不採用にするということもありますね。

保護者から「女児の対応はさせないでほしい」「見てほしくない」という心無い言葉もあります。

そんな問題点を含めてみると、保育園側もリスクと思って採用をしないのです。

5.男性保育士のイメージが悪い【事件や事故を起こした過去】

男性保育士の悪いイメージがあり、それが原因で嫌煙されることもあります。

「男性保育士=事件を起こす人」というイメージが定着してしまうこともあります。

・東京・目黒区で5歳女児にわいせつな行為をしたとして、30歳男が逮捕された

・ベビーシッターとして自身が担当していた女児の体を無理やり触った疑い

・男は「気持ちを抑えられずにやってしまいました」と供述しているという

(引用:livedoorNEWS「ベビーシッターが派遣先の5歳女児にわいせつ行為か 30歳の男が逮捕」)

こんな事件が起こると「男性は悪」だとされ、保育園で働いている真面目な男性保育士もダメだとレッテルを貼られてしまいます。

こうやって理解を得られれば良いのですが、園からするとそこまで覚悟を持てないというのが本音ですね。

6.労働環境が整っていない園も多数【更衣室・トイレ】

保育園の労働環境が整っていない園もたくさんあります。

更衣室、トイレなど男性用がないため受け入れをしない園もたくさんありますね。

私も知り合いの男性保育士も就職をするために電話をしたら「更衣室がない」「トイレがない」という理由から断られるケースはたくさんありましたね。

7.採用試験の時点で不採用が決まっていることも

今は男女雇用均等法の考えにより、採用試験を断るわけにはいきません。

そのため、試験を受けさせるのですが最初から不採用が決まっているケースもあります。

今でも「男性保育士はいらない」というルールを設けている保育園はウラでたくさんあるのです。

保育士の男性の転職や就職のコツ【人数を増やすために】

保育士の男性の転職や就職のコツ【人数を増やすために】なんとか男性保育士が増えてほしい。

そんな風に元保育士ながら願っています。

男性保育士が増えるためには、就職や転職でうまくいかなければなりません。

人数を増やすためにどうすべきなのか?書いていきましょう。

男性保育士がいる保育園をねらう【大学卒業はなおさら】

男性保育士がいる保育園をねらいましょう。

特に新卒は男性保育士の見本となる園へ行くと良いですね。

あなたの見本となり指導もしてくれ、保育園での生き方もわかります。

ただし、2人目、3人目を採用してくれるかといわれると難しい部分もあるかもしれません。

建物が新しい保育園へ転職する【更衣室・トイレ問題】

保育園の採用試験を受けるならば、建物が新しい園を選びましょう。

更衣室やトイレなどが整備されている可能性が高いからですね。

昔は古い建物であったため女性用しか用意がされていませんでしたがそれが大きな問題。

それを避けるためにも、ここ10年くらいで建った保育園をねらいましょう。

転職エージェントを活用して就職先を探す

転職エージェントを活用して就職先を探してみましょう。

エージェントの人に言われたことが「今でも男性を嫌がる園はたくさんある」という現実。

そのため、男性を受け入れてくれる保育園を探して紹介をしてもらいましょう。

中にはすごく理解があり、受け入れてくれる園がたくさんあるのです。

管理職を目指して保育に取り組む

将来的に管理職を目指しましょう。

管理職になれば給料があがりますので、低収入の悩みも解消することができます。

いきなりは難しいですが、将来的に上にあがっていける保育園へ就職をしてくださいね。

公立保育園の採用試験を受けて公務員になる

お金の問題は男性保育士にずっと付きまといます。

それを防ぐ方法は、公務員になること。

公立の保育士になればお金も安定して保育の仕事につけますし、定年まで保育に携わることができます。

→ 公立保育士年収は好待遇!公務員試験の倍率は?【男性保育士の目標】

保育士男性のメリットデメリット【人数は必要なし?】

保育士男性のメリットデメリット【人数は必要なし?】男性保育士にメリットとデメリットについて書いていきましょう。

保育士は女性の仕事をいう考えが根強く残っているため、今でも少ないです。

しかし、実はメリットがありますので、働く場が増えてくれればと思いますね。

保育士の男性のメリット【性格は優しい人が多い】

男性保育士のメリットは以下の通り。

・保育園での父親的な役割を担ってくれる

・子供や保護者からも人気がある

・防犯上で男性がいるだけで良くなる

・力仕事を任せられる

・女性が不得意なところをサポートしてもらえる

・保育園内の人間関係が良くなる

保育士の男性のデメリット【保育園として悩むことも】

男性保育士のデメリットは、保育園の考えによって解消できるかと思いますね。

・はじめは保護者や職員から理解を得るのが大変

・高い給料を支払うことはできない

・事件を起こさないか心配な点がある

・社会的な評価は高くない

保育士の男性は各園に1人で十分【多人数は必要なし】

ただし、園にたくさん男性保育士がいるのかと言われると、それはちがいますね。

実際に120名の規模に4名の男性保育士がいたことはありましたが、多いなという印象。

保育園に一人の男性保育士がいれば、環境が変わりますので多くても2人で十分かなと思います。

割合が多くなってもあまりメリットはないといえますね。

保育士男性の人数のまとめ【割合は増えているけど採用されない】

保育士男性の人数のまとめ【割合は増えているけど採用されない】保育士男性の人数が増えない理由について書いてきました。

男性保育士が増えない理由にはいろいろな背景があり、一筋縄ではいきません。

しかし、資格取得者が増えており現場にも増えている現状がありますので、より増えてくれればと思いますね。

今後もより男性保育士が増えていき、保育の現場の活性化になることを期待したいです。

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