
クラスがまとまらない。
そんな風に悩んでいる保育園の先生が多いです。
子供とうまくまとめてクラス運営をしたいけど・・・「難しい」「うまくいかない」と言うものですね。
この記事ではクラスがまとまらない問題点と対処法について書いていきます。
クラスがまとまらない保育の5つの原因と問題点【どんな状態なの?】
クラスがまとまらないとはどんな状態になるのか?
SNSやYahoo!知恵袋でも「クラスがまとまらない」という悩みの声はたくさんあります。
年長の預かりクラスに入ったんだけど元気いっぱいでなかなかまとまらない…(まとめようと思うからそう思うんだろうけど)ちゃんと年齢に合った保育が出来るようになりたいな
— きりん (@kubigamizikai) August 7, 2020
幼稚園で年中の担任をしています! クラスはとても落ち着きがなく、大きな声をださないと話を聞けない子が多い。つまり自ら話を聞こうと意識できない状態です。
(引用:Yahoo!知恵袋「年中のクラスがまとまらない」)
そもそもクラスがまとまっていない原因や問題点について書いていきます。
1.保育士が子供になめられている 2.子供が保育士の話しを聞かない 3.走り回る子供がおり危険 4.行事などで苦労をする【時間もかかる】 5.発育に影響がでる【次年度に引き継げない】 |
1.保育士が子供になめられている【新卒・スキル不足】
保育士が子供になめられているというのが原因の可能性もあります。
新卒である、先生のスキル不足、保育士の経験不足。
この辺りも原因となりますね。
保育士が子供になめられてしまうと、クラスをまとめるまで時間がかかってしまいます。
2.子供が保育士の話しを聞かない・騒がしい
子供が保育士の話しをきかない、騒がしいクラスになってしまう点も大きな問題です。
とにかくうるさく、子供達が話しを聞ける状態ではない。
クラスとしての運営が進まない問題点となってしまいますね。
3.走り回る子供がおり危険
走り回る子供がいて危険だというのも大きな問題点。
クラスがまとまらないため、先生のいうことも子供が聞いてくれません。
すると、走り回ったりすることで怪我や事故が起こることも。
クラスとして危険な状態になってしまいます。
4.行事などで苦労をする【時間もかかる】
クラスがまとまっていないと、行事でも苦労をしてしまうでしょう。
クラスがまとまっていないので、先生が意図していることにならない。
うまくクラスとして運営がなされていないということになってしまいます。
良いものを見せたいと思っても、見せられないということが起こります。
5.発育に影響がでる【次年度に引き継げない】
クラスがまとまらないと、子供達ひとりひとりが身に着けるべきスキルもみにつきません。
つまり、発達にも影響がでてしまいます。
その学年で出来ている、身についていることがついていない。
そんな風な問題点がこれからも起こってしまいますね。
4月はまとまらなくて当たり前【6月を目指そう】
4月は担任も変わっていますので、クラスがまとまらなくて当たり前です。
そのため6月くらいまでにはクラスが落ち着くように持っていきたいものです。
先生たちもクラスを落ち着けるためには最初の2か月を意識してください。
→ 保育士が子どもをまとめられない原因と対処法【新人保育士の悩み】
クラスがまとまらない保育の対処法【7つのコツを解説】
クラスがまとまらない保育はしんどいですね。
こんな風に実際にクラスがまとまらなかった先生が、実践をしたことを書いてくれています。
同じような状況の年長担当です。
話をする人の方を見て聞くことを繰り返し伝えて、見ることができたらほめる。全員見ないと話をしない。話を最後まで聞くことができたらほめ、聞いてくれたことがうれしいと伝える、の繰り返しで、一ヶ月経った最近では、徐々に身についてきています。
話し方は、はじめは短く簡潔に、絵図を用いてわかりやすく、楽しくする等、工夫しています。
繰り返しで大変ですが、焦らず、少しでもできたときには褒めてあげてください。長いスパンで見守りましょう
(引用:Yahoo!知恵袋「年中のクラスがまとまらないの答え」)
ここに書いてあるように、短期間で子供がまとまるというのは現実的ではありません。
長期的な視点で子供を見なければ難しいという問題点もあります。
そんなクラスがまとまらない問題点について、対処法を書いていきましょう。
