感染症一覧を紹介 保育園への出席停止期間を知っておこう

感染症一覧と呼ばれるものがあることをご存知でしょうか?

子育てをしていくなら知って起きたいのですが、子どもの病気を一言で言ってもいろいろな病気があります。

その中でも感染症と呼ばれるのは「人に感染する可能性のある病気」という認識になりますので、気を付けましょう。

自宅へいるならばお母さん、お父さん、兄弟、姉妹など同居をしている人が感染しないようにしなければなりませんし、保育園や幼稚園へ通っているならば出席停止期間が終わるまでは保育園へ行ってはいけません。

そのあたりは病院の先生に確認をすればよいのですが、子どもを持つ親としては知っておきたいポイントといえます。

 
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感染とは?発病とは?

乳幼児がかかりやすい病気の中で、最も多いのが感染症です。感染症には、風邪などの身近なものから命にかかわるようなものまで色々あります。
その中でもいろいろな言葉がありますので、まずは知っておきたい感染(かんせん)と発病(はつびょう)について書いていきましょう。
・感染(うつる)とは
病原体(細菌やウイルスなど)が体の中に入り込むことをいいます。

そのまま病原体が消えていくこともあれば、人の体に影響を与えることなく共存し続ける場合もあります。

・発病(病気になる)とは
体内で病原体の数が増え臓器や組織を破壊し始めると、体にはさまざま異常(症状)が生じます。

病原体について

感染症を引き起こす場合はいろいろな病気の元となる病原体は存在をします。

いろいろな種類がありますので紹介をして言きましょう。

・細菌

栄養素さえあれば自分で増えることのできる病原体と言われています。

しかし、抗生剤という特効薬もありますので感染をしたらすぐのに病院へいきましょう。

細菌性の病気は主に、サルモネラ菌などによる食中毒、腸管出血性大腸菌感染症(0157、026など)、溶連菌感染症、百日咳、とびひ、結核などです。

・ウィルス

他の生物の細胞に入り込まなければ増えることのできない病原体です。

ウィルスの場合は細菌のように特効薬はありませんでしたが、最近では高いウィルス剤がありますので病院ですぐに調べてもらいましょう。

ウィルスの主な感染症は、麻疹(はしか)、水痘(水ぼうそう)、風疹、流行性耳下腺炎(おたふく風邪)、手足口病、インフルエンザ、咽頭結膜熱(プール熱)、ウィルス性肝炎(A型、B型、C型)、突発性発疹症、伝染性紅班、突発性発疹、感染性胃腸炎(ノロ、ロタ、アデノ)、RSウィルス感染症など。

もちろん体の中の免疫機能が体を守ろうと働いてくれます。

免疫は体の中へ侵入をしてきた病原体を体の外へ追い出そうとする働きをしてくれる大事な機能ですが、すべてに持っているわけではないため予防接種をして免疫機能を作ります。

感染経路と分類

このような感染症にかかる際には必ず、感染経路と呼ばれる病気になる道があります。

感染するまでには3つの経路があると言われており「空気感染」「飛沫感染」「接触感染」になります。

・空気感染

微小粒子(直径5μm未満)を吸い込むことで感染するのが空気感染となります。

粒子は空中に長く浮遊して、複数の部屋に拡がりますね、麻疹(はしか)、水痘(水ぼうそう)、ノロウイルス腸炎、結核などが代表的な病気です。

・飛沫感染

咳・くしゃみ等の口からまき散らされる飛沫粒子(直径5μm以上)を吸い込むことにより感染するのが飛沫感染となります。

粒子は水分を含んでいるため1~2メートルしか飛ばないという点は空気感染の病気と異なる点です。

インフルエンザ、RSウイルス感染症、肺炎、風邪、結核などです。

インフルエンザの予防でマスクをするのは、自分自身が感染をしないためと相手にくしゃみなどをして感染させないようにするためですね。

・接触感染

指、食品、器具などを介して伝播する。最も頻度の高い感染症です。

(1)経口感染 ・・・腸管出血性大腸菌感染症、ノロウイルス腸炎、ロタウイルス腸炎、

手足口病、A型肝炎など

(2)創傷感染 ・・・B型・C型肝炎、エイズ、手足口病など

(3)経皮感染 ・・・日本脳炎、マラリアなど

感染症一覧

感染症にはいろいろな種類があるのですが、保育園では多くの子ども達が生活をともにするため、集団感染の危険性も高く、二次感染を起こしやすい環境といえますね。

もちろん保育園へ通っていなくても人込みなどへでかけると必ず病気を持っている人とすれ違いますし、家族の誰かが感染をしている可能性もあることから100%防ぐということは不可能と思っておきましょう。

ちなみに保育園は児童福祉施設であり学校ではありませんが、保健管理は学校保健法が適用されています。

学校保健法の学校伝染病とは?

