5歳児の特徴は遊びが広がる【保育は年長児の自覚と小学生へ進学】

5歳児の特徴は遊びが広がる【保育は年長児の自覚と小学生へ進学】
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5歳児の特徴と発達はわかりますか?

保育園や幼稚園でも一番上の年齢となり、3月になると卒園、卒業となる年齢となっていますね。

私も保育士としていて2回担任として持ったことがあるのですが、保育園でもこの年齢の担任ができるというのはとても特別な年齢となっていますし、持ちたくても持てない年齢。

園長先生からも選ばれて担任になる人ですし保育力もなければなかなか持たせてもらえないです。

そんな5歳児は行事などもたくさんあり大変な年齢ですが、保育士ならば一度は持っておきたい年齢であり卒園をさせるという大事な道のりがあるものとですね。

この記事では5歳児の発達と特徴について書いています。どんなことができるのか?また、どんなところに保育のポイントを置くべきかが分かります。



5歳児の特徴は遊びが広がる【保育は年長児の自覚と小学生へ進学】

5歳児の特徴は遊びが広がる【保育は年長児の自覚と小学生へ進学】5歳児の保育とはとても大変で保育が難しい理由はいろいろとあるのですが就学を控えておりそこへ向けてしっかりと成長をさせていく必要があると言うことです。

そして、卒園児ということで行事もすべて最後のトリをつとめることになりますのでしっかりと仕上げなければなりませんし、お泊り保育など5歳児独特のイベントが多いのも特徴となっていますね。

そんな保育園でも一番上の年齢である5歳児の発達や特徴についてまとめていきます。

5歳児の発育を紹介【身長と体重はどれくらい】

5歳児になると保育園に0歳児からきている子供がいるととても懐かしく感じるのが印象となりますね。

この時期になると体重は生まれたときに5倍を超えるようになり、身長は2倍で6頭身となります。

脳の重さは出産時の3倍半の1300gとなることから大人の脳の90%に近い重さとなるのも特徴です。

また、歯もほとんど生えそろってくる年齢なので3歳のころには乳歯が20本程度生えそろうという感じなのですが、6歳ころになると歯が抜けだして永久歯に生え変わる時期でもあります。

そのため3歳ごろからの葉のケアがとても大事と言われているのはそのためですので、5歳児になると歯の抜けている子供が多いのが特徴といえますね。

歯が抜けるのは個人差も大きく、月齢差もありますが早い子供だと6歳になることが目安になってきます。

遊びが集団で楽しめる?5歳児の特徴と発達【保育も面白い】

遊びが集団で楽しめる?5歳児の特徴と発達【保育も面白い】では、具体的な5歳児の特徴について書いていきます。

0歳児から5歳児まである年齢の中でも最も難しいと言われている5歳児の保育ですが、難しい理由にはできることも増えていますし小学校へ向けて生活習慣の完全な自立をしていかなければならないと言うこともあるからです。

その特徴についてかいていきましょう。

5歳児は保育所保育指針になると「おおむね6歳」という年齢区分になりますのでそちらに合わせて紹介をしていきます。

おおむね6歳が5歳児の特徴【発育はどのように伸びる?】

全身運動が滑らかで巧みになり、快活に飛び回るようになります。

これまでの体験から、自信や予定や見通しを立てる力が育ち、心身共に力があふれ、意欲が旺盛になる時期でもあります。

仲間の意思を大切にしようとし、役割の分担がうまれるような協同遊びやごっこ遊びを行い、満足するまで取り組もうとします。

様々な知識や経験を活かし、創意工夫を重ね、遊びを発展させる力をもっています。

思考力や認識力も高まり自然事象、文字への興味や関心も深まっていきますので文字を覚えて書いたり読んだりする際には最適な年齢といえます。

身近な大人に甘え、気持ちを休めることもあるが、様々な経験を通して自立心が一層高まっていきます。

協同遊びとは?

協同遊びという言葉がこの発達の記事を書いていると初めて出てきたので紹介をしていきましょう。

協同遊びとはその字の通りでみんなで協力をして遊ぶ時期のことをいいます。

これは4歳児の後半から徐々にみられるようになり5歳児になると当たり前のように出てくる遊びとなっています。

どんな遊びになるかというとみんなで一緒におしゃべりをしながら泥団子を作ったり、おままごとで担当がでてくるのもこの協同遊びの特徴といえます。

他にもクラス全員でドッヂボールを楽しんだり、鬼ごっこを楽しんだりできるのもこの年齢になりますので先生も一緒になって思いきり遊べる年齢といえます。

巧みな全身運動

6歳を過ぎると、身体的な成熟と機能の発達に加えて年長としての自覚や誇りをもった姿が見られるようになります。

全力で走り、跳躍するなど快活に跳びまわり自信をもって活動するようになります。

全身運動がなめらかになり、ボールをつきながら走ったり、跳び箱を跳んだり、竹馬に乗るなど様々な運動に意欲的に挑戦するようになります。

同時に細かな手の動きが一段と進み、自分のイメージしたように描いたり、ダイナミックな表現とともに細やかな制作をするなど、様々な方法で様々な材料や用具を用いて工夫して表現することを楽しみます。

