ベビーホテルとはどんな施設?メリットデメリットと保育士の仕事

ベビーホテルはどんな施設?

そんな風に聞かれることもあるのですが、具体的にベビーホテルとはというのはなかなか言えないものです。

中には赤ちゃんが泊まるホテルがあるの?なんて言われることもありますので、ここではベビーホテルについて書いていきましょう。

ベビーホテルに預けることを検討しているママ、ベビーホテルで働きたい保育士さんへ向けて書いていきます。



ベビーホテルとは?

では、ベビーホテルについて書いていきましょう。

ベビーホテルは保育園で認可外保育園という国から認可を受けていない施設のことを言います。

一定の条件を満たす必要はあるのですが、1990年代から急増をした無認可保育園の形態となっており、平成29年3月の時点で全国に1,530カ所ありますね。

ちなみにベビーホテルと書いてあると宿泊施設かと思う方もいるのですがそうではありませんので理解をしておきましょう。

最近はニーズも減ってきていることから徐々に減少傾向になっていると言われていますが今でもたくさんのお仕事をしているママとパパたちの強い味方となっています。

ベビーホテルの施設基準

ベビーホテルは「一定の条件を満たしていること」と紹介をしました。

児童福祉法に基づく都道府県知事の認可を受けていない無認可保育園という扱いにまり以下の3つの条件のいずれかを満たしている施設のことを指しています

・午後8時以降の保育

・宿泊を伴う保育

・一時預かりの子どもが利用児童の半数以上を占めている保育施設

ベビーホテルといっても、実際には宿泊するための施設ではなく、上記の条件に当てはまる施設を指す言葉です。

ホテルと言われていますので夜中でもどんどん預かってくれ24時間開園をしている保育園だと思われがちなのですが、必ず深夜の時間帯の保育や宿泊機能を備えているわけではありませんので注意をしましょう。

ベビーホテルは実は深夜に仕事をする方のためにとても役立っている施設です。

一般的な保育園に入園できていたとしても、延長保育時間は午後8時までに終わってしまうことがほとんどですのでそれ以降は働けない。

しかし、事情があり夜中に仕事をするしかない保護者の人もいます。

そのような方たちにとって深夜に開園しているベビーホテルは非常にありがたい存在なのです。

(参考:厚生労働省「平成29年度 認可外保育施設の現況取りまとめ」)

保育時間はどれくらいなの?

厚生労働省の調査を参考にしてみると、ベビーホテルの22%しか24時間の保育の実施はしていません。

他にも午前2時から7時まで開園し、宿泊の機能を備えているホテルが7%で、午後10時から翌日午前2時までの深夜帯の保育を行っている施設が6%。

あとは午後8時から午後10時までの夜間保育を行っている園が29%となりますので必ずしも深夜や夜間に開園をしているとは限らないのです。

残りの30%程度は夜間や深夜、宿泊での預かりを行っておらず一時預かりが半数以上を占める認可外保育施設なのです。

ベビーホテルなので24時間や深夜も開園をしているという勝手なイメージが浸透をしていますが、実際に夜中も預かっている施設はベビーホテルの中でもごく一部だと思っておきましょう。

預かっている子供の年代と年齢

夜間保育園と同じような扱いになるのですが、夜間保育園はまだまだ少ない施設で認可になるとほんのわずかな数字となります。

そのため、深夜や夜間に仕事をしているママやパパの助けとなっていることは間違いないベビーホテルですが、平成29年3月の時点のデータを見てみると、全国の利用者は2万6998人。

そのうち0歳児が全体の10%をしてめており、1歳児から5歳児までは各年齢ごとに約20%程度となることから年齢によっての幅はそこまでありません。

(1歳児23%、2歳児22%、3歳児16%、4歳児以上22%、小学校就学児6%)

どちらかといえば、両親の仕事に左右をされることが多いようで両親が深夜に働いており、子供を自宅に一人で置いておけないという理由が最も多いです。

中には幼児だけではなく小学生の受け入れも行っている施設もありますので、施設によって差が大きいのが印象です。

宿泊のニーズも高いベビーホテル

主に昼間の利用から状況によって深夜を利用する子供もいれば、深夜だけ預ける(昼間は他の保育園へ行く子供も)、24時間ほとんど保育園にいるなど子供の両親の仕事の状況によっていろいろです。