学校に通う子どもたちと教職員の健康を守り、学校教育を円滑に実施するため定められた「学校保健法」という法律があります。

学校とは「学校教育法」で定められた幼稚園から大学(盲、聾、養護学校を含む)を言います。

そのため保育園も感染症対策は「学校教育法」に準じると言われていますね。

これが学校伝染病と呼ばれるものなのですが、「学校は集団生活の場であり、子どもたちの健康に教育を受けるためにも、感染症の流行を予防することが重要」という考えから作られています。

 

  病名 病原体 感染経路 潜伏期間 出席停止機関 主な症状 
第一種 エボラ出血熱 ウィルス 血液・体液 2~ 21 日 治癒する迄
クリミヤ・コンゴ ウィルス        
ペスト ペスト菌 飛沫感染 2~6日 治癒する迄
マヘルブルグ病 ウィルス 血液・体液 3~9日 治癒する迄
ラッサ熱 ウィルス 血液・体液 6~ 21 日 治癒する迄
ポリオ ウィルス 経口感染 2~ 12 日 治癒する迄
コレラ コレラ菌 経口感染 ~3日 治癒する迄
細菌性赤痢 赤痢菌 経口感染 1~5日 治癒する迄
ジフテリア ジフテリア菌 飛沫感染 2~7日 治癒する迄
腸チフス・パラチフス チフス菌 経口感染 1~2週間 治癒する迄
第二種  

インフルエンザ

ウィルス 飛沫感染 1~2日 発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後3日を経過するまで 突然の高熱、頭痛、全身のだるさ、関節・筋肉痛。乳幼児は年長者ほど症状がはっきりしないことがおおい
百日咳 百日咳菌 飛沫感染 6~ 15 日 特有の咳が消失するまで、また5日間の適正な抗菌薬療法が終了するまで コンコンという短く激しい咳が続く
麻疹 ウィルス 飛沫感染 10 ~ 12 日 解熱後3日 数日の高熱→一旦下がり再び高熱→全身に発疹。
目やに、激しい咳。肺炎・中耳炎・脳炎などに注意
流行性耳下腺炎

(おたふくかぜ)

ウィルス 飛沫感染 14 ~ 24 日 耳下腺、顎下腺又は舌下腺の腫脹が始まった後5日を経過し、かつ、全身状態が良好となるまで 耳下腺(耳の後ろ)の片方か両側が腫れる。頭痛・嘔吐に注意。微熱
風疹(三日はしか) ウィルス 飛沫感染 14 ~ 21 日 発疹の消失 発熱、全身に真っ赤な発疹、耳の後ろのリンパ節の腫れ
水痘(水ぼうそう) ウィルス 飛沫感染 11 ~ 20 日 発疹の消失 約半数が発熱。全身に赤く小さな発疹→水を含んだ水疱→黒いかさぶた→むけ落ちる
プール熱 アデノウィルス 飛沫感染 5~6日 主症状の消失 高熱、目やに、なみだ目、結膜の充血、のどが赤くなる
結核 結核菌 飛沫感染 一様で 医師の判断 初期は自覚症状なし。X線で発見されることが多く、疲労感、寝汗、微熱、体重減少、肩こり、咳、たん
第三種 腸管出血性大腸菌感染症 ベロ毒素産生性

大腸菌(O157)

経口感染 4~8日 医師の判断 激しい腹痛、水溶性の下痢、嘔吐、吐き気
流行性角結膜炎 アデノウィルス 接触感染 1週間以内 医師の判断 眼の異物感、涙が良く出る、目ヤニ、結膜の充血
急性出血性結膜炎 エンテロウィルス 接触感染 24 ~ 36 時間 医師の判断 眼の痛み、きつい充血、出血してくる
ウィルス性肝炎 ウィルス 経口感染 4~7週間 医師の判断 感染する肝炎により異なる
ヘルパンギーナ コクサツキーウィルス 飛沫感染

(時に経口)

