発達障害の特徴と種類!診断をされている芸能人にもいるって本当?

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発達障害と診断される子ども

発達障害という言葉を聞いたことがある方も少なからずいると思いますが、実際にどんな症状かご存知でしょうか。

たぶん、保育士として仕事をしていたとしてもなかなか詳細な情報までは知らない方も多いと思います。

私も現場にいたことから、この発達障害という言葉はよく聞いており、担任をもっている子どもに「落ち着きがない」「ずっと部屋の中をぐるぐる回っている」「スグに暴力的な行動にでる」などいろいろな様子を見ることもありました。

またそんな子供を見て、自分でその子どもを見ていてもどのように関わればよいのか?またどうすればよいのかも分からないことも多かったです。

そこで、ここでは簡単に発達障害の種類や特徴についてまとめていきたいと思いますので参考にしてみてください。

グレーゾーンと呼ばれる子どもたちが保育園で増えている

「昔はそんなことはなかった」とベテランの先生や園長先生や理事長先生など年配の先生は口をそろえていう言葉です。

これどのような意味が込められているのかというと、保育園の現場で起こっていることをまとめた言葉なんです。

保育園では幼児になると大体20人から30名を一人の担任が見ることになっているのですが、その中にグレーでは?と呼ばれている子どもの存在があります。

これは良い言い方なのかはわからないのですが「グレーゾーン」と呼ばれるクラスの中でしんどい子どもたちという意味になります。

グレーゾーンとは?

なぜ、この言い方になるのかというと普通にクラスでも生活をしていくことが困難な子どもは保育園で加配という制度があり、その加配の先生が障害のある子どもをサポートしてくれることになります。

そのため、クラスの運営をしていくにもあまり困ることもないですし、特に大きな問題が起こるわけでもないです。

もちろん、保護者の方も認知(認めていること)をしている状態となりますので保育園側としても対応がしやすいですし、担任の先生は他の子どもたちに目を向けられるため保育運営もしやすい状況となります。

しかし、グレーゾーンと呼ばれる子どもは明らかに健常児ではないのです。

例えば「落ち着きがない」「常にそわそわとしている」「友達のものをすぐにとる」「何度も同じことを注意される」「みんなと一緒のことができない(困難である)」「暴力的な姿がある」など育園の現場で先生たちは大変苦労をすることになります。

発達障害の疑いがグレーゾーン

これがいわゆる発達障害を持っている、もしくは発達障害の疑いがあるということになります。

最初は愛情不足で不安定になっているのかと思うこともありますが愛情不足の子供とはまた違った感じになるんですよね。

しかし、このような子どもの場合は日常生活は特に問題なく、食事、排泄、睡眠、着脱などはスムーズにできることが多いため、保育園としても加配を付けられるほどにまでならないのが正直なところです。

実際に発達障害に詳しい先生に見に来てもらったとしても「もう少し様子を見てあげてください」「彼(彼女)には○○をしてかかわってあげてください」と言われることが多く保育の現場では根本的な解決に至らないことも多いのが現実です。

そうなると、保育士の先生は結局しんどい思いをしながらでもその子どもを見なければならず、いつまでたっても大変な思いをしながら保育をしていかなければならない。

これが保育園の現場でグレーゾーンと呼ばれている子どもたちの現状なのです。

もちろん保育士さんは大変ですが、その子どもを見たくないわけではなく「その子どもがよりよく成長をしていくためにはどうしてあげればよいのか?」というところを悩んでいるのです。

発達障害と言われれば、その子もどに応じたかかわりをしてあげられると思いますが、現実はなかなか難しい問題があるといえますね。

特に子供に対しての保護者のかかわりも難しい問題といえます。

発達障害とは?

保育園の現場ではグレーゾーンと呼ばれており、発達障害?もしくは疑いと言われている子どもが多いのですが、そもそも発達障害とはどんなものなのでしょうか?