しかし、ベビーホテルは名前の通り「夜も預かってもらえる」という希望者が多いため24時間運営をしているところもありますし、中には同じ建物、同じ部屋を使って日中は普通の保育園、18:00以降は夜間保育園として運営をしているところもあります。

夜にお仕事に出るママとパパもいるのでそのような方たちにために役立っている施設とも言えますね。

宿泊対応をしているところは少ないですが、宿泊対応をしている施設はニーズも非常に高いです。

ベビーホテルのメリットデメリット

そんなニーズが高いベビーホテルですが、もちろん子供にとっても、保育士にとってもメリットデメリットがあります。

そこで、ベビーホテルに関して保護者にとってのメリットデメリットについて書いていきます。

メリット

ベビーホテルとはあくまでも名称なので、無認可の保育園の1つとなっていますので保護者にとっては数多くある保育園の中の1つといえます。

そんなベビーホテルのメリットについて書いていきましょう。

夜の仕事も安心してできる

すべてのベビーホテルだけではありませんが、ベビーホテルは基本的に夜間も預かってもらえるところもありますし、20:00以降の開園をしているところを指しています。

そのため、夜のお仕事をしているママとパパからすると夜中でも観てくれる施設や保育士が必要となります。

さすがに子供を一人で夜中に一人で置いておくわけにはいかないので「安心して仕事ができる」という点は魅力です。

しかも、夜に仕事ができるので高収入な給与を得たい方にとっては最適といえますね。

不規則な仕事にも対応してもらえる

夜の仕事に限らずベビーホテルは不規則な仕事にも対応をしてもらえます。

例えば、早朝勤務や夜中に仕事が終わる仕事など職種によって求められる時間も違うでしょう。

そんな不規則な仕事にもベビーホテルのように認可の保育園よりも長時間開園しているベビーホテルは時間帯が不規則な仕事にも対応をしてもらいやすいのでメリットも高いです。

デメリット

夜に仕事をする、不規則な時間帯に仕事をする人からは非常にニーズのあるベビーホテルですが、もちろんデメリットもありますので注意をしましょう。

料金が高い

ベビーホテルは認可外保育園という扱いになることから料金は基本的に高いです。

認可外保育園の料金が高い理由に関しては無認可保育園は料金が高くても補助金がなし!経営は集客が重要に書いてるのですが補助金などもないため保育料は認可保育園と比較をするとかなり高めです。

また、夜間に預かる、20:00以降に預かるという場合にはニーズがありますが、そこに対する競合は少ないため料金は必然的に高めに設定をしています。

仕事をしている保育士にも手当も必要なので料金が高くなるのは仕方ないでしょう。

危険性もある

ベビーホテルでは過去に事件も起こっており、ベッドに赤ちゃん二人が寝かされており窒息死をしたり、夜間に働いてくれる保育士が少ないため法的よりも少ない人数で見たりしているため安全面は補償できません

もちろんきちんと運営をしている保育園もあるのですが、その反面経営者の判断で利益重視にしているところもあります。

中には数合わせで保育士資格のない人、子供に対する知識もない経営者が入ったりしているためそこは見極めをしましょう。

夜間なのでどうしても専門職で働いている人は少ないため危険というリスクはあります。

ベビーホテルの問題点

ベビーホテルの問題点はいろいろとあります。

実は認可外保育園でも年に一回の監査がありますが、そこで基準を満たしていない施設も多いです。

例えば「保育士が足りていない」「資格以前の問題で人が足りていない」「避難訓練がされていない」「建物が法的に違反」など子供を保育できる環境ではないという報告もたくさんあります。

つまり、「ただ子供さえ見ればよい」という運営をされている大変危険な施設もあるのできちんと見学へ行って安全性を確認しておきたいものです。

ベビーホテルで働く保育士

そんなベビーホテルでも仕事をしている保育士はいます。

保育士にとって朗報はベビーホテルは認可外保育園ですが給料は高めという点です。

もちろん経営者次第で経営方針や給与形態、待遇などもことなりますが日常の時給は1,000円くらいが相場で夜間は1,500円くらいになることもありますし手当がつく場合もあります。

ただし、福利厚生に関しては経営者の考えによって左右をされます。

保育士のメリットデメリット

保護者に関するメリットデメリットについて書きましたが、次に保育士にとってのメリットデメリットを書いていきます。

夜勤なので手当てがつく

保育士として仕事をする際に夜勤なので手当てがつきます。

夜間に仕事をする場合には法的にも決められていますので賃金に上乗せされる、もしくは最初から高い時給で仕事ができるので認可保育園で保育士をするよりも給与は高くなる可能性があります。