・静と動の活動でメリハリある保育にする ・複数担任はクラス内で報告連絡相談をする【同じ対応をする】 ・子供たちとたくさん遊び信頼関係を築く ・子供達に1日の見通しを立てて保育する ・惹きつける話し方をして伝える【普通の声でOK】 ・グレーの子供が多い場合は園長や主任に相談をする ・話しは簡潔に短く伝える【ダラダラと話しをしない】 |
静と動の活動でメリハリある保育にする
静と動で活動にメリハリをつけましょう。
おすすめは動の活動を取り入れてから、静の活動を取り入れることです。
身体を動かして、少し疲れさせると子供達も話しを聞けるようになりやすいです。
動く時、ゆっくりするときとメリハリのある保育を意識しましょう。
複数担任はクラス内で報告連絡相談をする【同じ対応をする】
複数担任はクラスで報告連絡相談をしましょう。
クラス内で情報を共有し、お互いの状態を把握することが大事です。
あとは、クラス内で同じ対応をするようにしてください。
先生によって対応が変わってしまうと、子供も混乱しクラスがまとまりません。
これが大きな問題点ですね。
子供たちとたくさん遊び信頼関係を築く
子供達とたくさん遊び、信頼関係を築きましょう。
クラスがまとまらない、落ち着かない原因は先生たちの信頼関係が影響をしています。
しっかりと遊び、子供達に信頼をしてもらうことができれば、自然とスキルも伸びていくでしょう。
子供達に1日の見通しを立てて保育する
子供達に一日の見通しを立てて保育をしましょう。
例えば、一日の予定を伝えても良いですし、午前中と午後で時間を決めて伝えても良いでしょう。
子供達に先が見えるような保育を実践してみてください。
惹きつける話し方をして伝える【普通の声でOK】
子供達を惹きつける話し方をしましょう。
普通の声で子供達に話しかければ問題なし。
声に抑揚をつけて、しっかりと伝えるようにしてくださいね。
グレーの子供が多い場合は園長や主任に相談をする
グレーの子供がいるとなったら園長や主任に相談をしましょう。
多動である、話しが入りにくい。
そんな風な時は一度相談をしてみると良いでしょう。
サポートを入れてもらうなど、他の対策も考えることができます。
話しは簡潔に短く伝える【ダラダラと話しをしない】
話しは短く簡潔に伝えてください。
ダラダラと子供たちに話しをしても逆効果ですし、聞いていません。
短めを意識して、端的に対峙なことを伝えてくださいね。
クラスがまとまらない保育の注意点【威圧的な保育はしない】
クラスがまとまらない悩みはあったとしても、やって良いことをダメなことがあります。
そんなクラスがまとまらない保育の注意点について書いていきましょう。
・大きな声や威圧的な言葉で子供をまとめようをしない ・大人の都合で子供を動かさない ・色々なことを子供たちに求めない【小さな目標】 |
大きな声や威圧的な言葉で子供をまとめようをしない
大きな声で威圧したり、言葉で子供をまとめようとしないことです。
そうやって、無理にまとめようとしても失敗します。
それは確実に。
威圧的に抑えつけたとしても、その時、その先生がいるときだけです。
何のメリットもありませんので、その方法はやめておきましょう。
→ 保育士が言葉の暴力をしてしまう原因と対処法【絶対にダメな理由】
大人の都合で子供を動かさない
次に、大人の都合で子供を動かさないことです。
大人の都合というのは、考えて人を動かしてしまうこと。
子供がしたい意欲や考えを認めるのではなく、大人が決めてしまうことです。
あくまでも子供主体で考えなければなりません。
色々なことを子供たちに求めない【小さな目標】
色々なことを一気に子供に求めることはダメです。
そうやって無理に子供に求めても、結果は何もうまれません。
小さな目標を一つ達成出来たら、良いとする。
それをコツコツ積み上げてみると、よりよくなると思って保育に取り組むべきです。
クラスがまとまらない保育のまとめ【魔法はない!日々の関わりが大切】
クラスがまとまらない悩みは保育士ならば必ずあります。
それは、いきなり出来るものではなく、日々の積み重ねの結果で出来るのです。
魔法なんてないですし、ベテランだからいきなり出来るものでもありません。
長い目でみて、子供と信頼関係を築きクラスの運営をしていくことが大事ですね。
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