学習障害とは?LDの特徴と原因と学習障害の有名人について

学習障害は診断テストでわかる

学習障害という障害をご存知でしょうか?

これは発達障害の1つとして考えられており、この障害で悩んでいる本人や保護者の方などが多くいます。

最近いろいろなところで聞かれるようになった発達障害なのですが、実は結構難しいシビアな問題と言われていますので、今回は学習障害について書いていきましょう。

また、治療の方法があると言われているのは本当なのでしょうか?

そのあたりも書いていきたいと思います。

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学習障害(LD)とは?

学習障害の定義とは、知的な能力には発達の遅れは見られないのに、読む、書く、計算する、聞く、話すなど基本的な学習にいずれかに困難がある状態を言います。

幼児期には日常生活に支障をきたすことが少ないため、小学校へ入学をして本格的な学習が始まってから気が付くことが多い発達障害だと言われています。

目や耳から受け取った情報を脳の中にまとめ、再び外に発信をするという流れのどこかで障害が生じていると考えられており、視覚や聴覚の機能に障害があるわけではありません。

視覚障害、聴覚障害、知的能力障害、情緒障害などの障害や、何らかの環境的な要因で学習に影響が及ぶ「学習困難」となります。

学習障害の特徴と症状

法学習障害に出てくる主な特性と行動を解決する方法について書いていきましょう。

もしここに書いてあるような症状がある場合には学習障害の恐れもありますので気を付けてみていきましょうね。

読字の障害

話しはできるのに文章が読めない。

・音読の読み間違いが多い。

・似ている文字を間違える。

・文字は読めても、意味が分かっていない。

書字表出障害(しょじひょうしゅつしょうがい)

文字は読めても正しく書けない。

・形は似ていても細かい部分が正しく書けていない。

・書こうとする文字を思い出せない。

・字をマス目や行に収めるのが苦手。

算数の障害

計算が苦手

・数え間違いが多い。

・簡単な計算にも指を使う。

・単位の換算ができない。

一生懸命やっているに手を抜いていると思われる

学習障害の特性はいわゆる「読み、書き、そろばん」の学習に対応をして、上記の3つの障害(読字の障害、書字表出の障害、算数の障害)があります。

特定の領域以外ではほかの子と同じようにできるため、周りからは障害があるということが理解されにくく、「できるくせになまけている」「わざとやらないのではないか」といった見方をされがちとなっています。

また、学年が進むにつれて困難なこともでてきます。

算数に例えてみると、「計算はできても文章が理解できないため、文章題が解けない」など苦手なことが教科にまたがって関係してくるため、学習面でのつまづきは増える傾向にあります。

本人は一生懸命やっている

本人にしてみると「一生懸命がんばっているのにできない」という状況が続くことが辛いことです。

「自分はできないのだ」と自信をなくし学習意欲をなくしてしまうことも少なくありません。

そうなると学習意欲の低下のためにますます成績が下がります。

しかし、周りからは本人のなまけや能力の問題と思われるようになり、特性の理解やそれに適した対応からますます遠ざかってしまうのです。

つまづきの原因を理解し、学びの工夫をすることが肝心

このような状況を改善するには、どうすればよいのでしょうか?

まずは、子どもが学習をしている様子を観察してみましょう。

例えば「読むのが苦手」といってもその症状は子どもによって違います。

文章並びをスムーズに目で追うのが難しく、読んでいる途中で次の行に飛んでしまう子もいれば、「ぼくは/がっこうに/いきます」のように文節にまとまりで見ていくことが難しい子もいます。

マーカーを活用してみよう

このような場合、マーカーを使って行の違いを分かるようにしたり、文節ごとのスペースをあけて音読させたり、学習補助ツールを使ったりすると、全く困難なく読めます。

その子がどこでつまずいているのかを見極めることでより良い対策がとれるのです。

苦手なことや、つまずきのポイントがわかったら、今度はその子にあった学習方法の工夫をしましょう。

例えば、文字を同じ感覚できれいに書くのが苦手っで、字が汚いと叱られていた子が1マスごとに区切られた大きなノートをつかった途端、文字を上手に書けるようになることがあります。

また小学校1年生が使うような1マス4つに分割をされているようなノートを使えば、漢字の形がとれたりもします。

漢字の形やパーツの構成がよくわからない子に、百回漢字を書けというのは無茶な話です。

それなら大きく書いた感じを指でなぞるほうが勉強になりますし、例えば「語」とい漢字ならば「五つの口で言う」というようにパーツに分けて教えといった工夫をするほうが効果的です。