子供の表現には、子供の内面の成長や心の豊かさが現れ、1つの表現がさらに表現しようとする意欲を高めていきます。

自主と協調の態度

このころになると、仲間の意思や仲間の中で通用する約束事が大事なものとなりそれを守ろうとします。

ごっこ遊びを発展させた集団遊びが活発に展開させた集団遊びが活発に展開され遊びの中で役割が生まれます。

子供はその役割を担うことで、協同しながら遊びを持続し、発展させていきます。

また、子供はごっこ遊びの中で手の込んだ流れと様々な役割を考えだし、遊びはより複雑なものとなっていきます。

そして、こうした遊びを試行錯誤しながら満足いくまで楽しもうとするようになります。

仲間の一員として認められ、遊びの楽しさを共有するためには持てる知識を総動員して創意工夫する主体的、自主的な姿勢や自由な発想が必要となります。

また、友達の主張に耳を傾け、共感したり意見を言い合うことともに、自分の主張を一歩譲って仲間と協調したり、意見を調整しながら仲間の中で合意を得ていくといった経験も重要となります。

6歳児は社会生活を営む上で大切な自主と協調の姿勢や態度を身に着けていく時期であり、こうした姿勢や態度が生涯にわたる人との関わりや生活の基礎となっていきます。

思考力と自立心の高まり

これまでの活動や経験を通して達成感や自分への自信を持つようになった子供は、様々なことに関心を示し、意欲的に環境に関わっていきます。

自らの言葉を使い文字を書いたり、読んだりする姿も見られ、社会事象や自然事象などに対する認識も高まります。

周囲の大人の言動についてもよく観察し、批判したり、意見を述べたりすることもあります。

また、自分自身の内面への思考が進み、自意識が高まるとともに自分とは異なる身近な人の存在や、それぞれの特性や持ち味などに気づいていきます。

こういった成長により、「大人っぽくなった」という印象を周囲に与えます。

時には身近な大人に甘え、気持ちを休めたり吸うrこともありますが様々な対人関係の広がりから自立心が高まり、就学への意欲が期待に胸を弾ませます。

5歳児の反抗期の特徴!子育てしていて大変

実は5歳児に反抗期があると言われており、5歳児になるからこその反抗的な態度が見られるようになります。

その特徴というのは「言葉が巧みになっている」ことから親のいうこと、先生の言うことに対して口答えをしたり、無視をしたり、時には暴言や暴力など2歳児や4歳児の反抗期とは全く違う行動となります。

中間反抗期と呼ばれることもあり思春期のころの反抗期とは違っていますね。

もちろん一緒にいる先生や親からすると腹が立つほど言葉も巧みになっていますが、上手に話をしたり口答えをすると言っても生まれて5年です。

そのため、自分の思っていることがうまくいかない、何か納得のいかないことがあると他の人を攻撃して自分の精神的なバランスを取るようになります。

その反面男の子は言葉巧みになるのではなく、友達をいることを好むようになり大人に対して突っかかったりしてきます。

「わかってる!!」「うるさいな」「はいはいわかりました」など明らかに今までとは違う態度となり、友達と一緒にいることから友達の影響を受けやすい時期であるとも言えますね。

すぐに怒る、屁理屈を言う、癇癪を起したり怒ったりする、揚げ足を取る、などの行動が見られたら反抗期ですが子育てをしていると本気で腹が立つことも多いのは正直なところです。

愛情不足の子供の特徴とサイン!大人になると影響が出るので注意しよう

発達障害に注意

ただし、気を付けたいのは「こだわりが強い」「落ち着きがない」「注意が散漫である」「こだわりがある」「かんしゃくをよく起こす」など明らかに行動が気になるという場合です。

保育士をしていると一番最初に疑うのは「発達障害ではないか?」という点です。

特に最近はグレーゾーンと呼ばれる部類に入る子供も多いのでこの時期におかしいなと思ったら専門の先生や保育園にくる保健士さんなどに相談をしてみると良いかもしれません。