2~7日 医師の判断 高熱、口の中の痛みと口の中の水疱性発疹
溶連菌感染症 a型溶血性連鎖球菌 飛沫感染 2~4日 医師の判断 高熱(39℃)、発疹、扁桃の発赤、のどの奥の小さな水疱瘡
乳児嘔吐下痢症

(ロタ)

ロタウィルス 経口感染 1~3日 医師の判断 発熱、腹痛、下痢、嘔吐、便が白くなる
感染性胃腸炎

(ノロ)

小型球形ウィルス 経口感染 1~3日 医師の判断 発熱、腹痛、下痢、嘔吐
マイコプラズマ肺炎 マイコプラズマ 飛沫感染 2~3週間 医師の判断 発熱、乾性の激しい咳が続く、のどの痛み、胸部のレントゲン陰影
その他 突発性発疹 ヒトヘルペスウィルス6型・7型 飛沫感染 10 ~ 14 日 医師の判断 高熱(38~39℃)、解熱後体に発疹
ヘルペス性歯肉口内炎 単純ヘルペスウィルスⅠⅡ 飛沫感染 6~8日 医師の判断 口の周りに水泡の発疹
重症のとびひ 黄色ブドウ球菌溶連菌 接触感染 2~ 10 日 医師の判断 水ぶくれやかさぶたなどが皮膚のあちこちにできる
RSウィルス パラミクソウイルス科に属するRNAウイルスの一種 飛沫・接触 2~8日 医師の判断 発熱、鼻水、咳、喘息、呼吸困難
伝染性紅班

(りんご病)

ヒト パルボウイルスB19 飛沫感染 10~20日程度 医師の判断 両頬が少し盛り上がった網目模様の発疹、手足に網目模様の発疹、発熱
マイコプラズマ感染症 飛沫感染 2~3週間程度 医師の判断 発熱、乾性の激しい咳が続く、のどの痛み、胸部のレントゲンの影

これが感染症一覧となっていますので、感染症について知りたいという場合には参考にしてください。

乳児がかかりやすい病気

この中でも特に乳幼児がかかりやすいと言われている病気について紹介をしていきます。

RSウィルス感染症

通常冬から初春にかけて流行します。

主にくしゃみ、咳による飛沫感染と汚染された分泌物による接触感染で感染をしますね。

潜伏期間は2~8日。

<症状>
RSウイルスは全ての年齢の人に急性の呼吸器疾患を引き起こします。

乳児では重症になりやすく、生後3ヶ月以内の乳児では死に至る場合もありますので注意をしましょう。

腸管出血性大腸菌感染症

O157、O26 などベロ毒素を産生する病原大腸菌です。

汚染された飲食物を介する接触(経口)感染します。

潜伏期間は1~14日(主に3~4日)

<症状>

水様性下痢、次第に頻回になり血便になる。腹痛や発熱を伴う場合もあり。

HUS(溶血性尿毒症症候群)急性腎不全などを起こす。O157 の場合10%に合併します。

死亡率1~5%と可能性がありますので注意をしなければならない病気です。

溶連菌感染症

溶連菌という細菌がのどに感染して起こります。

主に鼻水、唾液による飛沫感染。

潜伏期間は1~4日

<症状>

熱が出て、のどの痛み真っ赤になります。舌はイチゴのようになり、体や手足に発疹が出ることが比較的多くみられます。

治療は抗生剤を10 日間飲みます。薬をちゃんと飲まないと再発したり、リウマチ熱や腎炎を起こすことがあります。

そのため、薬は指示どおりに飲むことが大切です!

手足口病

エンテロウイルスによる感染症です。

主に飛沫感染と便からの接触(経口)感染。

潜伏期間は2~5日。

<症状>

主な症状は、手のひら・足の裏・口の中に水泡ができますが、無症状の場合も多くあります。

無症状の場合でも感染性はあります。無菌性髄膜炎の合併に注意が必要です。

ウイルス性胃腸炎

ロタウイルス、ノロウイルス、アデノウイルスによる感染症です。

汚染された飲食物を介する接触感染とノロウイルスでは空気感染。

潜伏期間は1~3日。

<症状>

ロタウイルスは嘔吐から始まり、頻回の下痢に移行します。

感染しやすく集団感染を起こしやすいと言われています。

ノロウイルスはロタウイルスと比べ症状が軽いですが、急速な脱水に注意をしましょう。

ヘルパンギーナ

夏に多く、主にコクサッキーウイルスによる感染症です。

主に飛沫感染と便からの接触(経口)感染。

潜伏期間は2~7日。

<症状>

3日前後の高熱と、のどの奥に特徴的な水泡ができます。

痛みがありものを飲み込む時がつらくなります。

プール熱(咽頭結膜炎)