まずが定義について書いていきましょう。

「発達障害」とは、自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるものをいう。」とされています

さらに同法の施行について文部科学省から発せられた文書では「てんかんなどの中枢神経系の疾患、脳外傷や脳血管障害の後遺症が、上記の障害を伴うものである場合においても、法の対象とするものである」とされています。

(参考:ウィキペディア「発達障害」)

この定義は子どものみに当てはまると言われているのですが、大人にもたくさんの発達障害を持っている人いることから定義は子どもだけではありません。

すこし難しい言葉なので簡単にまとめていきます。

発達障害とは、発達段階において高次機能の障害が生じている状態のことを指しています。

遅れ(delay)

同じ年齢の子供の大多数(90%)以上ができることができないもの

偏り(deviation)

認知や行動のアンバランスさが通常の子どもに見られる範囲を超えているもの

歪み(distortion)

通常の子どもには見られない認知や行動を反復して示す

主にこの3つが発達障害の定義に含まれていると言われていますね。

発達障害の特徴と種類

次に発達障害の種類と特徴について書いていきましょう。

種類はいろいろとあるのですが、今回は特に大きく分類をされている3つを紹介していきます。

ただし、気を付けていかなければならないことが発達障害の特徴や特性、症状は一人一人よって違い、時には合併をしていて重度化している場合もりますのであくまでも参考程度に思っておいてください。

また、苦手なことや困難なことも周りの人の協力や環境調整、自分にあったやり方などで調整を付けることも可能となりますので理解をしておきましょう。

広汎性発達障害

(PDD:pervasive developmental disorders)

DSM-Ⅳで広汎性発達障害は、自閉症・アスペルガー症候群・レット障害・小児期崩壊性障害・特定不能の広汎性発達障害を含んだ総称となっています。

こちらはコミュニケーションや社会性などのかかわりを特徴としている障害で、広い意味での自閉症といわれています。

広汎性とは範囲が広く、その程度が深いという意味になりますね。

相互的な人間関係およびコミュニケーションのスキルの発達の領域において重篤かつ広範な損傷があり、興味・活動の範囲が狭いです。

反復行動などの特徴ももつ障害となっています。

自閉症とは?

自閉症障害という診断名となっており、

1,対人的相互反応と意思伝達の2領域での質的障害および反復、常同的な行動パターン、興味、活動の限局がある。

2,1の症状が3歳以前から出現している。

以上のような定義は自閉症となっています。

注意欠陥多動性障害

(AD/HD:Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder)

年齢あるいは発達に不釣り合いな注意力、および衝動的、多動性を特徴とする行動の障害で社会的な活動や学業の機能に支障をきたすものです。

注意力・衝動性・多動性を自分でコントロールできない脳神経学的な疾患とされています。

忘れっぽい、学校の勉強で不注意なまちがいをする、考えずに行動する、落ち着きがない、時間や物の管理ができないなど「誰でも努力すればできそうなこと」ができない障害です。

学習障害

(LD:Learning DisordersまたはLearning Disabilities)

学習障害とは、基本的には、全般的な知的発達に遅れはないが、聞く、話す、書く、計算する、推論するなどの特定の能力と使用に著しい困難を示すなどの様々な障害と指すものです。

学習障害は、その背景として中枢神経系に何らかの機能障害があると推定されるが、視覚障害、聴覚障害、知的障害、情緒障害などの障害や環境的な要因が直接の原因となるものではありません。

物事をいろいろと理解できているようなのに、なんだかちょっと「わかりにくい子ども」と言われることが多い。

例えば、国語はよくできているのに算数はさっぱりだったり、算数でも計算はできるけれども文章題になると途端にできなくなったりというように生活や学習に困ってしまうほど発達のアンバランスが見られます。

関連記事学習障害とは?LDの特徴と原因と学習障害の有名人について

知的障害は発達障害に含まれるの?

