病棟保育士・医療保育士の仕事の役割とは?【資格と求人と給料】

病棟保育士

病棟保育士の仕事と役割とは?

資格や求人、給料などわからないことも多いですね。

実は保育士からは好待遇なため転職をしたいと希望者の多い仕事でもあります。

この記事では病棟保育士の仕事や役割、求人、給料など詳細を書いています。



病棟保育士になるための資格と求人の応募に必要なもの

病棟保育士病棟保育士になるために資格は必要なのでしょうか?

これについては保育士があれば問題なし

しかし、民間資格の医療保育専門士があれば、有利になることもありますので、病棟保育士になりたい方は取得を検討しましょう。

資格は保育士でOK【医療保育専門士の資格は強い】

(1)日本国の保育士資格を有していること。
(2)病院、診療所、病(後)児保育室、障害児者の施設(医療型障害児入所施設・医療型児
童発達支援センター等)および乳児院(病・虚弱児介護加算対象施設に限る)等で、
常勤 1 年以上、非常勤は年間 150 日以上かつ 2 年以上の保育経験を有していること。
なお、非常勤勤務の日時の算出については別途定める。
(3)本学会正会員であり、申し込み時に 1 年以上の会員歴があること。

(引用:一般社団法人日本医療保育学会認定「「医療保育専門士」資格認定実施要綱」)

申し込みをしてから、研修や論文、面接などをうけて資格を取得できます。

この資格を持っていれば、少し有利に採用をされる可能性がありますね。

病棟保育士・医療保育士の求人は稀少?見つける方法とは?

ちなみに病棟保育士や医療保育士の仕事は簡単には出てきません。

理由は簡単で「数が少ない」ためです。

そのため、保育士エージェントへ登録をしても、1つしか出てこないとかも普通にあります。

個人で探すのはかなり困難なので、早い段階から転職活動をし、紹介サイトなどへ依頼をしておく方が良いですね。

保育士転職サイトナンバー1 >>【保育士バンク】

正社員よりもパートが多い現実【採用の壁は高い】

病棟保育士ですが、正社員はほぼありません。

どちらかといえばパート保育士が多く、日中のみなど時間も短時間の採用となることが多いです。

正社員がいる病院は数が少なく、求人を見つけるのも一苦労ですが、正社員はさらに苦労をします。

病院に配置は必須ではない【病棟保育士は少ない】

病棟保育士は病院にとって必須ではありません。

設置する、設置しないも病院の自由なので、病棟保育士の採用は少ないのです。

そして、雇用をされた人は、待遇が良いことからほとんど退職をしないのです。

ボランティアで対応をしている病院も多数あり

中には採用をせず、ボランティアで対処をしているところもあります。

まだまだ、認知もされていない仕事なので、ボランティアが多いです。

しっかりと、雇用をされるための道のりは長いかもしれません。

病棟保育士と医療保育士の仕事の役割【内容は大変なの?】

病棟保育士と医師と子供病院で怪我をした子供たちに対する保育をすることです。

入院をしている子供が基本で年齢も0歳~18歳までと幅広くなっています。

もちろん、あくまでも保育士なので医療行為をすることはありませんので、安心をしてください。

一日の仕事はこんな感じです。

9:00:出勤

9:30:各病室を巡回し子供の様子を把握

10:00:保育室で集団保育(玩具などで遊ぶ)