アデノウイルスによる感染症で、咽頭結膜炎のことです。

通常は飛沫感染と結膜などの分泌物や便からの接触感染しますが、プールで感染することもあるのでプール熱とも言われます。

潜伏期間は5~6日。

<症状>

39~40℃の高熱が5日間程度続き、のどが赤くはれて痛みます。

白目の部分が赤く充血します。咳・腹痛・下痢症状もでてきます。

感染力が強く注意が必要ば病気です。

ウィルス性胃腸炎、手足口病、ヘルパンギーナ、プール熱(咽頭結膜炎)は、嘔吐や意識の異常を伴う場合がありますので注意が必要です。

また、症状が消えてからもウィルスは便の中に2~数週間は含まれますのでおむつ交換には注意をしましょう。

感染症の予防方法

もちろん感染症にはかからないことが一番良いのですが、100%防ぐことは不可能となりますので日ごろから予防をしていくことが重要となります。

そのため、体調がすぐれないときや感染症後は気を付けておきたいポイントといえますね。

すべての共通をしていることは手洗いとうがいです。

適切に手を洗うことによって、手に付いているウイルスや細菌などを洗い流すことができますので予防の基礎は「手洗い」ですよ。

感染症にかかる原因は、病原体が人の体に感染経路を通って侵入し病気を引き起こすことです。

この3つ対策をすることにより未然に防ぐことができる可能性が高まります。

1,感染源への対応

感染している人(ウイルスや細菌を伝播する可能性のある人)を隔離する、または感染源で汚染されたものを消毒します。

感染症の原因となる微生物を含んでいるものが感染源

・排泄物(嘔吐物・便・尿など)

・血液・体液・分泌物(喀痰・膿など)

(※素手で触らず、必ず手袋を着用し、手袋を外した後は必ず手洗い、手指消毒をする)

・使用した器具・器材(刺入・挿入したもの)

・上記に触れた手指で取り扱った食品など

2,抵抗力の強化

日ごろから食事、睡眠などを十分取り、運動をしたり、薄着の習慣など健康管理を行うことで抵抗力を強化したり、予防接種により人工的に免疫をつけることです。

予防接種は、予防が難しい飛沫感染や空気感染するものに有効なものもあり、命に危険を及ぼすような重症になりやすい感染症予防には大変有効です。

3,感染経路の遮断

口から病原体が侵入する経口感染症は、飲食物の衛生管理や手洗いの励行など衛生習慣を身につけることで予防が可能です。

患者の咳やくしゃみ等により空気中に病原体をまき散らし、他の人がそれを吸い込むことで侵入する飛沫感染や空気感染は、患者との接触や人が多く集まる場所を避けることや、マスクなどを使用することである程度の予防が可能です。

感染経路遮断の3つの考えは「持ち込まない」「拡げない」「持ち出さない」です。

予防接種

予防接種には定期接種と任意接種がありますが、感染すると重症化する可能性のある病気は予防接種を先にしておくほうが良いでしょう。万が一感染をしても症状が軽く済む場合もあるためです。

・定期接種

国がぜひ必要な接種としています。これは接種を強制しているのではなく、保護者が接種の意義を理解して受けるように努める予防接種です。(努力義務)

予防接種を受けずにいると感染性は高くなり、感染すると場合によっては命にかかわることもあります。

また、かかったことで周囲に病原体を広げ、感染者を増やすことになります。

未接種の子どもには、その子のためにも、また他の子のためにも予防接種を早めにうけるように保護者に働きかけて下さい。

・任意接種

「定期接種」以外の予防接種、あるいは定期接種で決まられた一定の期間の範囲外に行う予防接種のことで、本人あるいは保護者などの希望で行われるものです。

水ぼうそう、おたふくかぜ、インフルエンザなどが代表的です。

予防接種後に、ワクチン液の成分による反応で、発熱や注射した部分の腫れ、しこりなどが出ることがあります。

保護者には副反応を防ぐためにも子どもの体調をよく観察した上で予防接種を受けるように説明が必要です。

 

 

 
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