5歳児の特徴の理解が重要な保育のポイント

5歳児の特徴の理解が重要な保育のポイント5歳児の成長の中でポイントとなるのは「集団での活動」になります。

保育園の中でも友達を意識したり、友達と一緒にいろいろなことができる年齢はこの年齢だけといえますのでそこをポイントにしてすすめていきましょう。

クラス運営としてはグループ活動は必須となりますので日ごろからのクラス内でもグループをつくり集団活動の中でも考え方をしっていくべき年齢です。

また、保育園で年長クラスといえば小さな子供からの憧れの存在的なイメージとなります。

そのため、年長児としての自覚を持たせることや保育園内のお手伝いをさせることなど日ごろからいろいろな経験をさせて小さな子供に対して優しく接することができるようにすすめていきましょう。

就学を意識して保育を進める

5歳児の担任になると考えなければならないことは小学校への進学となります。

保育園でも幼稚園でも5歳児はどちらかといえば遊びの要素が強くなりますが、小学校へ行くと勉強という形になります。

そのため、保育園の年長を卒園するまでに40分間座っておける力を身に付けておかなければなりません。

学校の1時間の授業時間は40分が目安となりますのでその時間内は座って勉強ができるようにすすめておくべき年齢といえますね。

また、ひらがなも最近は年長で勉強をしてくるのは当たり前になっているようです。

昔は小学校へ入ってからひらがなを学ぶのは当たり前だったのですが、最近は40分間すわる練習をかねてひらがなの練習をしたりしますね。

鉛筆も正しくもって描けるようにしてあげると良いでしょう。

→ 基本的生活習慣の5項目とは?小学校にまでの幼児期に確率したい習慣

制作は複雑なものでもできる

もちろん制作をつかって長い時間を集中させても良いでしょう。

5歳児になるとその日に完成をしなくても3日間かけて作るものでもしっかりと覚えているものです。

例えば絵具を重ね塗り指しても面白いですし、はさみでこまかくいろいろな材料を切って絵画にしても良いでしょう。

季節ごとにはさみ、のり、などいろいろな道具を入れる制作を取り入れましょう。

私はわざと細かな作業が必要なものをさせたりして椅子に座ることを意識させていました。

また、小学校になるとお昼寝など睡眠はとらずに一日を過ごすことになりますので保育園の考えによりますが春の時点でお昼寝をなくす場合もありますし、夏の暑い時期を超えたらお昼寝を無くす保育園も多いです。

睡眠は夜だけでも十分もつ体力がついてきます。

5歳児の遊びは集団遊びがおすすめ【ルールが理解できる】

遊びに関してはルールのある遊びをみんなで協力すると言うことができます。

そのため、サッカーやドッヂボールを取り入れることも多いですし私はグループ対抗で大縄跳びをして毎日どこのグループが勝つのか?なんてことをやっていました。

いつも負けるチーム、勝つチームが出てくるのですが、負けるチームはみんなでどうやれば勝てるかということを相談したりして面白かったです。

他にも室内だと、ハンカチ落としやフルーツバスケットなどいろいろな遊びができますし、私は猛獣狩りをして楽しんでいました。

行事は感動を取り入れよう

運動会も発表会も最後になる年齢ですので、大きくなってできることを取り入れましょう。

運動会だと組み立て体操やソーラン節などは定番ですし保育園によってはマーチングを取り入れるところもありますが親も感動できる内容にしたいものですね。

発表会は本格的は劇遊びも楽しめますのでセリフや流れをしっかりと取り入れましょう。

私はピアノも自分で弾いて「王様の耳はロバの耳」をしましたがかなり長いセリフでも言えるように持っていきました。

5歳児だからこそできるように持っていきたいものですね。

→ 保育園発表会の歌と劇 ダンスの年齢別アイデア!ねらいと衣装を解説

5歳児の特徴と発達のまとめ【遊びが広がり年長としての自覚がでる】

5歳児の特徴と発達のまとめ【遊びが広がり年長としての自覚がでる】保育園や幼稚園では一番上の年齢になりますのでとても責任も重いクラスとなります。

そのため、ベテランの先生や3年目の先生を抜擢したりすることもありますがある程度保育経験がないと運営は大変なクラスです。

さすがにこの年齢になると子供も先生のことを見透かしますので自信がない先生だとなめられてしまい保育になりませんし、場合によってはクラス崩壊になる可能性もあります。

子供たちの性格や特徴も把握して適任となる担任を指名したいものですね。

もちろん責任は重いですが、持ってよかったと思える最高の学年であることは間違いないですし保育士冥利に尽きる年齢ですのでもし任されたら全身全霊で頑張っていただきたい年齢です。

私も今でも5歳児の保育は大変だったけれども面白かったなというのが正直な感想ですのでプレッシャーを感じながらもたのしみましょう。

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