教材を工夫することで学習ができるようになれば、本人も自信につながり、勉強も前向きに取り組むようになりますね。

欧米では知名度も高い病気なのですが、日本はまだまだ理解は浅く学習に関して精神主義的な風潮があるため、学習障害を持っている子は辛い思いをすることも多々あります。

学習障害の対応のポイント

・なまけているときめつけない

・一緒に学習に取り組んでみる

・苦手なパターンをしる

・教材の工夫をあれこれ試みる

・小さな目標をクリアしたら必ず褒めて、達成感を持たせる

・何事も急がず、丁寧を心がける

・学校の宿題の中で子どもに無理な課題があれば、学校の先生と相談をするなど、学校の先生と連携取りましょう。

塾では落ちこぼれるされる可能性もあります。知的障害があるわけでもないですので認めてもらうことは困難になるでしょう。

学習障害には他にもこんな症状がある

学習障害にはほかにもいろいろな症状が出てくると言われています。

言いたいことはまとまらず、発言できない

分の組みたてや順番を考えるのが苦手なため、言いたいことがあってもどう話をすればよいのかわからない。

長い質問に答えられない

短期的な記憶力は弱く、聞いたことを整理して把握できない。最初に何を言いたいのか忘れてしまい、質問の意図が分からなくなる。

漢字が書けない

文字の形はあまたに浮かんでも、書こうとすると細かなところがわからない。ひらがなやカタカナは書けても形が複雑な漢字は線が一本足りないなど正しく書けない。

何度練習をしても字が覚えられない

字を書き写そうとすると、やたら時間がかかる。文字の全体の形がとらえられない。

計算できない

数や量といった抽象的な概念が理解できないため、足したり、引いたりといったことができない状態。

展開図の図形が作れない

目の前にないものをイメージすることが苦手で、立体の出来上がりイメージや面と辺の関係が理解できない。

繰り上がりの計算でつまずく

短期的な記憶にする力が弱いため、計算の際に繰り上がったことを忘れてしまいミスをする。

教室で前に立って話す先生の言葉が理解できない

聞き取りが苦手で、雑音も必要な音も同じように聞こえてしまうのが原因。

聞き漏らしが多い、音楽がかかっていたり、人の話し声がしたりする場所では読んでも返事をしないこといったこともある。

ここでは学習障害の一部について書きましたが、学習障害という発達障害には画一性がなく、人によっていろいろな症状が出やすいという特徴がありますので参考にここの特徴を見ていただければと思います。

もちろん学習だけではなく、大人になってから仕事に支障が出る可能性もありますのであまりにも気になるならば診断テストなどを受けて全般的な結果を見るほうが良いかもしれないですね。

学習障害(LD)の有名人

学習障害の場合は見た目もとくに変わったことがあるわけでもありませんし、食事、排泄、睡眠などの生活面は特に問題もないことも多いことからなかなか見つけられにくい発達障害となっています。

そんな学習障害(LD)ですが、実は多くの有名人も学習障害で悩んでいたということが言われていますので、学習障害だったと言われている有名人をご紹介しましょう。

黒柳徹子

黒柳徹子さんといえば芸能界でも重鎮だったと言われていますが、子どものころは「椅子に座っていることができず、授業中に先生に迷惑をかけていた」「本を読むことができずに全く勉強ができなかった」ということを告白しています。

ミッツマングローブ

女装家としての職業を確立したとされている人物で、マツコ・デラックスを同じおねぇ系タレントといわれています。

小中学校はロンドンで過ごし、高校は慶應義塾高校、大学は慶應義塾大学の法学部を卒業している人高学歴な人です。

しかし、暗記をするときは「絵と音」で覚える、アドリブが苦手、台本は自分用に絵を書いて覚えるなどの経験があり、教科書を写真のように覚えることができるということから学習障害であったのでしょう。

堺雅人

リーガルハイ、半沢直樹など超人気ドラマで主演を演じてる人気の俳優さんで、奥さんは菅野美穂さんですね。

そんな堺雅人さんも早稲田大学卒業でいわゆる高学歴な人です。

しかし、希望の大学へは数字がネックとなり入学できなかったり、アルバイトとしていてもあまりにもおつりの間違いをすることからクビになった経験があるなど「数字に弱い」学習障害であったことが容易に考えられますね。

他にもジミー大西さんアインシュタインなどいろいろな方が学習障害であったといわれていますが、一概に学習ができないというわけではなくミッツマングローブさんや堺雅人さんのように芸能人で発達障害を持っていても高学歴になれる可能性も十分にあり得るということですね。

治療の方法があるって本当?

学習障害の特徴や症状などについて書いてきました。

原因も不明な点が多く脳機能の偏りのよっておこるといわれています。

しつけや子育てが原因でおこるわけではないことも研究でわかってきていますが、学習障害があったとしても自分にあった適切な方法があれば、学習面で弱くても習得できる可能性も高くなりますね。

しかし、根本の治療の方法はあるのでしょうか?

根本の治療はない

まずは先ほども書いたように本人が学習障害で苦手としている部分を伸ばしたり、補ったりすることができるようにサポートや指導をしてあげるという学習の療育的な方法しかないのが正直なところで、根本を治すような薬などはまだ開発をされていません。

身近で一番早くできることは、気になったら市役所や子育て支援センターへ行ってアドバイスや診断をしてもらうこと。

また学習の面では学校の先生との協力も必要となりますので、相談をして本人にとって一番ストレスなく取り組める方法が一番の治療法だといわれています。

発達障害は個性なので「できない」に目を向けるととことんできません。

しかし、「どうやればできるのか?」という点に目を向けてあげることにより伸ばせる部分はありますので、適切に対応をしてあげたいものですね。

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元保育士でこのサイトの管理者をしているtakaです。
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保育園の主任、副園長、幼児教室でのエリアマネージャーなどを歴任して今は保育コンサル、保育組織改善、子育て相談に子供関係の仕事と、WEB関係でホームぺージ作成などの仕事をやっています。

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