生活習慣が不規則

ベビーホテルは認可保育園よりも長い時間開園をしているためその分仕事のシフトはかなり過酷です。

そのため、毎日の出勤時間はばらばらとなることから体への負担も大きくなり、生活習慣は不規則となるでしょう。

また、ベビーホテルは日祝日も開園しているところもあるため休みもバラバラとなるため友達と会ったり、遊びに行ったりする機会も不規則なので友達が減る可能性があります。

保育よりは託児

もちろん日中は保育をすることになりますが、夜間は託児の要素が強くなります。

また、親も子供の成長のためにというよりは自分が仕事に行くために預かってくれればよいという考えを持っている人が多いので保育士としてのやりがいは少ないです。

どちらかといえば保育というよりも託児という感じが大きいでしょう。

仕事は過酷

ベビーホテルは認可外保育園なので仕事は過酷です。

そして、保育士資格を持っていない人も採用をしている可能性もあるため責任も非常に重たくなる可能性があります。

特に夜間は少ない人数で見なければならないため保育士を持っていると責任者など大きなものを背負うことにもなりかねません。

シフトも時間帯がバラバラなので仕事は普通の保育園と比較をするとかなり過酷です。

経営者に左右をされる

認可外保育園は経営者にすごく左右をされます

法的に順守して保育士資格をもっていて保育に熱い思いを持っている人もいれば、お金儲けのために保育園を経営しており法令も関係ないという人もいます。

保育園の方針については経営者に左右をされる点が大きく、それがストレスになったり、負担になったりすることもあります。

保育士資格不要の求人もある

認可外保育園なので資格はなしでも仕事ができる可能性もあります。

もちろん責任ある仕事ではなく補助という形にはなりますが、保育士資格取得を目指している、子供と関わる仕事がしたいという人はおすすめといえます。

ベビーホテルの仕事内容

ベビーホテルの仕事内容はその施設によっても異なります。

夜間は寝かしつけて呼吸を確認して安全を確保することが基本となりますが24時間開園をしている保育園だと日中は外へ遊びにいったり、製作をしたりすることが基本。

夜間からだと夕食を食べて、お風呂に入って、就寝をいう流れになりますね。

夜間は見守りが多いですが日中は普通の保育士としての仕事が基本となります。

ベビーホテルのまとめ

ベビーホテルについて書いてきました。

夜間が基本と思っていた方も多いですが、実は夜間だけではなく認可外保育園として普通に運営をされているところが多く宿泊施設として運営をしているところはそこまで多くありません。

しかし、夜の仕事をしている人たちにとっては非常にニーズのある保育園の形態となりますので減少傾向にあったとしても今後も残っていくでしょう。

保育士として感じることは保護者に寄り添った施設運営をしてほしい。そして安全を最優先にしてほしいとは思います。

過去に起こったような事件が今後は起こらないようにしておき、ママとパパたちのサポートができる施設であることを願います。

須藤 崇代表

投稿者プロフィール

保育士と介護福祉士の資格を持っています。

【経歴】
保育介護の専門学校卒業 → 公立保育園の臨時職員 → 私立の民間保育園で現場の保育士 → 大手塾のインターナショナルスクール開園&マネージャー → 別会社のインターナショナルスクール園長&幼児教室教室長。

現場の保育士を8年経験をし、その後は認可外保育園であるインターナショナルスクールの開園や運営、管理職などをしてきました。

※幼児教室の教室長もしてきて小学校受験の指導&合格実績あり

保育コンサル、保育組織改善、子育て相談など子供関係の仕事やっています。

他にもアフィリエイトで実績があり、ブログ運営などにも精通しておりWordpressでホームページも作れますし子育て関係のライターもできます。

保育×子育て×WEBという3つの知識持っています。

https://banbi-no.com

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現在37歳で関西の奈良県に住んでおり、小学生の娘も2人いるお父さんで最近はキャンプにハマっています。

元男性保育士で認可保育園で働いた経験、認可外保育園の立ち上げ、集客、営業、管理職などもしてきた異色の保育士。

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また、ブログの収益化にも成功をしていますのでブログで稼ぎたい人の支援やホームページ作成などWEBと保育、子育て支援の仕事を中心にしています。

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