知的障害とはその名前の通り、知的な発達に遅れのある障害のことです。

知的障害は「発達障害者支援法」では発達障害は含まれていませんが、自閉症など発達障害のある人の中には知的障害を伴う人も多いため紹介をしておきます。

以上が発達障害と言われている種類の大枠となります。

今後は発達障害の中でも「PDD」「ADHD」「LD」の中身をさらに掘り下げていきたいと思いますので参考にしていただければと思いますね。

(参考:文部科学省「発達障害支援法」)

発達障害は芸能人にもいるの?

実は芸能人にも自ら発達障害だと言われたことがあり、診断を受けている人もいます。

例えば、ファッションモデルの栗原類さんはNHK「あさイチ」で、過去にADD(注意欠陥障害)の診断を受けていることを告白しました。

他にもsekai no owari(世界の終わり)の深瀬慧さんもラジオなどではADHD(発達障害)及び精神障害だと、精神科で診断されたことを告白しています。

他にも黒柳徹子さん、パリスヒルトンさん、ブリトニー・スピアーズさんなど有名人の中にも発達障害として診断をされている人もいますのでもっと世の中の理解が深まればと思いますね。

関連記事自閉症は遺伝が原因で先天的なの?特徴と症状についてのまとめ

大人の発達障害

発達障害と聞くと、なんとなく子供だけのイメージとなっていますが実はそんなことはなく大人にも現れる症状となっています。

芸能人にもいるということを紹介したように仕事に得意と不得意があったり、ほかの人と比べて合う仕事と合わない仕事があったり、職場の環境や人間関係がうまくいかなかったり。

そんな風になんか職場でもこの人はしんどいなと思われるような場合には大人の発達障害も疑うべきとなります。

先天性の特性となっており、根本的な治療方法はないのですが適切な支援で症状を緩和させることができますので大人で発達障害かもしれないと思ったら病院へ相談に行ってみましょう。

発達障害の原因

発達障害になる原因とは?

先天的な脳機能の障害となっています。

その原因がわかれば発症させないなどの方法もあるのですが、実際には脳機能の障害を引き起こしている原因がはっきりと解明をされておらず原因もわかっていないのが正直なところなんです。

しかし、研究によりわかってきていることといえば遺伝的な要因と環境的な要因があるのでは?といわれています。

例えば発達障害を引き起こす原因といわれているのこととしては、

・一卵性双生児の場合には発達障害の発現率が高くなりつつある。

・染色体の一部分の重複により生じる発達障害を引き起こす可能性がある。

など不明な点は多いですがこのようなあたりは発達障害を引き起こす1つの原因になるのではないかと言われています。

発達障害のまとめ

発達障害についてはいろいろな意見があるのですが、まず知っておきたいのは「育て方」や「家庭環境」が問題というわけではなくあくまでも脳の障害です。

軽度から重度までその子供によっても異なりますし、普通に生活をしていくこともできるでしょう。

しかし、社会性などに関しては欠如をしてしまうことも考えられますので大人になるまでに本来は気づいてあげるほうが将来的には良いのかもしれませんね。

最近は発達障害と診断をされ保育園、幼稚園や小学校に通いながら放課後にサポートをしてくれる教室などへ通う子供も多くなっています。

結果的にグレーゾーンと呼ばれていた子供たちは社会には普通に出ていくことができている事例もありますのでNPO法人などが実践をしているような発達障害者向けの教室はとても人気があるようです。

送迎サービスや土日など休みに日に外出支援をしたりすることも多いので地道にその子供のペースに合わせて対応をしてあげることが重要になるようですね。

 

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taka管理者 taka

投稿者プロフィール

元保育士でこのサイトの管理者をしているtakaです。
認可保育園はもちろん、認可外保育園の立ち上げや集客、営業などをやってきた異色の男性保育士。

保育園の主任、副園長、幼児教室でのエリアマネージャーなどを歴任して今は保育コンサル、保育組織改善、子育て相談に子供関係の仕事と、WEB関係でホームぺージ作成などの仕事をやっています。

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