12:00:昼食の介助や補助

13:00:個別に対応をし子供の保育をする

15:00:おやつの介助

16:00:医師・看護師と情報交換や共有

17:00:病棟の訪問・保育の準備や消毒などを実施

18:00:勤務終了

病棟保育士の主な仕事5選【業務内容は多岐にわたる】

病棟保育士の仕事は基本的に5つの項目に分けられます。

「生活の支援」「遊びの提供」「家族の支援」「心のケア・環境整備」「医師や看護師との連携」です。

生活の支援・食事、排泄、睡眠などの介助。

・保育園の援助ではなく、介助の部分が大きい。

遊びの提供・絵本の読み聞かせや玩具で遊ぶ。

・軽い運動遊びの提供。

・学童の年齢に対しては学習支援を行うこともある。

・子供のコミュニケーションの相手になる。

・室内で安心して遊べる環境整備、準備を行う。

家族の支援・子供の様子を伝え一緒に子育てをしていく。

・入院生活を受け止め、相談に乗る。

・今後の育児に対する相談業務を行う。

・不安を受け止め一緒の退院を目指すための支援を行う。

※保育園と比べて深刻な悩みが多い

心のケア

環境整備

・入院中の子供の心のケアを行う。

・安心して過ごせるように環境を整える。

・子供の使うものを消毒し、感染予防に努める(衛生面に気を付ける)

医師・看護師

との連携

・カルテやカンファレンス会議から、子供の状態や様子を把握する。

・家族の状態も全員で周知をする。

・保育の様子、日常に子供の様子などを伝え意思疎通を図る。

・行事には医師や看護師も来てもらい、みんなで治療や保育に臨む。

このように、やることは幅広く保育の仕事以外にもサポートすべきポイントがたくさんありますね。

病棟保育士と病児保育士・病院内保育士の違いとは?

よく似た言葉で「病棟保育士」「病児保育士」「病院内保育士」があります。

実はこの3つは違いますので、理解をしてきましょう。

病棟保育士病院に入院をしている患者の子供に対して保育をすること
病児保育士感染症などにより保育園に登園できない健康な子供を保育すること
病院内保育士病院の職員の子供を見るための保育士で、病院内のある保育園の保育の仕事

病棟保育士の給料は好待遇?働きやすい環境で人気

病棟保育士次に病棟保育士の給料や雇用による待遇です。

病棟保育士が人気の秘密は高給料、労働環境が良いという点です。

メリットも大きいため、保育士からも人気の職場ではあります。

病棟保育士の給料は高め【母体が医療法人での直接採用】

病棟保育士の給料が高めです。

月給17万円~22万円となっており、首都圏の保育士の給与平均が21万円くらいなので、相場より若干高いくらいです。

賞与や待遇は保育園よりも高く、休暇制度もしっかりと整えられています。

パートでも時給は1200円くらいとかなり高め。

母体が医療法人となるため、賞与などもしっかりとある点は魅力だといえますね。

夜勤の仕事はなし【日中の勤務が基本】

仕事の労働時間もしっかりと守られており、日中の勤務が基本

夜勤はありません。

基本は9時~18時となっており、残業などはほぼありません。

また、夜は子供達は寝ているだけなので、日中の仕事が基本となり夜勤もなし。

保育園の保育士のようにシフト制でもないため、労働時間は短めといえます。

休みは安定しているが少ない【週5日で土日関係なし】

休みは安定をしています

ただし、土日関係なしのところであったり、日曜は固定休であとは平日に休みは不安定です。

しかし、週休2日は守られていますね。

有給などは比較的とりやすさもあるため、保育園よりも融通が利きますね。

持ち帰りやサービス残業はほぼなし

仕事の持ち帰り、サービス残業もほぼなしです。

保育園のように定められた書類があるわけではありません。

また、制作物などもほとんどありませんので、勤務時間内に終わることがほとんど。

そのため、無理なく仕事ができる点はありがたいですね。

福利厚生も充実している【替えのきかない職員】

福利厚生もしっかりとしています

母体は医療法人なので、看護師や医師と同じ待遇です。

産休や育休もとれるように、きちんと整えらえていますね。

病棟保育士は特殊な仕事で、替えがききません。

そのため、経験のある人を雇用継続しておきたい考えから、福利厚生もしっかりとしている印象があります。

病棟保育士医療保育士の仕事と給料のまとめ【稀少な求人を探そう】

入院する子供病棟保育士(医療保育士)について書いてきました。

あまり知られていない保育士の仕事ですが、好待遇な点や落ち着いて子供と関われる点から実は人気の仕事です。

給料や福利厚生も充実しています。

しかし、稀少な求人となりめったに出てこないもの困ったもの。

そのため、保育士の転職エージェントに複数登録をして、探してもらうしかないですね。

転職を検討しているかたは、候補の1つにして下さいね。

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